IA800
MaxiSys ADAS OPTION
容易にフレーム設置ができ
作業効率が大幅に向上
カメラやセンサーなどが装着された部位の部品交換を行なった時に必要となるのが、機能調整作業(通称エーミング)。オーテルではこれをADASキャリブレーションと呼んでいるが、その作業において必須となる整備機器がマキシシスADAS。
今回そのオプションとして登場したIA800は、6つの高解像度カメラと、ホイールに装着するクランプ付きターゲットにより迅速にフレームの設置ができ、すぐにキャリブレーション作業を行なえるもの。6つのカメラから発する光を各ホイールに取り付けたターゲットに反射させることで正確な3次元計測が可能となっている。ADASキャリブレーションにおいて重要になるのが、正しい位置、距離にターゲットを設置することだが、それが容易になったことで効率的に作業ができるように進化したということだ。
これに合わせて故障診断機であるマキシシスもさらなる進化を遂げており、マキシシス909、マキシシス919、マキシシスウルトラの3機種がリリースされている。いずれも従来モデルよりも高機能となり、コーディングなどの処理速度も向上。各オプションと組み合わせることでオシロスコープなども使えるので、忙しい整備の現場において心強い味方になってくれることは間違いない。現代のクルマは快適で安全で高機能だが、それに合わせて整備機器も大きな進化を遂げている。それに対応した修理工場選びも今後は重要になってくるだろう。
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