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SUVでは世界初のPHEV車!「MITSUBISHI」のフラッグシップ!

OUTLANDER PHEV

 国産SUVの先駆けであり、ベンチマーク的な存在にもなっている「アウトランダー」

 ミツビシの最新技術を、常に先んじて採用されるプロフィールは、“ミツビシのフラッグシップモデル”といっていい。
そんなアウトランダーの中でも、ひときわの存在感を見せてくれるのがPHEVモデルだ。SUVでは世界初となるプラグインハイブリッド車で、2.4ℓガソリンエンジンと、前輪用と後輪用、2つのモーターを装備。エンジンは主に発電用として使われるが、モーターだけで走行する“EV走行”、エンジンで発電しモーターだけで走行する“シリーズ走行”、エンジンで走行しモーターがアシストする“パラレル走行”と、3つの走行モードを自動的に切り替えながら走る。
 さらに早朝や深夜のお出かけに便利な“EVプライオリティモード”や、減速エネルギーを電力に換えて充電する“回生ブレーキ”なども装備。そしてクルマに蓄えた電気は、もしやのときに家庭電源としても利用できたり…エンジン車しか乗ったことのない方は、クルマ生活が一変しそうだ。
 グレードは、計4タイプを設定。今回チョイスした「Sエディション」は最上級で、ダイヤモンドキルティングの本革パワーシート、エレクトリックテールゲート、18インチ専用アルミホイール、そしてサスペンションにはビルシュタイン・ショックアブソーバーも標準で装備しているのだ。スポーティな走りを予感させるトップグレードだ。

センターパネルに大型モニターを備えるなど、インパネデザインは先進的。スマートフォンとの連携もスムーズだ。乗車定員は5名、ダイヤモンドキルティングの本革シートも標準。
2.4ℓガソリンエンジンと、前輪用、後輪用にそれぞれ備えられたツインモーターで駆動。完全なEV走行や、エンジンとモーターを使い分けるハイブリッド走行を自動的に切り替えながら走行。トランスミッションはありません。

ON ROAD

しなやかな乗り心地と引き締まったハンドリングで、オンロードの走りはひたすら快適だ。メーター内のインジケーターはあれこれ動き、エンジンorモーターの稼働状態を教えてくれる。

OFF ROAD

そもそも装着しているタイヤがオンロード指向のエコ重視タイプなので、オフロード走行はあまり想定していないのかも? ボディディメンションも対地アングルが厳しく、積極的に悪路に踏み込もうという気にはなれない。それでもフラットな路面の林道などでは、容量のあるショックアブソーバーで、突き上げも小さい。
積極的に走る気にはなれないが、ビルシュタイン・ショックアブソーバーのおかげで、多少のデコボコ路面なら快適にこなせる。ギャップや路面に転がっている石には、容易にボディをひっかけてしまうので、注意が必要だ。
 PHEV・・・だからといって、とくにドライブするにあたっては何の身構えも不要だ。始動、走行モードセレクターの操作に慣れは要するが、走り出してしまえばごくごく普通のクルマだ。ただ、周囲には“音”がしないので、歩行者・自転車には注意が必要だ。