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BMW M3 M4

2022.10.17

【いま買えるBMWのキャラクターがまるわかり】M3・M4

 今やフルラインナップと言えるほど豊富な車種展開となっているBMW。コンパクトな1シリーズからフルサイズの7シリーズ、さらにBMWではSAVと呼ぶSUVまでカーライフに合わせて最適な1台をチョイスできるようになっている。ここでは今買える注目のBMWを紹介しながら、各モデルのキャラクターを解説していこう。

 

M3セダン(F80)

高性能スポーツセダンのベンチマーク

 BMW3シリーズをベースにBMW Mがチューンを施し、初代(E30型)はツーリングカーレースに出場するためのベース車両として生産された。2代目以降はBMWを代表するスポーツモデルとして生産され、いわばBMWの高性能スポーツカーセグメントのベンチマークの地位を確立。現行モデルは14年に登場した第5世代目となるF80型。官能的な吹けあがりと、ターボ・テクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ新開発の3ℓ直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載する。

最高出力431ps/5500~7300rpmを発生するエンジンは、7速M DCT Drivelogicとの組み合わせにより、途切れることのない加速でシフトショックを感じさせることのない快適さ。
ボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量アルミニウムを採用したインテリジェント・ライト・ウェイト構造を採用し、卓越した運動性能と高い効率を実現している。
サスペンションにはアルミニウムが多用され、Mカーボンセラミックブレーキも秀逸。
視認性を高める「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」やカメラにより前方の監視を行なう「ドライビング・アシスト」を標準装備。日本仕様は右ハンドル設定のみ。
注目グレード

■ベースグレード(直6DOHC+T/7M DCT)  ¥11,040,000

 

M4クーペ(F82)

電子制御式の多板LSDを搭載

 BMWのラインナップ再編によってクーペ系が偶数シリーズとなったことに伴い、E92型の後継として13年12月に発表された。ターボテクノロジーによる圧倒的なパワーを持ちながら自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりを併せ持つ3ℓ直6ツインパワー・ターボエンジンを搭載。ミッションは6速MTと7速M DCTが設定される。リアには電子制御式の多板式LSD〝アクティブ Mディファレンシャル〟を装備。ロックの割合は0‐100%で常に最適なトラクションを得られる。

4685×1870×1385mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2810mm。ベースの428i クーペや435i クーペと比べ45mm長く、45mm広く、10mm高いサイズとなっている。
エンジン、足回り、ステアリングはそれぞれ3段階の調整が可能で、「ドライブロジック」を組み合わせると、快適なグランドツーリングからハイポテンシャルなサーキット走行まで1台でこなすことが出来る。
エンジンは高精度ダイレクトインジェクション、ダブルVANOS、バルブトロニックを装備する。

ブラックを基調としたM4のインテリア。後席の快適性はM3に譲るものの、必要にして十分なスペースを確保している。乗車定員は4名、トランクルームの容量は445ℓ。

注目モデル

■ベースグレード(直6DOHC+T/6MT:7M DCT)