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2022.04.27

【素材別ドイツ車メンテ術 vol.07/インテリア編 ②《インパネ・ダッシュボード回り/樹脂・ウッド》】いかに直射日光を避けられるかが長持ちさせるコツ

ダッシュボードやインパネ回りは、クルマによっても様々な素材が使われている。代表的なものでは、ポリプロピレン樹脂やウレタンなど、またセンターパネルにはウッド合板やABS樹脂、アルミなども多く用いられる。

 

できればカバーの使用を!

 ダッシュボードは、90年代製のほとんどのクルマではビニールレザー張り、最近のクルマでは樹脂に柔軟性の高い塗装をしてるだけのクルマも多く見かける。
 まずビニールレザー張りや塗装仕上げの場合は、どちらも合成樹脂に対してのケアを考えてみよう。特にビニールレザー張りは、紫外線やオゾンに冒されて柔軟性が損なわれると、バックリ裂けることがある。専用のシリコン系スプレーでときどき保護被膜を作ってやるといい。本革の場合は、基本は固く絞ったウエスで水拭きですが、皮革保護用のケア剤をときどき塗布するといい。
 ダッシュボードは日光をまともに浴びるので、できればカーカバーを使うなどして、使わない時は日射しを避けるのが最大のケア方法だ。

 

とにかく紫外線を避ける

樹脂のダッシュボードやウッドパネルのクリアが割れたりするのは、紫外線による劣化が一番の原因。屋外保管時はシートカバーをかけるなどのケアが必要になってくる。
 

赤外線も意外な大敵

インテリアのケアというと紫外線ばかりに目が行きがちだが、赤外線の熱による素材の膨張も破損の要因となっている。赤外線カットフィルムをウインドーに張るなどの対策が有効だ。