英国に本社を置き、世界中のターボ車ユーザーから支持され続けているTDIチューニング。既に多くのユーザーがその効果を実感していると思うが、今回は数あるユーザーの中から、一般道だけでなく道なき道を駆け抜けるアジアクロスカントリーラリー(以下、AXCR)に、ランクル300で参戦した飯島さんにTDIチューニングを使った感想を伺ってみた。

The SRS-OSAKA WELPORT RALLY TEAM
飯島祐一氏

TDI Tuning JAPAN 代表
松浦拓己氏
飯島さんがAXCRに初参戦したのは2014年で、途中コロナ禍による中断はあったが2025年まで毎年参戦中。2022年からはランドクルーザー300のラリーカーを使用している。
元々飯島さんはサーキットがメインステージで、日本国内よりもタイで開催される耐久レースなどに参戦していた。また自らが代表を務める会社としてAXCRをスポンサードしていたこともあって、一度コンペティターとして参戦することになる。そこでサーキットでは経験できない様々なステージを走る楽しさにのめり込み、それ以来様々な4WDを使用して、10年以上参戦し続けている。
2022年からランドクルーザー300で参戦を開始。フルラッピングを施して非常にアグレッシブなスタイリングなのだが、発進時にもたつく印象は拭えない。飯島さんは「ノーマルコンピュータですが細かなセッティングができる機能を付けましたが、セッティングが迷宮入りしてしまいましたね。SSのスタートでは勢いよく走り出したいし、それはSS全体でのモチベーションに大きく影響します。でもフラッグが振り下ろされたのにノロノロ走り出すようでは、気持ちが萎えてしまいますよね」と振り返る。
そんな経験を3シーズン味わった飯島さんは、2024年に普段乗りとしてGDJ76を手に入れる。そこで以前から気になっていたTDIチューニングを装着してみたそうだ。「装着した瞬間に、明らかにノーマルとの違いが分かりました」と驚きを隠せなかったとか。しかも一度でもその効果を実感してしまったら、ラリーカーにも装着したい!と考える。しかし一向にランドクルーザー300の適合が発表されない。そんな中でラリー直前にランドクルーザー300用が追加され、英国からタイに直送してもらい、現地で装着したそうだ。
飯島さんにTDIチューニングの魅力を伺うと「クルマがアクセルと直結したみたいに加速することです。また取り付けも非常に簡単で、しかもカプラーオンなので失敗せずに装着できます。ラリーという過酷な環境では常にクルマが振動していますが、外れることはなく信頼性も非常に高いです。万が一トラブルが起きても簡単にノーマルに復帰できるので、機能だけでなく安心感も備わっていますね。スマートフォンのアプリで簡単にセッティングを切り替えられるのは良いですが、競技中にアプリを操作する余裕はまったくないので、2026年のラリーでは操作パネルを作ってもらう予定です」と語る。
飯島さんが使用するモードを聞いてみたところ「SSのスタート時は最大のレベル7を使いますが、速度が出てきたらレベル6でも十分ですね。ちなみにGDJ76の街乗り時はレベル1で、高速に乗った時は少しレベルを上げますが、ノーマルよりも快適にドライブできます。GDJ76は装着してから5000㎞ほど走行していますがまったくノントラブルです」と満足することしきり。
ちなみにランドクルーザー300だけでなく、このGDJ76もサポートカーとしてAXCRに同行しており、前述した5000㎞には道路条件の悪いタイの道も含まれている。またタイの燃料は日本よりも燃料の質が悪いとされるが、そういった燃料を使用してもノントラブルだったそうだ。大切な愛車を心地良くドライブしたいなら、燃料の質に気を使うのはオーナーとして当たり前の行為だと言えるだろう。
■TDI Tuning CRTD4.3 PENTA Channel Diesel Tuning Box Chip for Toyota Land Cruiser 70/250/300


飯島さんの日常の足であり、2025年のAXCRではサポートカーとしても活躍するGDJ76。一般的にTDIチューニングはエアクリーナーボックスなど、平らな部分に装着するが、GDJ76にはそういった場所が見当たらない。エンジンルームに余裕があるので松浦代表も「専用の取り付けステーを開発するべきですね」と語っていた。


特徴
□プラグインするだけで取り付け、取り外しが簡単
□7段階の車両エンジンセッティングをユーザーが調整可能
□ECUに安全かつ痕跡を残さない
□全種類のトランスミッションに対応
□DPF(ディーゼル微粒子除去装置)とEGR(排気再循環)に対応
□クルマの乗り換え時にも再プログラムが可能
□ターボラグを少なくする
□回転数全域でパワーとトルクをアップ
□スマートフォンアプリで操作可能
Impression



今回試乗したGDJ76は、AXCRのサポートカーとして使用するためにロールケージやラリーコンピュータを装備。外観上はタイヤ&ホイールが変更されている程度で、ほぼノーマルと言ってもいいだろう。最近のクルマは電子スロットルが急発進を抑制しているのでどうしても加速が鈍いが、TDIチューニングを装着するだけでダイレクトな加速が体感できる。しかも驚かされたのは、これでレベル1ということ。ランドクルーザー300と比較するとGDJ76は遥かに軽量なため、その恩恵を実感しやすいと言える。様々な外装バーツを追加し車重が増したオーナーには、とくにオススメしたい。
2500㎞を駆け抜けるAXCRでも効果を実証!

2022年からランドクルーザー300で参戦している飯島さん。タイでTDIチューニングを装着したが、まったくノントラブルでストレスなくラリーに集中することができたそうだ。ちなみに2025年大会はAXCRの30周年記念大会で、2025年8月8日〜16日までの9日間。総走行距離は約2500km。しかも舗装路よりも未舗装路の方が多いような環境で繰り広げられた。

残念ながら飯島さんのランドクルーザー300はマシントラブルが発生。無理をすれば完走できたが、それでクルマをダメにしては意味がないので勇気を持って最終日にリタイヤを決断したそう。現在ランドクルーザー300のラリーカーは日本に帰国しており、2026年大会に向け修復&バージョンアップに取り組ん位でる。次の戦いでは、見事完走を遂げて欲しい!
- TDI Tuning本社
- 大阪府和泉市福瀬町385-1
- 0725-24-3127
- 営業時間:10:00〜18:00(火曜日〜日曜日)
- 定休日:月曜日
- https://m-flow-tdi.com/











