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MEYLE -PD マイレから低ダストのブレーキパッドが登場! 利きは? ダストは? 実装着レポート

 ドイツの補修部品メーカーであるマイレ。定期的な交換が必要となる消耗品が数多くラインナップされており、対応車種も幅広い。そのマイレから低ダストタイプのブレーキパッドが登場! 実際に装着してのブレーキの利きやブレーキダストの発生状況についてレポートしよう。

ユーザーからの人気が高い低ダストブレーキパッド

 ブレーキパッドやローターは交換頻度が高く、重要なメンテナンスのひとつ。そのため純正以外にも様々なメーカーからブレーキパッドがリリースされているが、ユーザーからの人気が高いのが低ダストタイプ。ドイツ車のブレーキは高い制動力を得るためにパッドとローターを削りながら作動しているが、その代償としてダスト量が多いという側面がある。
 ダストの原因となるのは、スチール系繊維などの固くローターを削ってしまう材料で、これを多く含むほど制動力が高くフェードに強い特性となる。そのため、汚れが少ない低ダストタイプはある程度の性能低下は否めないというのがこれまでの認識であったが、近年では技術も進歩し純正同等の制動力を持つパッドが登場するなど状況は変わりつつある。そのひとつがマイレである。
 以前からマイレは補修用としてのブレーキパッド「ハイクオリティブレーキ」を用意するが、今回そのラインナップに低ダストタイプが加わった。低ダストタイプなので構成される素材の成分はこれまでと変わっているが、形状としてはほぼ同じであった。
 作業を行なったのはマイレの正規販売店、千葉県我孫子市にあるジースタイル。自社で様々な部品や整備機器などを輸入・販売していることもあり補修部品に対して豊富な知識と経験を持つプロショップである。
 サンプルカーはメルセデス・ベンツ先代型Aクラス。早速、マイレの低ダストブレーキパッドを装着することにした。作業は通常のパッド交換同様、スムーズに進んでいく。また、今回はブレーキローターも同時に交換している。
 テストとしては500㎞を走行してその違いを検証。まずはブレーキダストだが、見た目にも分かるくらいダスト量が抑えられており、指で軽く触るだけでも汚れがキレイになるので、これなら洗車もラクになるはず。そして、気になるのが制動力。ノイズやジャダーといったものはなく自然なブレーキタッチ。フィーリングにおいても純正同様に扱いやすいものであった。ブレーキパッド交換のタイミングがきたら、ぜひその違いを体感してもらいたい。

ブレーキパッド、ローター、パッドセンサーなどすべてマイレで揃えることができる

今回登場したマイレの低ダストブレーキパッドのフロント面は写真のような中央部分に色が付く。ちなみに、リア側の面は一般的なパッドと同じ。
ブレーキパッドを選ぶにあたって、多くのユーザーがリクエストするのが、低ダストタイプ。それだけドイツ車のブレーキダスト量は多いということだが、マイレに低ダストパッドが登場したことで選択の幅が広がっている。
パッケージは通常のブレーキパッドと同じだったが、中身は低ダストタイプ。パッドセンサーも同時に交換する。

ドイツ車のブレーキはパッドだけではなく、ブレーキローターも削ることで高い制動力を得ている。マイレではブレーキローターも幅広いラインナップで用意しており、今回のテストでもローターも新品に交換した。

ブレーキパッドとローターの交換は重要なメンテナンスのひとつ。

制動力に不満はなくダストも抑えられている!

Before

After

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイレの低ダストブレーキパッドを装着後にホイールに付着したダスト量を見てみると、装着前と比べて明らかにダストの量が抑えられているのを確認。これなら洗車もラクになるし、見た目にもいい。

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