デザイナーが巨石を日本刀で切り落としつつ、クルマの形にしたのではないかと思うほど、アグレッシブなデザインを持つのがVRARVA(ブラーバ)。審美眼を持つファンの心を捉えて離さないこのブランドは、日本が世界に誇るアフターパーツサプライヤー、KUHLのオリジナルブランドである。そのテイストとこだわりを注ぎ込まれたのがこの2台のデリカD:5だ。
まずブラックはVRARVAのパーツでカスタマイズした「ORCUSⅡ(オーカスセカンド)」。同ブランドから今年発表した最新モデルである。ポイントはフロント周り。六角形のグリルやオーバーフェンダーにより、デリカD:5がベースとは思えないほどアグレッシブな印象を与えている。フェンダーをボディに溶け込ませるサイドパネルやドアハンドル、Cピラーに施された専用パーツにより完成度は圧巻。それでいて車検にも対応しているのだから驚きだ。
一方ホワイトのデリカD:5はKUHLからリリースされるエアロキットを装着。VRARVAと比較するとシンプルだが、前後ディフューザーやフロントグリル、オーバーフェンダーに加え、レーシングボンネットを装着しており、必要にして十分なスタイリングとなっている。もちろん車検にも対応している。他人とは違うデリカD:5を求めるなら要チェックの一台と言えるだろう。
■KUHL Japan DELICA D:5 & DELICA MINIの見所
1.ジャンルを超えた造形美
ファミリーカ—であるミニバンにスポーツカー定番のカスタムパーツであるブリスターオーバーフェンダーを装着するなど、ジャンルを超えた造形美でD:5を再設計。
2.世界基準のデザインと品質
KUHLの世界的に認められたデザインセンスや品質へのこだわりを、D:5用パーツにも徹底的に注入。極めて高い完成度を実現している。
3.足もとにまでこだわる個性の追求
オリジナルエアロパーツに合わせ、ホイールも自社でデザイン。SUV向けに専用設計することで、唯一無二のトータルコーディネイトを完成させている。
■VRARVA・ORCUSⅡ

デリカD:5とは思えないほどの迫力を実現する近未来SUV「VRARVA・ORCUSⅡ」


VRARVAがリリースするデリカD:5ベースのカスタムモデル第二弾「ORCUSⅡ(オーカスセカンド)」。最大の特長はフロントフェイスにあり、バンパーはアッパー・センター・ロアの3パーツで構成。ヘキサゴンデザインのグリルを組み合わせることで高級感と立体感を演出している。純正パーツと交換することで、その迫力はデリカD:5とは思えないレベルに達している。

ボンネットには力強い立体感があるデザインが与えられている。ベース車両にパーツを追加するのでなく、バンパーやボンネット、さらにはフェンダーなどトータルでデザインするため調和のとれた印象を与える。

ナンバープレート下側のロアグリルも別体のパーツ構成で、このデザインもアッパーグリルとの共通化など、細部まで徹底的にこだわってデザインされている。純正バンパーをしのぐほどの完成度はさすがだ。

アッパー・センター・ロアの3パーツに分かれた立体的なフロントバンパーは、1ピースでは実現できない高級感を演出する。ヘッドランプがなければデリカD:5とは分からないほどの変貌ぶりだ。

リアピラーにはガーニッシュを装着。スライドドアウインドーからリアゲートにかけての一体感を高めている。


車両のボリュームをアップさせるのが前後フェンダー。フロントは純正交換。リアはボディに装着するが、リアバンパーまでカバーするほどのサイズにすることで9㎜とは思えないほどの迫力あるワイド感を演出している。

後方から見てもかっこいいと思えるのはリアフェンダーからバンパーにかけて繋がりのあるデザインにしているため。わずか9㎜のワイド化だが、巧みなデザインワークで迫力のスタイリングを実現している。

リアセクションではリアゲートとガーニッシュを装着。アッパーをカバーするガーニッシュにはクロームのVRARVAエンブレムを装着。リアゲートはバンパーに合わせて下側のボリューム感をアップさせている。

側面に個性を与えるのがサイドパネル。ドアだけでなくフェンダーパネルにも連続するデザインとしており、高い一体感を実現している。フロントドアパネルにはエンボスでVRARVAのロゴを配している。
◆KROSS DR

車両と抜群の相性を持つホイール「KROSS DR」。独創的なスポークやコンケイブが特長の1ピースホイールだ。



ORCUSⅡの完成度を一段と際立たせるのが細部。ドアハンドルにはノブカバーを装着。またドアミラーもボディの造形に合わせてボリュームアップしている。純正のドアミラーウインカーも問題なく使用できるよう上部のみカバーを装着する。さらにルーフエンドには専用デザインのウイングも用意。ORCUSⅡのエッジを強調したボディラインと見事に調和するデザインとなっている。
■VRARVA



ボンネットはレーシングボンネットに換装し迫力をアップ。純正バンパーとレーシングボンネットの橋渡し役がグリル。プレスラインを見事に調和させつつ、カスタムモデルであることを主張している。

オーバーフェンダーとフロントスポイラーを巧みに融合させるフロントバンパーコーナーカバ—。オーバーフェンダーの出幅を純正バンパーに溶け込ませてくれる。立体感も強めでスポイラーとの相性も最高だ。


KUHLの美への熱意を感じられるのがオーバーフェンダー。特にリアは、リアバンパーに溶け込ませつつ主張するという難題に挑戦。設計時には1㎜以下の微調整を幾度も行なったであろう、惚れ惚れとする造形美となっている。

リアをスポーティに仕立ててくれるのがルーフエンドウイング。純正のようでありながらボリューム感やレングスを調整することで存在感をアップ。上品さも備える、まさに逸品だ。

スキッドプレートと呼んでもおかしくないほどの迫力をリアバンパーに与えてくれるのがリアディフューザ—。スポーティでありながらSUVにもマッチするデザインとなっている。
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