【トランプカースクエア】TJの魅力を引き出す再生とカスタム

静岡県の浜松市に位置するトランプカースクエア。Jeep専門店であるここは、特に3世代前のラングラーであるTJ型に強い拘りを持っているところだ。TJ型ラングラーの魅力であるコンパクトかつシンプルな内外装に、電子制御が介入しない軽快な走りを十二分に引き出すカスタマイズ＆リフレッシュを得意としている。
　日本へ正規輸入されたTJ型は1996年から2007年まで。最終型でも15年落ちとなるため、重整備が必要な個体が存在することも確かだ。また、強靱なラダーフレームも定期的な整備を実施していなければ、腐食が進行している個体も多いのが現状だ。そのような弱点を見つけるためにも、トランプカースクエアが仕入れたTJは、カーペット類まで剥がして現状確認を行い、状況に適した処置を施して商品車として販売する。商品として完成するまでには手間が掛かるため、多くの在庫車を抱えることはない。よって納車までには多少の時間を要するのだが、その分、オーナーの希望や期待を裏切ることなく、充実したJeepライフが楽しめる結果に繋がるのだ。
　このTJ型ラングラー、JLやJKと同じく中古車相場が高騰しているが、JLやJKよりもリーズナブルなこともあって、初めてのJeepとしてTJ型を選択している人も増えている。
TJが大好きな人はもちろん、Jeep初心者という人ほど、程度重視でTJラングラーを購入するのが正解なのである。

2003 WRANGLER SPORT（TJ/RED）

赤いボディにベージュのソフトトップを備えた2003年式のTJ型ラングラースポーツ。
約5年前にトランプカースクエアから購入したこのTJのオーナーは、江田俊介さん。足回りはデイスターのコイルスペーサーで1.75インチアップを実施し、BFGの32インチマットタイヤでワイルドなエクステリアとしている1台。ただし、コンセプトはオフロードを攻めるカスタムではなく、あくまでもスタイリッシュなTJを目指したとのことで、外装とコーディネイトしたシートカバーは前後ともレッド×ブラックカラーを選択している。BESTOPのソフトトップカラーは、スパイスカラーというのが正式名称。このソフトトップを畳めば瞬時にビーチカーへと変貌し、無限の頭上空間の下、爽快なオープンエアドライブを心ゆくまで楽しむことができる。

約5年前にトランプカースクエアから購入した2003年式のTJ。オーナーは江田俊介さん。現在までにトラブルは皆無で、絶好調を維持しているとのこと。

テールランプはUS仕様のものへとコンバート。ブレーキランプの面積が大きく、ウインカーが小さいデザイン。赤いボディとは特にマッチングの良いテールランプだ。

32インチのBFグッドリッチKM3（32×11.5-15）を履かせるため、フラットタイプデザインのラゲッドリッジ・ハリケーンフェンダーを装着。

特長的な丸目2灯のヘッドライトはLEDデザインへと変更。規格サイズであるため、ヘッドライトカスタムの選択肢は豊富に揃っている。

タイヤはBFグッドリッチのMTタイヤであるKM3でサイズは32×11.5-15。ホイールはロッククローラーのスチール15インチを履く。

2005 WRANGLER SPORT （TJ/WHITE）

外装をホワイト×マットブラックでコーディネイトしたTJ。足回りはラフカントリーのキットで2.5インチアップを実施し、YOKOHAMAのジオランダーM/T G003（32×11.5-15）を履き、ホイールはプロコンプのDウインドスチールをチョイス。このタイヤ＆ホイールを覆うため、ブッシュワッカーのポケットスタイルフェンダーを装着している。ヘッドライトのストーンガード、グリル、US仕様フロントバンパーエンドキャップなどはマットブラックに塗装済み。

2005年式のTJ型ラングラースポーツ。日常での快適性とスタイルアップの両立を兼ねてハードトップを装着。オーナーは鈴木誠さん。

利便性と快適性が向上する2DINナビ

トランプカースクエアで人気のカスタムのひとつとなっているのが、2DINサイズのナビをセンターコンソールにインストールするメニュー。もちろんオーディオ一体型ナビのそれであり、ノーマルでは物足りないオーディオも満足度の高いものへと変更できる。音に関する深い知識と豊富な経験を持つトランプカースクエアは、カーオーディオカスタムも得意としているプロショップなのだ。