昔ながらの整備も忘れず
現代のドイツ車に向き合う
 東京都江東区、新木場駅から徒歩10分のところにバイブリンゲンがある。創業から36年の老舗ファクトリーで、輸入車専門店として長きに渡り営業している。国籍問わず、輸入車ひと筋で営業してきたこともあり、年式、車種を問わず豊富な実績があるのが強み。熟練のメカニックも在籍しており、今どきの高年式モデルから希少な旧車まで守備範囲は非常に広い。
 トラブルに対しての探究心が強く、単に部品を交換するだけではなく、知恵と工夫を駆使して対策してくれるのも嬉しい。例えば、最近多く発生しているNOxセンサーのトラブル。部品代が高く、しかも部品自体も入手しにくいという状況を鑑みて、センサーのみの交換に行き着いた。メルセデスのコマンドコントローラーの不良についても、独自の対策を施した内部部品を開発してしまうなどその探究心には脱帽だ。
 今どきのクルマであれば、部品を交換すれば直ることが多いが、代表の伊藤氏はユーザーの負担を軽減するために考え抜いてくれる。その証拠に、バイブリンゲンには工場に入り切らないほどのクルマが入庫してくる。それは、信頼の証と考えてもいいだろう。
 他の整備工場ではやらないようなことにも手間と時間をかけて取り組む。結果が出なかったこともあるというが、そういったスタンスが多くのファンを増やすことに繋がっているのだと思う。
都市部でのトラブルが多い
高価なNOxセンサーを
リーズナブルに直す方法を確立!


飽くなき修理への探究心が生んだ
コマンドコントローラーの対策パーツ

ヘッドライト内に水が侵入してしまう
トラブルの原因とは?

 近年増えているのがヘッドライトに水が侵入し、曇ってしまうなどのトラブル。ライトの構造的な問題なのか、メルセデスでは純正の除湿剤が用意されている。だがこれもやっかいで経年劣化が進むと吸い込んだ水分を逆に吐き出してしまい、高価なユニットを壊してしまうケースもあるのだ。交換履歴が分からなければ予防として換えておきたい部分だ。
近年増えているのがヘッドライトに水が侵入し、曇ってしまうなどのトラブル。ライトの構造的な問題なのか、メルセデスでは純正の除湿剤が用意されている。だがこれもやっかいで経年劣化が進むと吸い込んだ水分を逆に吐き出してしまい、高価なユニットを壊してしまうケースもあるのだ。交換履歴が分からなければ予防として換えておきたい部分だ。メルセデス・ベンツやBMWなどメーカー専用の
故障診断機で高年式モデルにも対応




From WAIBLINGEN 
バイブリンゲン
 

 スタッフと談笑する伊藤氏。この和気あいあいとした雰囲気もバイブリンゲンの魅力。メンテナンスやカスタムの相談も気軽に乗ってくれる。
スタッフと談笑する伊藤氏。この和気あいあいとした雰囲気もバイブリンゲンの魅力。メンテナンスやカスタムの相談も気軽に乗ってくれる。FACTORY DATA
バイブリンゲン




 
                                








