「WILDPEAK M/T01」の実力は特筆モノ！新サイズを拡充し、ドレスアップタイヤとしても大注目！

アメリカで好評を博している4WD・SUV用タイヤブランド「FALKEN(ファルケン)」から、日本に導入された「WILD PEAK(ワイルドピーク)」シリーズ。

今回は過酷な路面状況でこそ本領を発揮し、高いトラクション性能を持つオフロードタイヤ「WILD PEAK M/T01」を装着したプラドに試乗した。

　ちなみにこの「M/T01」だが、実は世界最高峰のオフローダーとして名高いJeep・ラングラールビコン(JL型)の海外仕様にオプション銘柄として純正採用されるほど、評価の高いタイヤだ。まずは〝ラギッド＆リジッド トレッドブロック〟と名付けられた、マッドテレーンならではのアグレッシブなルックスと個性的なトレッドパターンは素直にカッコイイと評価できる。また、トレッド溝底への石噛みによるダメージを緩和してくれる〝マッド＆ロック ディフェンス フューチャー〟により、オフロードでの安心感も高められているという。
　満を持してオフローディングに挑んでみたが、まずトラクション能力の高さが印象的だった。さらに、マッド路面では排泥性もさすがと唸らされるレベルにあった。またサイドウォールの耐カット性にも安心を覚える。これは、同じWILD PEAKシリーズの「A/T3W」にも採用されている〝アグレッシブ アッパー サイドウォール〟によるもので、今回は規定のエア圧でしか走っていないが、若干の低空気圧走行にも対応できる剛性を実現している。エアを落とせば、さらに粘り強くトラクションを確保できるだろう。
　ちなみにレポーターもオンロードの試乗を行なったが、印象としてはオールテレーンタイヤ並の乗り味を披露した印象だ。音が皆無とは言えないが、十分に静かでゴツゴツした乗り心地もなかった。サイズバリエーションは現在、265/285の17インチと、245の16インチといった3種類だが、LT系タイヤのツボを捉えたラインナップもまた魅力だ。

◆WILDPEAK M/T01 メカニズム

①アグレッシブアッパーサイドウォール

②マッド＆ロックディフェンス フィーチャー

③ラギッド&リジッド トレッドブロック

マッドテレーンの名にふさわしく、泥に踏み込んでもトラクションをしっかりと確保。さらに、走った後の琲泥性能が優れていることも確かめられた。林道やガレ場などを想定した砂利の浮いた路面では、しっかりと小石を排出してくれているようだった。

ゆっくりと攻めるようなクロウリングにも、ある程度スピードを上げてのダートランにも対応する実力を見せた。ただし、プラドでは時々ボディの重さを感じる状況も。プラドよりも重量の軽いラングラーJLクラスとのマッチングの方がさらに適しているような印象はある。

オンロードでもワイルドピークM/T01にはネガティブな印象は少ない。道路の継ぎ目やグレーチングの乗り越えでもハンドルが取られることはないし、コントロールは乱されずに、路面の状態がしっかりと感じられる。静粛性や乗り心地についても、マッテレと言われなければオールテレーンと思うレベルであった。

長きに渡り海外で信頼と実績を積みながら、グローバルで認知されて来たデザインを採用。非常にアグレッシブでドレスアップ効果も高い。もちろんしっかりとマッドテレーンタイヤとしての性能も両立している。

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マッドテレーンタイヤではハード過ぎると考えるユーザーには、快適さとオールラウンド性能をバランスさせながら、スタイリングに大きな変化をもたらしてくれるWILDPEAK A/T3Wもオススメ。カスタムホイールとの相性もいい。ランドクルーザープラド(150系)の装着サイズはLT265/70R17。さらにA/T3WもLT315/75R16、35×12.50R17 LT、37×12.50R17 LTといったサイズを新たに拡充している。

 

●装着車両:トヨタ・ランドクルーザープラド(150系・後期型)●タイヤサイズ:LT265/70R17
●取材協力:群馬トヨタ自動車/RVパーク梯子車体(https://www.gtoyota.com)