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【 GERMAN SPECIAL CARS!! vol.22 至福の時間を特別なクルマで。/世界限定30台の特別仕様 ALPINA B3S Bi-TURBO (E90) 】

高級路線へと舵を切った時代のアルピナでも走りへの情熱は健在で、上品ながら繊細、そしてその気になればハイパワーを捻り出す、特別な個性を身につけている。取材車はE90をベースとしたB3Sで、世界限定30台の超希少モデルだ。

 

ALPINA B3S Bi-TURBO

BMW伝統のセダンスタイルにマッチするアルピナのデコライン。ボディは3シリーズがベースなので程よい大きさで、運転しやすいのが魅力。
 

希少なアルピナの中でも
さらに上をいく特別なモデル
スペシャルな仕立てと絶品フィールで
極上の時間を過ごす

 新旧問わずコアなファンが多いアルピナ。一度乗ってしまうと、ユーザーからその感動が忘れられないという話もよく聞くほど、ファンの心を鷲づかみしている。
 ここで紹介するのは、E90型335iをベースに、2979㏄直噴ツインターボユニットに、マーレー製の専用ピストンを組み込んだスペシャルモデル。徹底したフリクションの低減、エアフローシステムの改良、インタクーラーの追加などアルピナの技術力の高さが伺えるパワーユニットである。335iのナチュラルなフィールと比べれば「ターボ感」が顔を出すシーンもあるが、低回転からトップエンドまで40psのパワーをバランス良く上積みしている。スペックは最高出力370ps/51.0㎏-m。リムジンの他、ツーリング、クーペ、カブリオをラインナップしている。
 取材車はアルピナの輸入台数3333台を記念して、なんと世界限定30台で生産された超希少なB3S。インテリアを中心に特別な仕様となっている。例えば、ダコタレザーのシート、ステアリング、インテリアトリムなどを特別装備。リアエンブレムがボディ同色となるなど、他のアルピナモデルとの差別化が図られている。
 アルピナは他の自動車メーカーのように大量生産の道は選ばず、1台1台の精度を高めながら性能を追求している。そのため、このE90型であっても250台程しか存在しない。そんなスペシャル感がコアなユーザーの心を掴んでいることに加えて、走りは独特な個性。硬さと柔らかさを高次元でバランスさせたその繊細な走行フィールは、感動の極みと言っても過言ではない。

圧縮比をベース車となる335iの10.2から9.4に落とし、最大出力410ps/6,000rpm、最大トルク55.1kg・m/4500rpmを発揮するパワーユニットに仕上げている。
ツートーンで構成されるアルピナB3Sのインテリア。ステアリングやメーター、シートなどに専用品を装備し、オーナーの満足感を高めてくれる。HDDナビを装着し、DVDの視聴もできる。
ダコタレザー製のアルピナ本革シート。ブランドロゴが特別なBMWであることをアピールする。前席にはシートヒーターも備わっている。

「これぞ、アルピナ!」といったフィンタイプのアルミホイール。これはロナールやBBSと共同開発したもので19インチを無理なく履きこなす。4本のテールを持つ迫力のエギゾーストシステム。シルバーのデコラインを装着し、室内にはプロダクションプレートが付く。