【Cross J】アウトドアからレースまであらゆるシーンで頼れる相棒を創り出す
スタイリッシュなだけでなく機能面でも本当に使えること。それがクロスJの考えるカスタムだ。青森県弘前市に店を構える同店の代表は櫻庭氏。世界自然遺産である白神山系の近く場所で育った氏にはアウトドアは日常。ただしアウトドアといえども厳冬期の登山や原生林のなかでの釣りなどいずれも本格的なもの。そんなフィールドで使えるクルマ作りこそクロスJが得意とするカスタムだ。
2台のジムニーシエラはいずれもアウトドアから街中、長距離ドライブまでをカバーできるスペックでありながら、ノーマルライクに仕上げられている。ポイントはサスペンション。アップ量の3インチはジムニーシエラのトレッドを考えたときに最もカッコよく見える高さを考えて設定。コイルスプリング、ビルシュタインダンパーともにオリジナルセッティングとなっており、各部の補正も完璧。車高に合わせてタイヤはトーヨータイヤのR/T 235/70R16に変更。街中でのスタイリッシュさや自然なフォーリングとオフでの走破性を両立を求めた結果だ。
面白いところでは純正バンパーの中にビルトインされたLEDライトバー。吹雪や霧など自然環境の厳しい東北では必須の装備もバンパー内に収めることでスマートに装備できるのだ。過度なカスタムは必要ないが使えるクルマが欲しい。そんなオーナーは同店に相談しよう。

スープアップを考えるとブレーキの性能アップは必須。キャリパーが大型になるのでホイールは選ぶものの、その強力な制動力と抜群のコントロール性はいちど味わうと純正には戻れない。
身体をサポートして長距離ドライブでも身体の疲れを軽減するレカロシート。クロスJはレカロの正規取扱店なので装着作業からアドバイスまでしっかりとサポートしてくれる。
車高、走り、性能、スタイルなどを総合的に考えてチョイスしたのはトーヨータイヤのR/T。235は純正バンパーと干渉するがその対策も施されている。
純正バンパー派に嬉しいカスタムがこのLEDライトバーの装着。スマートに収められた姿は大人のカスタムにピッタリ。明るさも問題なく飛び石の被害も軽減できるクロスJ流のインストールだ。
レーシングマフラーの雄、柿本改とコラボして製作したJB74用W出しマフラー。エンドにはチタンの焼き色をいれている。メインパイプは50φ、テールは96φの迫力スタイルとサウンドながらJQR認証も取得し車検にも対応する。
3インチアップカスタムで走破性はしっかりと向上させつつ、純正バンパーでノーマルルックな大人カスタム。アウトドアで使うならこんなスタイルもアリ。なおクロスJではシエラ用のバンパーも現在開発中。22年の夏頃に発売予定というから楽しみだ。
コンフォートとスポーティさを見事にブレンドしたシエラ専用サス
ジムニーシエラの車高を上げて大きなタイヤを履きたい。でもフラフラした乗り心地はイヤだしオンもオフもしっかり走りたい。そんなユーザーにおススメしたいのがクロスJのサス。JB74専用の減衰力としたビルシュタインやコイルスプリングは、純正はもとより64用を流用したサスと比較してもそのフィーリングは雲泥の差。特にコーナーでは荷重をかけてもしっかりと踏ん張ってくれるので奥からアクセルを踏み足していけるほど。ジムニーに乗っていることを忘れるほどにスポーティーに乗れるセッティングなのだ。
車高アップに合わせクロスメンバーやドライブシャフトの延長などもしっかりと施される。さすがプロショップ。なお装着されるブレーキホースはOPのステンメッシュに変更されている。