◆TRYAIR
ホイールの企画から開発、販売を手がける『トレジャーワン・カンパニー』が、満を持して4WD・SUVホイールに参入。ここで紹介する『TRYAIR(トライエアー)』ブランドから『TAM』『TAD』『TAS』の3本をリリースした。
ホイールのネーミングはそれぞれを表すM(メッシュ)、D(ディッシュ)、S(スポーク)といった具合だが、これらはすべて鍛造ホイールである。
鍛造製法は、高圧でプレス加工するため均一な厚みで強靭な強度を得られること、肉薄かつ軽量にしやすいため、同サイズの鋳造アルミホイールに比べて約20~30%軽量化を図れるのがメリット。これはバネ下荷重の軽減に貢献し、軽快なハンドリングと燃費向上も見込めるのだ。
一方で、今回紹介した4WD・SUV専用鍛造ホイール3種だが、トレジャーワン・カンパニーではオーナーが好みのデザイン/カラーで4本からホイールを発注できるプランも用意していることも、個性をだいじにしたいユーザー側からしたら大きなメリットだ。
TAM

リブデザインを設けたリムフランジは、ビードロックリングを想起させるスタイル。鍛造ホイールの証である〝FORGED〟などをマシニングで刻み、特別なホイールを主張。


8交点メッシュが集約されるセンター部の造形はシンプルですっきりとした仕上げ。カーボン柄とロゴを配した小径・フラットタイプのセンターキャップによってフィニッシュさせている。

『TAM』の名が示す通り、8交点〝メッシュ〟デザインを採用する。シャープかつタフな2×8スポークは、2箇所で折り曲げることで、センターを落とし込んだコンケイブスタイルから立ち上がるデザインを強調。
TAD

センターを囲うようなサークル形状が特徴的な鍛造10ホ―ル・ディッシュホイール。ディスデザインのネオクラ感と、今どきのコンケイブスタイル&リムフランジのビードロックテイストが融合し、重厚感のあるデザイン。これぞまさに4WD・SUVホイールという仕立てだ。


TAS

「S」の名を冠した鍛造6スポークホイール。スポーク自体は軽量感と力強さを両立させるギリギリのラインまで攻め込み、一方で8交点メッシュデザインのTAM同様に、スポーク2カ所を折り曲げることで、コンケイブスタイルが際立ち、抑揚を感じさせるデザインだ。