新しいカテゴリーの4WD・SUVタイヤとして、すでに多くのユーザーから支持されているヨコハマ『ジオランダーX-AT』。
“エクストリームなオールテレーンタイヤ”というコンセプトの通り、オフローダー寄りのアグレッシブなルックスと、日常走行・ハイウェイ走行を快適にスポーティにこなすパフォーマンスを両立する。ジオランダー・シリーズにはリアル・オフロードタイヤのマッドテレーン『ジオランダーM/T G003』と、まさにオールランダータイヤの『ジオランダーA/T G015』がラインナップしているが、X-ATはちょうど、その中間的なキャラクターなのだ。
サイズラインナップも豊富で、ハイパフォーマンスSUVから本格クロスカントリー車、そして軽トラックまで、幅広い車種にフィット。さらにサイズによっては〝アウトラインホワイトレター仕様〟も用意し、ドレスアップ派のユーザーにもアピールしている。
そんな「ジオランダーX-AT」が2022年末をメドに新サイズを追加。それがランドクルーザー300やLX600への装着を前提にした“LT275/55R20”サイズだ。ランクル300の純正サイズは265/55R20(ZXグレードの場合)なので、それよりひと周り外径の大きな、しかもLT(ライトトラック)規格適合、ロードレンジEEという仕様だ。
ランクル300といえば、バリバリの高級SUVだが、一方で最高峰オフローダーでもある。ゆえにLTタイヤとの相性も気になる……。早速試乗してみよう。
今回のX-ATテスト車はZXモデリスタ仕様、ということでエアロパーツを装着しているが、サイズ的なフィッティングは問題なし。ハミ出しもないし、足回りが伸縮した際のインナーフェンダーへの干渉もない。むしろ太さと外径が若干増したことで、スタイル的バランスも良くなったと思える。
さて、懸念されたオンロードの走りは、いい意味で裏切られた。
LTタイヤでも全く硬さを感じさせず、乗り心地はしなやか。むしろ足もとのしっかり感が増し、キビキビしたハンドリングが味わえる。スポーティな外観にふさわしい、軽やかな身のこなしでワインディングをこなしていく。
もちろんX-ATは静粛性の高さも定評がある。グランドツアラーとしてのキャラクターが強いランクル・フラッグシップのパフォーマンスをさらにレベルアップした印象で、長距離ドライブの疲労度もだいぶ抑えられている。
一方、オフロードでの頼もしさもX-ATの何よりの魅力だ。マッディな路面もワダチを外れることなく、タテ方向・ヨコ方向に確実なトラクションを生みだしてくれる。とくにタテへの前進力は本格マッドテレーンに匹敵するほどだ。キャンプやアウトドアを定期的に楽しむユーザーでも、十分に満足できる実力だろう。
ジオランダーX-ATの特徴
トリプルポリマー/アグレッシブブロックパターン/デュアルサイドブロックデザイン











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