ヤングクラシックから
近年モデルまで幅広く対応
ガレージENZOは、空冷ポルシェや角目世代のメルセデス、さらにはフェラーリなどのスーパーカーまでクルマ好きには堪らない希少車を扱うショップ。ショールームにはポルシェやメルセデスファンに人気の希少モデルが並べられており、見に行くだけでも楽しくなってしまうほど、ヤングクラシックファンにとって見逃せないショップとなっている。
そんな希少モデルを扱っていることもあって、自社工場にもマニアックなクルマが入庫してくる。空冷ポルシェがそのひとつであり、エンジンからトランスミッション、足回りに至るまできっちりと整備できる環境とメカニックが揃っている。
もちろん近年のモデルにも対応。各メーカーのコンピュータ診断機や各種テスターを完備しているので、コーディングなどの作業も自社で完結できる体制が整っている。
希少なヤングクラシック世代のモデルとは全く異なる整備アプローチであっても基本的なスタンスは同じだという。例えば、コンピュータ診断機でエラーコードが出た箇所が必ずしもトラブルの原因とは限らず、そのエラーコードに関わる別の箇所が本当のトラブルの原因だったりすることもあるのだ。そこを見極めるのがメカニックとしての経験と知識。ガレージENZOに在籍するメカニックはベテラン揃いでありながら、現代の整備にもしっかりと対応している。だからこそ、多種多様なクルマが入庫してきてもそれに対応できるのである。
工場長の福島氏に近年のドイツ車メンテナンスについて聞いて見るとバッテリーの重要性について教えてくれた。
「ここ10年ほどでドイツ車を取り巻くメンテナンスの環境は大きく変わってきました。コンピュータ診断機は昔からありましたが、その活用方法が多岐に渡っており、点検はもちろん部品を交換した際にもリセットなどのコーディング作業が必要になります。また、近年ではバッテリー交換の重要性が高まっていますね。車検ごとの交換が推奨されていますが、質の悪いバッテリーをインターネットなどで購入されて失敗してしまうケースもたくさん聞いています。高度な電子デバイスを搭載した近年のドイツ車には値段だけではなく、高品質なバッテリーを選ぶことをお勧めします。弊社がVARTの正規販売代理店となっているのもユーザーさんに確かな性能を持つバッテリーを選んで欲しいという思いからなんです。部品についてもメーカーによって純正部品が入手しにくいケースもありますが、これまで工夫しながら色々とやってきました。その甲斐もあって今では幅広く対応できるようになりました」
希少車に対応できるというだけでも整備工場として魅力的なガレージENZOだが、多くのユーザーが安心してドイツ車に乗れるように幅広く対応してくれるのはいざという時にとても安心だ。中古車の購入から整備まで1つのショップで完結でき、地元のみならず県外から訪れるユーザーも多いというのも納得できる整備工場である。
現代のドイツ車に重要なバッテリーのメンテ
ヘッドライトの黄ばみを
除去するサービスが好評
油脂類も好みに応じてチョイスできる
希少車の販売も手掛ける
ガレージENZO
●所在地 : 茨城県牛久市柏田町3041-3
●TEL : 029-878-0911
●URL : http://www.enzo.co.jp/
●営業時間 : 10時〜19時(月〜土)
11時〜18時(日/祝祭日)
●定休日 : 年中無休