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【4×4MACHIYAMA】4×4マチヤマが創る本物タフギア!ランドクルーザーの本質を引き出す

千葉県山武郡・芝山町。成田空港のほど近く、のどかな田園地帯の一角に、全国の四駆乗りが信頼を寄せる町工場がある。その名は、フォーバイフォー・マチヤマ。マチヤマの最大の強みは、「設計・製造・販売・取付」までをすべて自社完結で行なうこと。ユーザーの声を直接聞き、その場で図面を引き、自らの手で形にする。まさに、顔が見えるものづくりを実践する数少ないファクトリーだ。
そこにあるのは、数字や効率では測れない職人の誇り。無骨でタフ、けれど美しい。その仕上がりには、マチヤマの〝魂〟が確かに宿っている。今回は、同社を代表する2アイテム、「ルーフラック」と「リアラダー」にフォーカス。装着することでクルマの存在感を一段と引き上げ、オーナーの心を熱くする。そのこだわりと造形美の裏側に、マチヤマ哲学を探ってみた。
マチヤマのルーフラックは、アウトドアギアを自在に積み込むための堅牢なアルミ製フレームと、ランドクルーザーの本質を引き出すデザインを兼ね備える。精緻に施された溶接により、悪路や悪天候でもビクともしないだけでなく、ルーフの上に載って作業できるほどの強靭さを実現。その堅牢さは、見た目の美しさを超えた〝本物のタフギア〟としての存在証明でもある。〝実用のためのデザイン〟と〝デザインの中の実用〟という相反する要素を高次元で融合させた逸品。走る・積む・魅せる。そのすべてを叶えるマチヤマのルーフラックは、オーナーのライフスタイルそのものを映し出す。
もうひとつの主力アイテム、アルミ製リアラダー。ルーフへのアクセス性を高めるための定番パーツだが、マチヤマの手にかかると、そこには造形と機能の美学が生まれる。強度、精度、軽さ、フィッティング、どれを取っても一切の隙がない。ハードユースにも耐える素材選定と、熟練職人による溶接技術。一つ一つが、信頼を積み重ねた証だ。装着した瞬間、リアビューが引き締まり、クルマ全体がまるで〝道具〟としての存在感をまとう。それは飾りではない。
使い込むほどに価値が増す、本物のタフギア。実用性とスタイルを両立したその仕上がりは、まさにマチヤマ流である。

■ルーフラック

写真は、町山さんのライフスタイルに合わせてサイズを調整し、タープ用アタッチメントを取り付けるなど、細部まで工夫された一品である。溶接跡を含め、美しいアルミ素材の質感を最大限に生かした上質な仕上がりであり、曲げ加工されたコーナーも精巧で美しさが際立つ。クロスメッシュデザインの底板は見た目の良さだけでなく、荷物をしっかり固定できる高い実用性や、大人が4〜5人乗ってもびくともしない安心感が魅力である。

切断し、ベンダーで正確に曲げたメインパイプを、MIG溶接で丁寧に組み立てていく。表面だけでなく裏面に至るまで、一点一点を手作業で仕上げるその工程は、素材に伝わる熱の影響まで細かく考慮されており、まさに匠の技と呼ぶにふさわしい。

 

ルーフラックは、大人が上に立って作業してもびくともしない圧倒的な堅牢性を誇る。耐荷重の数字だけでは語れないその強さは、日常の荷物積載やアウトドアでの使用、さらには悪路での積載にも揺るがない安心感をもたらす。

4×4マチヤマ流「ルーフラックに荷物をまとめて収納する」術

代表の町山さんは、登山家としての顔も持つ。休日には四季を問わず散策から本格的なロッククライミングまで、フィールドを問わず山を楽しむアウトドア派だ。そんな町山さんの荷物固定術には、登山家ならではのこだわりが光る。山登りで使用する専用ロープやカラビナなどの器具(写真上)を、ルーフラックでの荷物固定にも応用しているのだ。どれも本来は、岩壁で60kgを超える人間の体を支えるほどの信頼性を誇る道具である。「これで荷物を固定できないはずがない」と町山さんは笑う。命を預けるギアを、日常の使い勝手にまで生かす。その発想こそが、彼の開発する〝本物〟のルーフラックにも息づいている。

■リアラダー

穴開け不要の設計により、リアゲートに加工することなく装着可能。高精度なフィッティングで車両への負担を最小限に抑えつつ、確実な固定を実現している。さらに軽量設計のため、リアゲートの開閉を妨げることなく安定した使用が可能だ。滑り止め加工を施したステップと、均一で美しい溶接仕上げが、高い技術力と品質へのこだわりを物語る。町山さんの愛車ランドクルーザー80に装着したモデルは、実際の使用感を踏まえて改良を重ねた、使い勝手の良い一品ものとして仕上げた製品である。

リアラダーは、美観と機能性を高次元で両立した高品質製品である。精密な造形と堅牢な構造により、大人が体重をかけても揺るがず、安心して使用できる。その堅牢性はアウトドアシーンにおいても信頼でき、さらにリアビューを引き締める、アルミ素地が剥き出しの洗練されたデザイン性を兼ね備えている。

荷物を固定するために用いられたロープワーク

1.ダブル フィッシャー マンズノット

2.ダブル エイトノット

3.ガースヒッチ

4.クローブヒッチ

ルーフラックに積まれた荷物は、4つのロープテクニックによってしっかりと固定されている。単なる頑丈さだけでなく、揺れや荷崩れを防ぐための計算された結び方は、もう一つの顔である登山家の知恵が息づく職人技そのものだ。