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【4x4MACHIYAMA】匠の技が生み出す、信頼の逸品!プロも愛用する4×4マチヤマのルーフラックを改めて検証!

平成初期に起こった前回の4WDブームでは、ルーフラック/リヤラダー/グリルガードを装着するのが当たり前で、それらは4WD乗りの三種の神器とまで形容されていた。現在と比べると選択肢は少ないが、当時も様々なアフターパーツメーカーからルーフラックが発売されており、4×4マチヤマもその1つ。ベテラン4WDオーナーでマチヤマ名を知らない人は皆無と言えるほど高い知名度を誇っており、そのラインナップはレジャー向けの4WD用だけでなく、ハイエースや映画やTVで使用するロケバスコースター用まで豊富なラインアップ展開している。いずれのサイズも抜群の強度、オールアルミ製による高い耐候性、そしてクルマに優しい軽さも実現するなど、様々な魅力を備えていると言える。マチヤマのルーフラックはレジャーのみならず、プロフェッショナルにも愛用されるのは、永年に渡って築き上げた信頼、高い技術の証と言えるのだ。
 ちなみに装着されたオーナーの皆さんからは、「安心感がまったく違う!」「装着していても重さを全く感じないので、クルマにも優しい」と好評をもらっている。検討の際は、まずは4×4マチヤマでじっくり相談されることをお勧めする。

株式会社フォーバイフォーマチヤマ代表
町山庄平氏

経営者としての視点と職人としての信念を併せ持ち、「良いものを長く使う」という日本人ならではの価値観を大切にしたものづくりを続ける町山庄平さん。彼が手がけるルーフラックやリヤラダーは、ハードユース(ガシガシ使える)にも耐える実用性を追求しており、職人やロケバスなど、厳しい現場で求められるツールとして選ばれ、活躍している。余談だが、使用する工具や設備にまで徹底してこだわり、「どうすればもっと効率よく、そして美しく作れるか」を常に考え、日々改良と工夫を重ね続けている。

4×4マチヤマが大切にする製品づくり5つのこだわり

【1】完全オリジナル設計
【2】職人の手で一つひとつ製作
【3】強度と軽さのバランス
【4】積むだけで終わらせない「拡張性」
【5】日本の気候・道路事情への適応

■様々なご要望にもきめ細かく対応!

デリカD:5用は、長さ2100㎜×幅1290㎜のルーフ全体をカバーする大きめサイズ。高さ120㎜のミドルデッキ(CASE1)に加え、より低い85㎜のスーパーローデッキ(CASE3)も用意。さらに、76㎜〜140㎜まで5段階の高さ調整が可能なバリエーション(CASE2)も存在する。また、厚さわずか45㎜のフラットモデルもラインナップする。

CASE1(ミドルデッキ)

スタンダードタイプは高さ120㎜で、基本はこちらのスタイルからとなる。フレーム数の変更や、前面をスラント(斜め)にすることも可能だ。

CASE2(ミドルデッキナロー)

ルーフレールの内側に収まる、ややナローなモデル。高さだけでなくバスケットのサイズも変更可能で、セミオーダーメイド感覚の仕上がりが特徴である。

CASE3(スーパーローデッキ)

ユーザーの関心が高い「高さ問題」について、マチヤマでは20世紀からいち早く対応。ローデッキモデルでは、わずか85㎜という低さを実現している。

#マチヤマニア垂涎 ルーフラックの注目ポイント!

クロスメッシュのかっこよさだけでなく、荷物をしっかり固定できる実用性の高さや、大人が乗ってもびくともしない安心感も魅力だ。
曲げ加工によって形成されたコーナーは、非常に美しく仕上がっている。可能な限り一体成形を採用することで、ベーシックモデルながら18kgという軽さも実現している。ラック本体と同じ3㎜厚のアルミを使用したランプブラケットも、オプションとして追加可能。
上下のフレームをつなぐパネル部は、半自動のMIG溶接で製作されているが、TIG溶接に匹敵する美しいビードを実現している。また、積載物に応じてパネルの枚数を変更することも可能だ。
デリカD:5は、純正ルーフレールを使ってルーフラックを固定でき、ランドクルーザーなどは用途に応じて支えを注文時に追加することも可能だ。
「#マチヤマニア」はインスタグラムで活動中!マチヤマのラックの魅力をぜひチェックしてみて!

天井へのアクセスもラクラク!デリカ専用リヤラダーも限定生産にて発売中

リヤラダー専用素材を使用し、軽量性と高い強度を兼ね備えたリヤラダーもラインアップ。足を載せるステップ部分にはフラットなパネルを採用し、ユーザーへ配慮した仕様となっている。さらに、内側には補強フレームを追加することで耐久性を向上。安心してルーフラックへの積載作業が行なえる。ルーフラックと同一メーカー製のリヤラダーを選ぶことで、デザイン面でも統一感が生まれ、車両全体のカスタム性がより高まる。ぜひ、ルーフラックとあわせて装着したいアイテムだ。

■「ルーフラック」&「ラダー」専門ファクトリー訪問レポート

今回の取材では、通常は立ち入りが禁止されている工場内にも、特別に許可をいただいて入らせてもらい、ものづくりの現場をじっくりと拝見することができた。特に印象的だったのは、トヨタ・ハイエース用の大型ラックを製作する工程だ。その長さは実に3メートルにもおよび、まさに圧巻のスケールである。作業の一つひとつが手作業で丁寧に進められ、まるで工芸品を仕上げるかのような慎重さと情熱が伝わってくる。目の前で次々と形を成していくラックには、町山庄平氏の真摯な姿勢と心が確かに宿っていると実感させられた。
 例えば5メートルを超えるような巨大なラックでも溶接の歪を抑え、仕上がりの寸法誤差はわずか数ミリ以内という高い精度が保たれている。しかも、そうした技術的な正確さに加え、完成品からはどこか人の手の温もりや、作り手の思いが伝わってくるような独特の優しさが感じられる。こうした「心の通った工業製品」とでも呼ぶべき存在こそ、強度や耐久性、あるいは機能や形状といった数値では表現できない、4×4マチヤマ製品の本当の魅力なのだ。
 また、町山氏はオーダーメイドの「ワンオフパーツ」制作にも積極的に取り組んでいる。顧客ごとに異なるニーズに柔軟に応えられる点も大きな強みだ。現在はアルミ製のフロントバンパーの製作も計画しているとのことで、4WD愛好家たちにとって、今後ますます目が離せない存在となりそうだ。

[ 製造工程を見学 ]

【1】素材の選定と切断

素材には軽量かつ高強度なアルミニウムなどを使用。仕様にあわせて正確にカットされる。

3㎜厚のアルミパイプを使用して大型のルーフラックを製作するが、特注の材料を用いている。製作工程の中でも、特に神経を使うのは採寸と切断であり、ここでのわずかなズレが製品の品質に大きく影響するという。
【2】溶接&組立
熟練工のMIG溶接による高精度な組立。見た目にも美しい溶接ビードが印象的。
切断し、ベンダーで正確に曲げたメインパイプを、MIG溶接で丁寧に組み立てていく。表面だけでなく裏面に至るまで、一点一点を手作業で仕上げるその工程は、素材に伝わる熱の影響まで細かく考慮されており、まさに匠の技と呼ぶにふさわしい。
【3】仕上げ
アルミ素材の質感を生かした仕上げだから、ガシガシ使える!
溶接跡は丁寧に洗浄・乾燥処理され、美しいアルミ素材の質感を生かした上質な仕上がりとなっている。写真下のブラック仕様は、オーナー自身によるDIYカスタム。ランプブラケットなどは、自身の使用スタイルに合わせて最適な仕様をリクエストし、完成させたものだ。決して安い買い物ではないからこそ、ランプブラケットをはじめとする細部にまで徹底的にこだわり、“自分だけのオンリーワン”なルーフラックを手に入れてみてはいかがだろうか。
  • Special Thanks
  • 撮影協力:#マチヤマニア 1号・3号・8号

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  • 株式会社フォーバイフォーマチヤマ 
  • 電話:0479-78-1739
  • 営業時間:10時~17時
  • 定休日:毎週火曜日・第1第3水曜日定休 
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