高い技術を最大限生かす
緻密な作業環境
大切な愛車だからこそ、新車時のような美しさを取り戻したい、新車であればその美しさを維持したいと思う人は多いはず。そんな想いを叶えてくれるのが、愛知県名古屋市にあるジェルーク。同社はこれまで多数のカーイベント出展車両を手がけてきた実績のあるショップである。
その特徴と言えるのが、最適な施工環境を作り出せること。代表の今井氏によれば、コーティング剤の効果や施工者の技術を最大限発揮するためには環境作りが重要と考え、ライティングから床材、温度や湿度の調整など細かく設定できる作りになっているとのこと。その言葉通り、一歩店内に入ればスタジオのような清潔な作業スペースが目に入ってくる。ここでボディコーティングやプロテクションフィルム、レザーコーティングなどの作業が行なわれる。
そして取材して感じたのは、手間を惜しまない姿勢。ユーザーの要望によってはエンブレムなどを取り外して磨き、ボディコーティングを施工。腐食しやすいアルミパーツや飛び石などのリスクがあるボディ、紫外線によって劣化しやすい樹脂パーツにプロテクションフィルムを貼るなど、手間と時間を惜しまずに美しく完成度が高いボディに仕上げてくれるのだ。これに最高の施工環境と、職人技術が加わることで高いクオリティを実現している。豊富な知識とドイツ車を中心とした高級車を扱ってきた実績、そして数多くのユーザーからの支持が、同社の信頼を裏付けていると言える。
専用ブースで１台ずつ施工
カーディティーリングに最適な環境
クルマ1台に付き1スペースの専用ブースを用意し、不純物が付着しない環境を整えている。また、こうした不純物が空気中に飛散しないよう床材にはタイルを使用している。こうした環境が整ってこそ、コーティング剤の効果を最大限引き出し、作業者にとってもストレスなく仕事に集中できることに繋がっているのだ。
作業内容によって照明を変更できる設計により
美しい仕上がりと高い完成度を実現する
ディコーティング時に使用する水は、ファクトリー内でろ過したものを使用。照明によるライティングも40種類以上で、車種や作業内容によって最適な環境を作り出せる設計になっている。さらに施工内容や使用するコーティング剤によって、温度や湿度を調整。美しい仕上がりと高い完成度を実現するために必要な環境がすべて整っているといえる。
手間がかかっても目指す
最高のクオリティ
腐食しやすいアルミモールだが、これにプロテクションフィルムを貼ることで紫外線からのダメージを軽減。このフィルムはボディやヘッドライトレンズにも貼ることが可能。ボディにおいては飛び石などからボディを守ることに繋がり、樹脂部分であれば劣化の進行を大幅に軽減することができる。またクラシックモデルはエンブレムの装着跡が残ってしまうが、これを取り外してボディコーティングを実施している（オーダー次第）。
From Jaloucr
ジェルーク
スタジオのようなきれいに整えられた作業スペース。柱がないこともポイントでスムーズな車両移動を可能としている。また、ボディコーティングは下地作りが重要だと言われている。、ジェルーク代表の今井氏は「コーティング前のクリーニング、適切なマスキング、研磨してはいけない部分の保護などを徹底しています。これに最高の施工環境、カーディティーラーの技術が加わることで別格の仕上がりになるんです」と話してくれた。
レザーシートや本革巻きステアリングなど、身体が触れる機会が多い部分は劣化や汚れが目立ちやすい。ジェルークではレザーコーティングの施工を行なっている。これにより、汚れの付着を防いだり、紫外線によるレザーシートの色褪せなどを防ぐことができる。
FACTORY DATA
ジェルーク
