【X-Fang】ストリートに特化した〝走り重視〟のスタイリングは唯我独尊の個性！
ランエボの仮想次世代モデルのような、精悍なマスクがスタイリッシュかつスポーティなイメージだが、実際に見た目だけでなく走りを進化させるD:5パーツでひと際個性を放つのが『X-Fang（クロスファング）』。さらにインテリアパーツや便利な内装ギアも自社で開発・リリース。実は2輪のコペティションシーンで使用されるパーツ開発が礎にあり、確かな設計能力と3Dマシニング技術によって、優れたオリジナルパーツの製作が可能なのだ。
そのX-Fangを代表するスタイルが今回の5.2インチUPデモカー。ウィンドディフレクターを装着可能とする新作エアロボンネットのリリースは記憶に新しいが、エッジの効いたフロントマスクとともに、X-Fangが意図するスポーティな走りに徹したコンセプトが明確に表現される。
また長期間に渡ってオリジナルショックの試作品を装着して開発を進めていたこともトピック。20段階の減衰力調整と倒立レイアウトのフロントショック、さらにリアショックにはサブタンクをおごった仕様だ。
そしてこのビジュアル以上のスポーティな走りを披露。T‐Revやスロットルスペーサーによる物理的チューニング、ミニコンTRでのデジタル面からのパワー&トルクへのアプローチも抜かりなし。乗り味もかなり上々で、4インチ以上アップしているとは思えない安定した走りが快感だった。
X-Fangショックアブソーバー
左：リア
右：フロント
しっかり長期間に渡る開発期間を設け、その間長距離からダートランまでしっかりとテスト走行を行なってきた新作のオリジナルショックアブソーバーが、いよいよ完成間近・近日発売予定だ。現時点での仕様が公開されたが、その特長はまずフロントは倒立式、リヤ側はサブタンク付き正立式であること。さらに前後とも、減衰力調整機構を20段階で備えている。今後出展するイベントで、その全貌は明らかになっていくことだろう。SNSをしっかりチェックしておきたい！
フロント
リア
性能に定評のあるX-Fang製DORONCO アンチロールサスペンションプラス1.2。車高アップの懸念材料とされるロール量増加を排除し、小気味良い操舵感と乗り心地の良さを誇る。さらにスタビリンク＆強化ウレタンスタビブッシュ、リアアッパーコントロールアームを追加し、操縦安定性を強化。1.2インチアップ。
意のままにクルマを操るテクニックを持つドライバーには、扱いやすさを重視する純正ECUによる制御は物足りないのも事実。この『MINICON-TR』は燃圧センサー、圧力センサーを経由してECUへアクセスし、CV1W専用にプログラムされた制御情報を反映。燃調やブースト圧を変更して、パワー＆レスポンスアップを実現する。
ノーマルおよびノーマル形状のエアクリーナーにサンドイッチ状に装着する『インテークディフューザーXF改』はディーゼル・チューニングメニュー。大きな負圧が発生することで吸入効率を改善し、パワー＆トルクの向上やエンジンのレスポンスもアップ。
純正ECUユニットへアクセスし、ブースト圧や燃料の増加を行なう〝ミニコン〟の作業状況を分かりやすく表示する『ミニコンゲージ』も装備。
Ｘ-Fangスタイルで随一の人気を誇るアイテムが、このカモフラ柄マッドフラップ。泥除け効果はもちろん、リヤビューのアクセントとしてもバツグン。
X-Fangオリジナルの16インチホイール『XF‐08』。コンケイブデザインを採用した力強さと軽快感の絶妙なバランスの8スポークデザインを持つ、ブラック基調のディスクにミーリング加工を施し、シルバーのアクセントラインで引き締めている。なお、組み合わせたタイヤは王道のBFGオールテレーンKO2のLT265/70R16。ブラックレター履きがお洒落。リフトアップと30㎜ワイドフェンダーにより、このスタイルが実現できた。
ワイパー部分をカバーして空気の整流効果を高めるウィンドディフレクターや、大柄なフロントグリルを上下に分割にして視覚効果でワイドな印象へと誘うフェイスマスク。尖った表情を生み出す各パーツの中でも一際エッジの効いた新作アイテムが『モディファイドエアロボンネット』だ。大きく開口を設けたボンネットで空気を取り込むのではなく、熱を逃がすという発想が斬新。スポーティかつスタイリッシュなフェイス回りのアクセントとしてはもちろん、パフォーマンスの向上まで計算された逸品だ。
サイドフラップをワイド化、デイフレクター後部は延長して存在感をアップしたモディファイドリアディフレクターType2。空力性能の向上も狙ったフォルムで上面にもボルテックスジェネレーターも追加。レーシーなサイドフラップはカーボン加飾済み。
デザインボルトを配したスケルトンタイプのカスタムフューエルリッド。ジュラルミン切削のフレームはDELICAをイメージした「D」デザイン。シースルーウインドー部分は対候性に優れたポリカーボネート製。さらにビレットフューエルリッド専用オプションのX型のプロテクターも設定。
既存のＡピラー/Bピラー用のビレットアシストグリップに加え、さらなるユーティリティ向上を目指して設定されたのがサイドアシストグリップ（前席用＆後席用）。見た目もGood！ またアルミビレット仕上げのシフターとドライブモードセレクターリングも装着済み。ビレットシフターはガングリップ形状を採用して操作性も良好。専用デザインのジュラルミン切削ドリンクホルダーも設定し、コクピット感のある室内に一新。
