本誌でお馴染みのMclimb/Weed(エムクライム/ウィード)が、2024年からジーライオングループとなって実現したのが、奈良日産自動車とのコラボレーション!そのプロジェクトの一環として、奈良日産オリジナルのエクストレイルを販売を開始した。
ちなみに現行のエクストレイル(T33型)はアウトドアよりアーバンが似合うスタイルのSUVだが、その印象を一変させて、『エクストレイルTOUGH BOY(タフボーイ)』というネーミングを与えられたのが、写真の奈良日産限定のオリジナル特別仕様車だ。ここではその開発秘話と詳細を探るべく、奈良日産の浅野祐志さんとエムクライムの森本光則代表にインタビューを行なった。

株式会社エムクライム
代表取締役
森本 光則さん


奈良日産自動車販売株式会社
カーライフアドバイザー
浅野 祐志さん
—— まずはタフボーイという名称の由来と、そのコンセプトを教えてください。
浅野 :現行のエクストレイルは、4世代目のT33型です。振り返ってみると初代や2代目のエクストレイルは「アウトドアスポーツのトランスポーターとして、ラフに使えるジャストサイズなタフギア」というコンセプトで、多くのユーザーの心を掴み大ヒットしました。ところがT32型から高級志向にシフトしたことで、エクストレイルの名を冠していますが、別のクルマのようになった印象があります。そこで原点回帰し、アウトドアで使い倒せる特別仕様車を目指して『エクストレイル タフボーイ』というネーミングを、最初に決めました。
—— ちなみにこれまで奈良日産では、カスタムされた車両の販売は行なっていたのでしょうか?
浅野 : フェアレディZにマフラーを装着したり、セレナにエアロを装着した仕様はありましたが、既存のアフターパーツを組み込んだ程度。そんな状況を一新できたのは、エムクライムがジーライオングループに加入したことです。同社はハイラックスサーフをはじめ、カスタムしたコンプリート車両を積極的に展開・販売しています。また近年はデリカD:5の販売やカスタムにも精力的ですよね。
さらに一番我々が驚かされたのはエムクライムグループに所属する三木スズキは、自動車ディーラーであるにも関わらず積極的にカスタマイズに取り組んでいることです。しかもノーマルにないボディカラーの車両を、簡単に製作しているのは相当な衝撃でした。
森本 : 我々カスタムパーツメーカー&カスタムショップの存在意義は、メーカーができないこと、ディーラーがやらないことを具現化することです。カスタムコンプリートには「大量生産品とは違う、自分だけのクルマ」を所有する満足感があります。それは万人には受け入れられないかも知れませんが、それを強く求めている方も沢山います。
浅野 : だからこそエムクライムとタッグを組んでコラボしたいと思いました。こちらからはアウトドアを意識したスタイル……というコンセプトをお伝えしましたが、具体的なパーツのセレクトやカスタム内容はすべて森本社長とエムクライムの経験とノウハウにお任せしました。結果として『タフボーイ』の名にふさわしいアグレッシブなエクストレイルが誕生しました。
—— これまでエムクライムでは、多くのユーザーに唯一無二のカスタムコンプリートカーを提供してこられたと思いますが、今回の『エクストレイル タフボーイ』のカスタムプロデュースにあたり、特に留意した点は何でしょうか?
森本 : エクステリアカスタムは、単に外装パーツを追加するだけでなく、ノーマルの外装パーツにゴツゴツ・ザラザラした質感の強靭な塗膜が特徴的なラプターライナーを施行しています。これで劇的にタフな印象に変わってくれました。
またタフボーイはカスタムした特別仕様車ですが、カスタムする上で最も気をつけたのは、ノーマルの良さを崩さないこと。そう、あくまで新車ディーラーで購入する車両だということです。タイヤも荒々しいパターンのものに交換すれば見違えるほどたくましくなりますが、乗り心地やノイズが気になってしまうはず。そこでエムクライムのユーザー様と奈良日産に来店されるお客様の違いを明確に意識し、装着するタイヤには上質な乗り味を損なわないA/T(オールテレーン)タイヤを選びました。またノーマルのサイズは18か19インチですが、アウトドアユースやクルマのバランスを考慮し、18インチのMGホイールを組み合わせています。そこにSUVらしさをより高めるJAOS製フェンダーガーニッシュを追加しました。
—— タイヤ&ホイール、オーバーフェンダー、ラプターライナーを施行した基本パッケージで、気になる価格はどれくらいでしょう?
浅野 : お客様に新たなエクストレイルの選択肢を提供するため『タフボーイ』はお求めやすさも意識しました。特別仕様車はe‐4ORCEに設定し、ベースグレードから66万円アップとなります。例えばSe‐4ORCEならば469万8100円から。もちろん新車保証も受けられますので、個性的なクルマに乗りたくて、安心も重視したい方にオススメです。
森本 : 今回グレーの車両には弊社取扱いのアイキャンパー製ルーフトップテントを搭載していますが、これらはオプションパーツとなるようですね。
浅野 : そうです。お客様の使い方によって楽しみを増やせるように、充実したオプションパーツを揃えています。こうした使用目的に合った、しかもオンリーワンなクルマを提供することで、奈良日産の独自性をアピールしたいですね。
—— では『タフボーイ』を実際に見たい・購入したい場合、どうすれば良いのでしょうか?
浅野 : 基本的には奈良日産自動車・郡山店に展示していますが、他店で展示することもあるので、事前にお問合わせいただいた上でご来店ください。またいずれは、カスタムカーを積極的に展示する店舗のオープンも予定しています。
—— もしかして今後は第2のタフボーイなどの計画もありますか?
浅野 : 今回は比較的落ち着いたボディ色で製作しているので、ビビッドな赤や青でも製作してみたいですね。またSUVではないですが、新型ルークスをもっと可愛らしくカスタムしても面白いですよね。
森本 : エムクライムはいい意味でイカツイというか、カッコイイクルマにカスタムするイメージが定着していますが、かつてはファニーなカスタムカーも製作していたので、それもぜひお任せください!
* * *
かつてカーディーラーとカスタムショップが、水と油のような存在だった時代は確かにあった。だが互いの長所を組み合わせることで、今回の『エクストレイル タフボーイ』のような他にない魅力的な特別仕様車が生まれている。この車両はもちろん、今後の奈良日産自動車とエムクライムの取り組みに、注目し続けていきたい。
■エクストレイル〝TOUGH BOY〟




SUVらしさを表現している、ボディ同色ではない樹脂製ブラックバンパー。初代エクストレイル(T30型)は、まさにそのパイオニア的存在だった。そんな初代タフギアの雰囲気をオマージュしつつ、よりワイルドさを強調させるため、ノーマルの前後バンパーにゴツゴツ・ザラザラした質感の強靭な塗装『ラプターライナー』を施行。さらにフロントマスクやサイドパネルに加え、カスタムパーツとして装着したJAOSオーバーフェンダーにもバランスよくラプターライナー塗装をして、統一感のあるタフなスタイルを実現。ボディ保護とカスタムペイントとしての効果が高い。

エクストレイルTOUGH BOYにふさわしいアグレッシブかつホワイトレター仕様のオープンカントリーA/TⅢ(純正同等サイズの235/60R18)をセレクト。見た目に反してオールマイティなキャラクターのため、オンロードではノーマルと変わらぬ乗り心地と静粛性を実現し、オフロードやスノー路面ではしっかりグリップ。組み合わせたホイールはクリムソンの6スポークホイールのMG・アーマーFF(18×8.0J+35)で、大きなボルト(ARMOR BOLT)でミリタリーな雰囲気を演出。またフローフォーミング製法を採用して高剛性と軽さも両立。ちなみにグレーの車両はマットブラッククリア、ホワイトの車両はショットガンブラックのカラーを装着(選択可能)。

オーバーフェンダーはダミーボルト付のJAOS製フェンダーガーニッシュをセット。フェンダー部分の張り出し感を強調して、アウトドアにピッタリなたくましさを感じさせる。後付けパーツのこちらにもラプターライナー塗装が施してある。


タフボーイにはオプションでiKamperのルーフトップテントの装着が可能。今回のグレーの撮影車は空気力学的に改良されたハードシェルを採用した大人2人が就寝可能なSKYCAMP3.0 MINIを搭載。ほかにハードシェルの耐久性&簡単設置というメリットとソフトシェルデザインの居住性を融合したX-Cover 3.0もオプション設定。それぞれカバーを開き、フロアとなる拡張パネルを展開するだけでテント設営が完了。慣れてしまえばものの数分で作業できるので、手軽にキャンプが楽しめるところが最大の魅力だ。


ハードシェルタイプでテント内に寝具などを収納できるため、ベッドメイクの時間を短縮できる。もちろんテントとしての機能も高品質。広々としたインテリアには9ゾーン断熱マットレスと断熱ルーフが含まれ、断熱効果も高く、より快適に就寝できる。

奈良日産自動車販売株式会社

奈良県内に7つの店舗を構え、新車・中古車の販売も展開する奈良日産自動車販売。1954年の創業以来、70年以上にわたって奈良の日産ユーザーを支え続ける。自動車ディーラーはクルマの販売・整備・車検だけという印象を覆し、他社との差別化やオリジナリティをアピールするために付加価値を追加した新車のカスタムカー販売を開始する。

奈良日産自動車限定の特別仕様車・エクストレイルTOUGHBOYの展示車の確認や購入のご相談は、まずは奈良日産自動車・郡山店(℡0743-52-5651)まで。詳しくは下記URLよりアクセス!
株式会社エムクライム

2001年に創業し、ハイラックスサーフをはじめ、様々な国産4WD・SUVのカスタムを提案するMclimb/Weed。現在はアグレッシブ&ワイルドなカスタムがメインだが、創業当初はキャルスタイルの可愛らしいカスタムも得意だった。なお、これまでは兵庫県と福井県に店舗を構えていたが、今年3月に千葉店が新たにオープンし、多くのユーザーをサポート。
- 奈良日産自動車販売株式会社
- 0743-52-5651
- 販売:10:00〜18:00
- サービス:10:00〜18:00
- 奈良県大和郡山市小泉町725番1
- https://ni-nara.nissan-dealer.jp
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- 株式会社エムクライム
- https://mclimb.jp









