【ドイツ車に強い! 頼れる修理工場 vol.1】DSG&Sトロニックの分解修理を確立/うしぶせ自動車
フォルクスワーゲンやアウディに搭載されるDSGやSトロニックというトランスミッション。近年この不具合が多発しているが、それを分解修理で直してくれるのがうしぶせ自動車。その整備実績は日本一と言っても過言ではない。
日本全国から修理依頼が
殺到している人気のお店
本誌やジャーマンカーズ公式ウェブサイトでも大きな反響を呼んでいる、DSGとSトロニックの記事。それだけ多くのユーザーがトランスミッションのトラブルで悩んでいるということなのだろう。
うしぶせ自動車にはじめて訪れたのは2019年のことだった。当時、フォルクスワーゲンやアウディのトランスミッション不良が多発しており、ディーラーではミッションごとのASSY交換が基本。その費用が高額であるため乗り続けるのを諦めてしまうユーザーが多かった。
そんな状況を打破したのが静岡県沼津市にある、うしぶせ自動車。当時はトランスミッションが壊れたら新品交換しかないというのが業界の認識だった。それを覆し、分解修理を確立できたのは、代表である河田氏の研究に加えて、パーツ確保のための道を切り開いたことが大きい。現在でも、コロナやウクライナ問題で輸入車用パーツの入手に時間がかかる場合があるが、新たに独自のパーツルートを確保。これまでと変わらない体制で修理を行なってくれるというから心強い。もちろんトランスミッションだけではなく、一般整備、車検なども迅速に対応。自社でトランスミッションを修理したフォルクスワーゲンやアウディの中古車販売は人気を博している。「ユーザーさんが悩んでいることを解決するのは簡単ではないんですけど、必ずどこかに答えがあってそれを達成できた時が楽しいんですよね。小さなサービスであってもユーザーさんが喜んでくれたら、私も嬉しいです」と語る河田氏。ドイツ車を維持していくうえで、実に頼もしい存在だ。
現在でも多く発生している
DSGとSトロニックのトラブル
DSGやSトロニックを大きく分けると、乾式と湿式があり、さらに乾式にも第1世代と第2世代があるなど、様々なタイプがある。トラブルパターンとしては、クラッチの磨耗によるジャダーの発生、突然クルマが動かなくなる、異音の発生、ミッション本体からのオイル漏れなど。同社は同業者も頼りにするほどトラブルパターンを熟知している。
乾式の7速タイプにおけるトラブルパターンは4つとのこと。まず1つめが、メカトロニクスと呼ばれるコンピュータユニットの不良、2つめがクラッチ不良、3つめがフライホイールの不良、そして4つめがミッション内部にあるベアリングの破損などが挙げられる。最近ではアキュームレーターやコンピュータ本体、クラッチの磨耗などが原因であるケースが増えているという。
修理に必要となる部品や特殊工具を
独自のルートで確保する
DSGやSトロニックの修理に関しては、部品が揃うだけでは修理できない。分解や組み付けを行なう時に必要となる特殊工具や手順、作業方法などの知識が重要となるためだ。消耗部品については独自のルートを開拓しており、輸入部品の調達に時間がかかると言われる今でも、通常通り作業してくれる。基本はクルマを持ち込んでの整備になるが、まずは一度問い合わせをして相談してみよう。
部品の入手や専用工具、コンピュータ診断機などの設備はもちろん重要だが、加えて、熟練のメカニックが在籍していることも、うしぶせ自動車の強み。DSGやSトロニックの整備実績は日本一とも言えるほど豊富であり、トラブルも熟知している。
コンピュータ診断機を完備しているので、高年式モデルの整備にも対応。部品の調達にも長けていて、トランスミッションに関しては独自のルートを開拓。確かな技術で修理してくれる。
分解修理が可能になったことで
愛車を諦めずに乗り続けられる!
トランスミッションは大物整備のひとつであり、基本的には新品交換が推奨される中で、それよりもリーズナブル、かつ確実に修理してくれるうしぶせ自動車の存在は大きい。ディーラーでは新品交換となるので、整備の見積もりを見ると乗り続けるのを諦めたくなってしまうと思う。だが、思い入れのある愛車であるならば、修理という選択肢を覚えておいてほしい。うしぶせ自動車ならその期待を裏切ることなく、確実な整備で愛車を復活させてくれる。
うしぶせ自動車
DSGやSトロニックなどのトランスミッションは現品修理が基本だが、リビルトパーツとしてのトランスミッションも用意しているので迅速な対応が可能となっている。
うしぶせ自動車では自社でトランスミッションを修理したアウディやフォルクスワーゲンの中古車を販売している。壊れるとやっかいなトランスミッションの心配を解消できることで安心して購入できるため人気のサービスとなっている。