TOP > 記事 > 「ROAD HOUSE」圧倒的迫力なのに乗り味が良い!これが真のエクストリームスタイル

「ROAD HOUSE」圧倒的迫力なのに乗り味が良い!これが真のエクストリームスタイル

ランドクルーザー150プラドに向けて、ちょいアゲの2インチアップサスと6インチアップのハイリフトスタイルを提案してきたロードハウス。リフトアップカスタムを極めた同社が新たに提唱するのが、中間の4インチアップスタイルだ(ヘッドライトの高さを基準とする)。注目はそのアゲ方で、ロングコイルによる車高アップではなく、ボディとフレームの間にブロックを挟んでリフトアップ。その仕組みは実に巧妙だ。〝ボディアップマウント〟と命名されたこれは、フレームの上部にボックス式のボディアップマウントをボルトで固定し、その上に純正ブッシュを配置してさらにボルトでボディと結合。一般的なボディリフトはフレーム上部に純正ブッシュを配置し、その上にマウントブロックを置くが、この場合ブッシュが変形しやすく走行安定性が損なわれたり、ボディへのダメージが懸念されるネゲティブな要素も…。
一方、ロードハウスの〝ボディアップマウント〟は、このボディアップマウントの上に純正ブッシュを配置したこと、さらに大径タイヤ装着で干渉の恐れがあるセカンドマウントを立ち上げることで、安全に4インチアップしながら35インチの大径タイヤを装着可能とする。また、左右のブロックを連結することでボディ剛性もアップさせて「揺れ」「ねじれ」「ブレ」を分散。走行中の余計なフラつきの発生も抑制できる。この〝ボディアップマウント〟は、新しい車高アップの方法として、特許庁へ実用新案登録済み。もちろんその前から同社でも使用されてきた実績もあり、信頼性も高い。
新しい4インチリフトアップのアプローチである〝ボディアップマウント〟の最大の恩恵は、大径タイヤの装着を可能とし、また純正同等の優れた乗り心地を提供してくれること。今回のデモカーはBFグッドリッチM/Tの35インチという大径タイヤを履いていたが、新開発の減衰力調整式ショックアブソーバーとも相まって実にしなやかな走りを披露し、リフトアップ車にありがちなコーナリング初期に発生するグラグラ感はほぼ皆無。わずかに締まった感じの乗り心地により、終始安定した操縦安定性が得られていた。なお4インチアップに伴うロッド類の補正パーツやロングブレーキホースを必要としないため、シンプルかつリーズナブルにリフトアップできる。
ロードハウスではこの〝ボディアップマウント〟を装着込みで販売するほか、リフトアップしてタイヤ&ホイール、オーバーフェンダーを装着する新車コンプリートカーにも対応。もちろん、さらに個性を出したいならデモカー並みにエクステリアパーツの追加装備も可能。プラドに迫力を求めるユーザーに絶対的にオススメ!

中央部のエアスクープからフレッシュエアを取り入れ、左右のアウトレットダクトから熱を排出するリアルダクト構造を持つKADDISのエアロボンネット後期型用。耐熱温度の高いFRP製で軽量化にも貢献。

独自のノウハウによってストレスフリーでリフトアップ

ロードハウスが展開しているパーツブランド「KADDIS」の4インチボディアップマウント。150プラドのフレームにピッタリとフィットするボックス形状のボディブロックを開発し、その上に純正ブッシュを配置するという独自の装着方法を採用(MADE IN JAPAN・実用新案登録済み)。一般的なリフトアップブロックとボディアップマウントを比較すると、純正マウントに力が加わった際の傾きが大きく抑制されている。これがボディや純正ブッシュへの過度な負担を低減すると同時に、ボディのフラつきも抑制することとなる。そして結果として、優れた走行安定性と快適な乗り心地を提供する。

左)一般的なボディリフトブロック
右)ボディアップマウントブロック

 
ボディアップマウントでは、セカンドマウントも立ち上げている。それが大径タイヤ装着時のタイヤの干渉を避けるのにも効果的。また、左右のブロックを連結して剛性もアップ。

フロント

リア

ノーマルの倍近い重量のタイヤ&ホイールにマッチさせるべく、縮み側では適度に、伸び側でしっかり効く、新開発のKADDISショックアブソーバーを装着(近日発売)。高圧ガス封入式の単筒タイプで12段の減衰力調整機構を持つ。

ボディアップマウントで車高をアップすると、リアビューではフレームが見えてしまう。これをスタイリッシュに隠すことができるのがKADDISのリアバンパーエクステンションXT。純正クリアランスソナーの装着も可能とするなど、ボディアップマウント施工車の必須アイテムだ。
ELFORDの人気ホイール、Bloodstockエボリューション(20×9.0J-13)に、タイヤはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(35×12.50R20)をコンビ。
ファットタイヤの装着に合わせて、ノーマルバンパーに装着できる片側45㎜ワイドのKADDISオーバーフェンダーヨンゴー後期型用をセット。オプションのダミーリベットでよりタフな印象とした。
特にキャンパーに必須の積載性を高めるギアであるルーフレールラック&リヤラダーは軽量なアルミ素材を採用してリヤゲートの開閉などに配慮。一方、リヤラダーにアクセスするほか、乗降に便利なトレイルヒッチやヒッチステップ、サイドステップは堅牢なスチール製。それぞれがボディ形状とフィットする曲線を多用し、また今回のPREMIUMシリーズには化粧プレートを用意するなど、共通したデザインテイストとして、全体をスタイリッシュに仕上げられるのも特長だ。
近日発売予定のKADDISトレイルバーは堅牢なスチール製で、ロードハウスの従来品(軽量なFRP製ファイバープロテクション)に対して、より四駆らしいタフなイメージを強調する。アルミ製スキッドプレートもセット(シルバー)。