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【WAKOS】フッソオイル&メンテルーブ。プロも実践するドイツ車のお手入れテクニック

愛車を長く快調に維持するためにはメンテナンスが重要だが、部品の交換以外にも自分で簡単にできる手入れは色々とある。ここではメカニックも実践するお手入れテクニックを紹介しよう。

ワコーズから発売されているフッソオイル105は潤滑性、耐久性、撥水、撥油性に優れた素材「フッ素油」を溶剤と配合したエアぞール。メンテルーブは強力な防錆力で金属を保護。海水にさらされる釣り具用品にも高い高価を発揮する逸品である。

この2本があれば
様々な部位の手入れが可能

 DIYメンテナンスというと、何だか大変そうな部品交換というイメージがあるけれど、ちょっとしたお手入れだって重要なメンテナンスのひとつ。ここでは整備工場から聞いた、簡単にできるお手入れテクニックを紹介しよう。
 今回はワコーズのフッソオイル105とメンテルーブという潤滑剤を用意した。まずは、フッソオイル。これはゴムパーツやレザー部分などに使うもので、パワーウインドー、ドア、ハッチゲートなどの鳴きを止め、張り付きを防止するもの。さらにゴム、樹脂、皮革のツヤ出し、保護にも効果を発揮する。古めのクルマでは劣化などにより張り付きが起きていることが多いので、定期的に手入れしておきたい部分だ。
 メンテルーブは金属部の潤滑剤。ドアキャッチなど可動部分に注油することでスムーズな作動を維持できる。また、防錆性に優れているのも見逃せない魅力。
 以下にこれらを使った代表的なポイントを紹介しているが、使用範囲が広いのでフッソオイルとメンテルーブがあれば様々な箇所の手入れが可能になる。地味な作業ではあるが、そのちょっとした気遣いができるのがプロのテクニック。例えば、フッソオイルを直接キーに吹くというのは素人ではなかなか発想できないこと。様々なトラブルを経験し直しているからこそ、手入れすべき部分が分かるのだろう。

 

ちょっとした気遣いが
各部の寿命を延ばす

 

フッソオイル

レザーシート

ゴムパーツ

キー

フッソオイルはウインドーやトランクのウェザーストリップのほか、レザーシートにも使える。古めのクルマではキーシリンダーの潤滑が不足していることもあるので、直接キーにフッソオイルを吹いて潤滑させるのも手。
 

メンテルーブ

金属部分の潤滑剤であるメンテルーブは可動部に使うと効果的。例えば、ドアの可動部やドアキャッチ、トランクのキャッチ部分など。ドアハンドルの可動部分(写真左)も塗布しておきたいポイント。錆の予防にも繋がるので定期的に手入れしておくことが大切だ。
 

使う部位に合わせて
噴射パターンを変更できる

今回紹介したフッソオイルとメンテルーブは、使う部位に合わせて噴射パターンを変更できるので、細かな部分までピンポイントで塗布できる。使いやすさという面でもお勧めできる製品である。