用途を考えるだけでも
夢と希望が広がるマシン
サビ取りや塗装の剥離などを簡単に行なうことができるブラスト加工。箱の中でゴム手袋を装着して行なうサンドブラスト加工のほかに、メディアと水をミックスさせたウェットブラスト加工も存在する。
ここで紹介するイージーブラストは、特殊な専用重曹ソーダ（炭酸水素ナトリウム）をメディアとして使い、ドライとしてもウェットとしてもブラスト加工が可能というもの。箱やタンクの中でブラスト加工をするのではなく、直接専用重曹を吹き付けるという、従来とは異なるタイプなのだ。狭い箱やタンクの中での作業ではないため、自由度が非常に高く、対象物の大きさも問わない。よって複雑な形状のサビや塗膜でも、短時間で作業が完了するというから驚き。さらに、キャブレターやエンジンなどのアルミ部品も削り過ぎずキレイな仕上がりになる。特殊な専用重曹は無害であり、拡散しても環境に悪影響を与えることが少ないから短時間での加工を実現できるのだ。ただしドライで使用すると、その周辺が粉っぽくはなるので、その場合は別売りのウェットブラストキットを使用すればよい。また比較的柔らかいメディアなので、メッキパーツや樹脂など、従来は不可能と言われていた部分もブラスト加工が可能で、加工後の洗浄も簡単だ。クルマやバイクのほかにも、その用途は非常に幅広く、夢と希望が広がるブラストマシン。実は月に100台も売れているというヒット商品でもあるのだ！
素材や環境に優しく
作業性にも優れた驚きのブラス
▼
▼
▼
アメ車や英国車などで愛用されることが多いワイヤースポークアルミ。このサビ落としは非常に困難なものであったが、EZ-Blustならば1本あたり約5分の施工時間でキレイにサビを落とすことができる！
自転車の塗料を簡単に剥がしながらサビも除去。さらにメッキ部分のサビも落としながらも、メッキに曇りなどは生じない。くすみが出やすいドイツ車のアルミモールにもぜひ試してみたい！
イージーブラストの動力はエアコンプレッサー。スタンダードモデルはドライ専用、ウェットブラストはアップグレードキットが必要になる。
