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メンテナンス

2022.04.28

【素材別ドイツ車メンテ術 vol.09/インテリア編 ④《ステアリング》】革巻きでも樹脂塗装が施されている

一般には樹脂素材を基本に、革やカーボン、ウッドなどで加工するパターンが多く見られる。滑り止めの効果も考慮している部分だ。

 

本革巻きは専用の

レザーケアワックスを薄く塗る

ステアリングにはビニールレザーか本革巻きの二つがある。とはいっても、近年のクルマに使われている本革ステアリングは、染め上げたままの状態で使われているわけではなく、必ず塗装が施されている。つまり表面が合成樹脂であるというわけで、ビニールレザーのステアリングとケアの方法は基本的に同じ。ツルツルに仕上がって滑りやすくなると困る部分なので、水で固く絞ったウエスで拭き上げること。本革巻きの場合は、年に2、3度くらい、専用のレザーケアワックスを薄く塗っておくと、なお効果的だ。

 

色落ちは染色型ペイントで補修

擦れる頻度が多い部分だけに、革などは色落ちや剥げたりすることも多い。補修には染色型のタッチペンなどを使うと、色移りの心配も少なくて良い。
 

樹脂のケアは他と同様に

樹脂のヒビ割れ対策については、基本的にダッシュボードなどと同じ。ここもアルコール系のワックスが有効だ。