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2022.05.18

【整備工場に聞いたドイツ車ライフを変えるヒント/シーバース】あらゆる世代に対応する実績と高い技術力

 メルセデス・ベンツ専門の整備工場として、創業から30年という老舗ファクトリーがシーバース。その整備実績と高い技術により多くのユーザーを救っている。

近年増えているのがNOXセンサーの不良

 メルセデス・ベンツ専門と謳う整備工場はたくさんあるが、その中でも創業から35年、整備実績3万台を突破しているのが、東京都江戸川区にあるシーバース。その豊富な経験と知識は多くのメルセデスユーザーを救ってきた。本誌が創刊した20年前はW124など角目世代のメルセデスが主流だったが、それからW210、W211、W212とクルマの進化と時代に合わせながら、多くの整備を経験している。
 近年のメルセデスでは樹脂パーツが多用されるようになり、水回りがダメになったり、ホースに亀裂が入ったり、バラしている時に割れてしまったりと、とにかく丁寧な作業が必要になるという。オイル漏れではフィルターケース。ここから漏れたオイルが他の部分に付着して、二次的なトラブルに発展することもあるとのこと。樹脂パーツは定期的に交換していくしかないが、オイル漏れなら早めの対策でトラブルを予防できる。ぜひ実践してもらたいメニューである。センサー関連のトラブルは、あいかわらず高年式モデルに多いのだが、近年はNOXセンサーの不良が増えている。エンジンチェックが点灯したり、エンジン不調に陥るケースが多い。
 シーバースは重整備にも強く、とくにAT関連では電子制御式5速、7速と多くのトラブルを解決している。トラブルパターンを熟知することで独自の整備メソッドを確立できるのは、やはり豊富な経験と高い技術があってこそだといえる。

W124などヤングクラシック世代の整備は経験が豊富なので、エンジンを降ろしての重整備なども安心して任せることができる。中古車としてリーズナブルなW211、W212、W204などの入庫も多いそうだ。

メルセデス・ベンツに精通しているからこそ独自のノウハウでメンテナンスを行なう!

近年モデルは樹脂ホースが多用されており、これが割れたり、亀裂が入るケースが増えてきている。
センサー関連のトラブルも高年式モデルに多い傾向にある。予兆なくダメになることもあるからやっかいだ。
EGRバルブの不良にエンジンチェックが点灯したり、エンジン不調に陥る。シーバースではこのトラブルパターンを熟知しており、すぐに解決してくれる。
シーバースではATを降ろす前に、走行診断、CPU診断、目視&異音診断等を行なう。ここで正しい判断ができれば、ATを降ろさずに修理可能な整備などもあるそうだ。ATFはATの状態を知る上で非常に重要な情報の宝庫。ATの知識が乏しいところでのATF交換は、重大なトラブルを見逃してしまうということにも繋がりかねない。
高年式モデルで多いのがNOXセンサーの不良で、エンジンチェックなどの警告灯が点灯したり不調を引き起こす。部品代が高いのがネックなのだが、現状は交換するしかない。エンジン不調や警告灯が点灯したら、早めにプロにチェックしてもらおう。
現代のクルマはコンピュータ診断機無しでは整備できない。シーバースではメルセデスに対応したコンピュータ診断機を完備する。
メルセデス・ベンツSクラスなどに多いのが、エアサスペンションの不良。異音や違和感を感じたら早めに点検してもらうようにしよう。
 
シーバースからユーザーへ
応援コメント

「ディーラーで修理を断られてしまって、乗っているクルマを諦めてしまう方もいらっしゃいます。弊社としては、そんなユーザーさんの力になってあげたいと常々思っています。部品の問題から修理の提案まで丁寧に説明し解決していくので、些細なことでもいいので、お気軽に相談してもらえればと思います」

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