TOP > 記事 > 【CRIMSON】特殊製法でスタイルと剛性・軽量化までを実現する「MG GOLEM」

【CRIMSON】特殊製法でスタイルと剛性・軽量化までを実現する「MG GOLEM」

◆MG GOLEM

USテイストに溢れた〝オフロードトラッキン・カスタム〞のトレンドを汲むホイール『MG』ブランド。CRIMSON(クリムソン)が擁するこのシリーズは、卓越した深リムや威風堂々としたディスクなど個性を放つ業物揃い。このワイルドかつアグレッシブなフォルムには、フィールドでもストリートでも映えるインパクトがある。
中でも最旬のホイールがこれまでのMGシリーズの集大成的な逸品である『GOLEM(ゴーレム)』。

マットブラック

ブラック×マシニングリップ

その特長は圧倒的な立体感にあるが、これは強靭なタフネス構造を連想させるリムフェイスと、次世代ビードロック的なアレンジを利かせたマシニングリップのコントラスト感によって実現されたもの。

一方で力強く骨太なスプリットスポークは、フローフォーミング製法で高剛性を確保しながら、しっかりと肉抜きして軽量化を図る。シリーズ初のオープンナットフェイスを採用モデルでもあることも、さらに強い機能美を感じさせてくれる。なお、今回マッチングしたのは、純正で18インチを採用するラングラーJLに対して17インチ×265/70R17のコンビ。定番のインチダウンにより強く迫力を増幅したスタイルだが、トータルバランスでこそ、足もとは際立つという代表例をここに見た!

ブランド初採用のオープンナットフェイス、コンケイブの深さで高低差を際立たせた6スポーク、ピアスボルト採用による立体的な次世代ビートロックを連想させる造型美などで、実際のサイズを大きく上回る印象がある。純正車高+純正オーバーフェンダーで履けるサイズ感としては、最高峰の存在感を発揮する。
中心から外側へ大きくスプリットして、先端を固定する様な別体風のロック構造がタフネスな印象を高める。マシニングリップカラーでは、その天面が切削で仕上げられることでコントラストが際立ち、大型のピアスボルトも相まってアグレッシブさを強調。フローフォーミング製法によって、強靭な見た目とは裏腹に大幅な軽量化も実現している。

※フローフォーミング製法とは?

鋳造したアルミ素材を回転させながら、ローラーで熱間鍛圧(スピニング)加工を行ない、リム部の板厚形状を完成品と同等まで成形する製法。リムを引き伸ばして肉薄化することで、鍛造製法特有の金属結晶組織であるメタルフロー(鍛流線)を、鋳造製法でも生み出すことが可能となる。
つまり、鋳造製法でありながら鍛造製法に迫る剛性や伸びなども同等の強度性能を実現できるということ。また、リムを引き伸ばして肉薄化するため、軽量化も実現できる革新的な鋳造製法なのだ。