BMW 先代型3シリーズ(F30)
見た目も装備も満足度高し
はじめてのBMWに最適
新車が売れた人気モデルだけに、先代型となった今では現行モデルへの乗り替えが進んでいることもあり、中古車の数は増えている。そのため中古車相場も値落ち傾向で、中古車としておいしい時期を迎えている。取材車は6年落ちとなるが、装備は充実しているし、デザインに古さは感じない。はじめてのBMWとしてもお勧め。
PROFILE/プロフィール
同じ排気量でも異なる仕様を選択できる
通算で6代目となる3シリーズの先代モデル。フロントマスクの印象はより精悍なデザインとなり、新たな3シリーズの顔となった。エクステリアデザインは、ロー&ワイドなルックスを強調するようなラインで構成されている。
エンジンは新開発の直4ターボをメインに、ハイブリッドの直6、直4ディーゼルも用意する。組み合わせられるミッションは電子制御式の8AT。スポーツ、モダン、ラグジュアリー、Mスポーツといった同じ排気量で仕様が選べるのもトピック。
MECHANISM/メカニズム
BMWの最先端技術が投入された直4ユニット
直噴ターボエンジンが現代のトレンドとなり、BMW3シリーズも直噴の直4ターボがメインエンジンとなった。だからといって悲観する事実ではない。環境への配慮、低燃費、高出力のすべてクリアするためには相応の技術が必要になる。そして、そこにBMWらしさが加わった直4ターボエンジンは実に軽快に回ってくれる。
電子式シフトとなったZF製の8速ATは効率的なシフトチェンジで加速していき、アイドリングストップやブレーキ・エネルギー回生システムとの相乗効果で低燃費を実現している。こうした加速性能の最適化と低燃費により、快適性はより向上。ドライビング・パフォーマンス・コントロール機能は走行シーンに合わせて3つのモードを選択でき、エンジンやシフトタイミングを最適化してくれる。こういった部分にもBMWらしいスパイスが利いているのである。