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【FALKEN】どんなスタイル&走りにもマッチ!マルチな才能がデリカD:5に◎「WILDPEAK A/T3W」

◆WILDPEAK A/T3W

 低燃費タイヤからモータースポーツ向け、さらに4WD・SUV対応モデルまで、様々なカテゴリーのタイヤを展開する、住友ゴム工業のグローバルブランドである「FALKEN(ファルケン)」。近年では、4WD・SUV専用「WILDPEAK(ワイルドピーク)」シリーズが日本でもリリースされることとなり、本誌でも朗報として、その魅力を伝えてきた。

 WILDPEAKシリーズは、マッドテレーンタイヤの「WILDPEAK M/T01」、そしてオールテレーンタイヤの「WILDPEAK A/T3W」といった2種を展開しているが、今回はデビュー以来スマッシュヒットを続けているデリカD:5にA/T3Wをフィットさせ、そのパフォーマンスを検証してみた。
 装着したサイズはLT235/70R16。デリカD:5の純正サイズ=215/70R16(外径約708㎜)から比べると736㎜なので、約28㎜車高をアップする。16インチホイールが履ける、ということはその選択肢も広がって、実にありがたい。
 トレッドデザインはオールテレーンというより、荒々しいブロックが並ぶマッドテレーンに近く、サイドウォールのデザインと合わせ、ラフロードでのトラクション能力の確保や、ワイルドなルックスの演出にも一役買ってくれる。

シリカ トレッドコンパウンド

WILDPEAKタイヤシリーズのために専用開発されたシリカ トレッドコンパウンドを採用。ロングライフ性とウェット性能を高いレベルで両立。※ LT サイズを除く。

ラギッド&リジッド トレッドブロック

A/Tタイヤとしては大きめなブロックを持つ。その端には階段状の傾斜が施され、パターン剛性を向上。オフロードでは排石性・排土性を高め安定したグリップを生む。

3Dキャニオンサイプテクノロジー

ブロックには一般的なスタッドレスタイヤにも使われる技術、3Dサイプを応用。ブロックの倒れ込みを抑え、ドライ路面でのハンドリング、ウェットでのエッジ効果を発揮。

アグレッシブアッパーサイドウォール

タイヤサイドには彫りの深いブロック形状を採用。鋭利な石などによるタイヤカットを防ぎながら、深い泥でのトラクションも生み出す。アグレッシブなルックスも演出。

スタイルアップと車高の関係

ノーマル車高

車高アップ

車高アップ+オーバーフェンダー

デリカD:5のスタイルアップにも効果的なデザインを有する。オーバーフェンダーを使ったワイルドなスタイルでも、ノーマルフェンダースタイルでも、リフトアップの有無にかかわらず、スタイリングに大きな変化をもたらす。もちろんカスタムホイールとの相性も良い。サイズは235/70R16。

 フィーリングを総括してみる。まず、一般道ではソフトな乗り心地で、タイヤノイズも小さく、コツコツ感や振動は気にならない。さらに高速クルージングは快適そのものだ。オフロードでは、ダート路面での素直なハンドリングや、蹴り返しの強さは十分に体感することができた。また、ウェット時のグリップ性能も間違いなく信頼できるものであった。もし、乗る機会に恵まれたなら、純正タイヤの代わりにもなるし、一方では本気の遊びにも使えるタイヤであると、強く実感できるはずだ。

グレーチング路面

ダート路面

荒れた路面

加工路面

グレーチングを乗り越えてもハンドルが取られることはなく、荒れた路面やグレーチング加工路面ではその状態をしっかりと感じられつつ、コントロールが乱れることはなかった。砂利の浮いたダートでは、いわゆるトラクション性能だけでなく小石の排出もしっかりと行なわれていたようだ。

オフロードでもこの接地感の高まりが好印象だ。フラットなダートでの挙動の安定性の確保は言うまでもなく、デコボコなモーグルを走った際のタテ方向への推進力とヨコ方向への滑りの少なさを感じられた。とくに確実にクルマを進めてくれようとする安心感は、このタイヤの最大の魅力と言えそうだ。