補修部品に強いセントピアで聞いた「入手困難&定番交換パーツ」
物価高騰が叫ばれるいまこそ、ドイツ車に賢くリーズナブルに乗り続けたい。
そのためには、品質を確保した良質なパーツを、リーズナブルな価格で入手することが重要。
これを可能にしているのが、部品商社であるセントピアだ。
国内仕入れの純正品、海外仕入れの純正品、純正と同じOEMパーツ、品質確認済みの優良社外パーツ、主にこの4種類を扱っているのがセントピア。自動車部品の輸入商社であると同時に、オリジナルパーツの開発・販売なども手掛ける部品メーカーでもある。取り扱いパーツは、メルセデス・ベンツ、BMW&MINI、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェといったドイツ車をメインに、ボルボやプジョー&シトロエンなどのパーツも一部扱うこともある。
セントピアが販売しているパーツの特長は、品質を確保したリーズナブルな部品を輸入していること。いまや安いだけの部品はネットで簡単に探すことができるが、難しいのは品質を確保しているかどうかだ。何せ箱は同じでも中身は異なる部品ということも珍しいことではなくなっているのが現状であるため、ブランド名だけで品質の善し悪しを見極めることは不可能なことが多い。
セントピアでは、品質テストなどを行なった後、自社の基準にクリアしたものを輸入している。また、OEMが存在しないパーツや良質なものが無い社外パーツなどでは、純正品を勧めている。目先の部品代に捕らわれず、トータルで賢くドイツ車に乗ることができるパーツ提供を行なっているのだ。 近年では、紛争などの社会情勢の影響で、ディーラーでも入手しにくい部品が増えている。メルセデスのアドブルーヒーターなどがその最たる例となっているが、このような状況を打破するため、あらゆるルートを使って海外から純正品を輸入することでパーツを供給するということにも積極的に取り組んでいる。その信頼性の高さから、エンドユーザーはもちろん、プロの整備工場からも多くの依頼を受けているのがセントピアなのである。
アドブループレヒーター&ポンプ(M・Benz ディーゼルエンジン)
G350D、G400Dなど、高年式メルセデスのディーゼルエンジン搭載車には、尿素のアドブルーを使用して排気ガスのクリーン化を行なっている。このアドブルーを温めるヒータートラブルが多く発生しており、かつディーラーでは入手困難な状況が続いている。セントピアでは定期的な仕入れを可能にしている。
樹脂ホース(M・Benz 直4エンジン M271)
W203型CクラスやW212型Eクラスに搭載された直列4気筒エンジンがM271。このエンジンにおける弱点のひとつが樹脂ホースだ。吸気ホース、オイルライン、冷却ラインなどに樹脂ホースが使用されており、経年劣化や熱害などの影響で、割れや変形などを引き起こす。二次エアの吸い込み、オイル漏れ、水漏れなどが出る前に交換しておきたい。
リアのエアサスペンションバッグ(BMW F系モデル 5シリーズ)
F10&F11 型のBMW5 シリーズのリアに使用されているエアサス。その構成部品のひとつであるエアバッグは、経年劣化でのエア漏れが生じることが定番。交換費用が高額になるエアポンプの焼き付きを防ぐためにも、エアバッグのエア漏れは放置せず早期交換を行いたい。このエアバッグ、経験豊富な整備工場での交換がお勧めだ。
シリンダーヘッドカバー(BMW F系モデル)
BMWのF3&F31型の3シリーズ、 F10&F11型の5シリーズなどから採用された樹脂製のシリンダーヘッドカバー。ガスケット交換を行ってもオイル漏れなどが生じる場合は、ヘッドカバーそのものが熱により歪んでしまっている場合が多い。高額なパーツなため、セントピアでは厳選したOEM品か純正パーツを推奨している。
サーモスタットASSY(BMW MINI R系モデル)
バイメタル構造のものとは全く異なり、複雑かつ樹脂ケース構造となっているのが近年のサーモスタット。今なお高い人気を誇るR系のMINIにおいても、弱点のひとつがこれだ。水温センサーの接続部が改良されているタイプとそれ以前のものが存在しており、対策前のものを使用する場合には、それ用の対策ハーネスも必要になる。
燃料高圧ポンプ(BMW MINI R系モデル)
直噴ターボエンジンを搭載するR系のMINIは、エンジン側に装着される燃料の高圧ポンプが弱点のひとつ。常に高い負荷が掛かっていることから劣化しやすく、トラブルが発生することも多い。トラブル時は燃圧が下がり、始動不良や加速不良が発生し、エンジンチェックランプが点灯する。高圧ホースの同時交換がセオリーとなっている。
ウォーターポンプ(Volkswagen & Audi)
8K以降のアウディA4などのウォーターポンプは、サーモスタットも一体となったASSYパーツとなる。また、コレを駆動させる専用ベルトがセットになっているウォーターポンプASSYがあるなど、多くの種類が存在する。OEMまたは優良メーカー製の選択が可能な状況だが、低品質なものも流通しているので、パーツ選びは慎重に行いたい。
電動ファン(Volkswagen & Audi)
古くは作動しないことに加え止まらないというトラブルも出ていた、フォルクスワーゲン&アウディの電動ファン。近年は作動不良が多く、水温が高くなりオーバーヒートの原因にもなっている。異音などが出たら早期交換が望ましいが、品番が合わないという問題も発生している。パーツの適合はパーツのプロへの相談が必要といえる部品だ。
圧力センサー(Volkswagen & Audi)
吸気管内圧を計測するもの、オイルプレッシャーを計測するもの、ターボのブースト圧を計測するものなど、多くの圧力センサーが使用されているのが現代のエンジン。吸気管内圧を計測する 圧力センサー の異常は、エンジン不調の原因となる。またエアコンシステムに使用されている圧力センサーの異常がでると、コンプレッサーの不動に繋がる。
問い合わせ:セントピア