また、リフトアップ量を3インチに留まるショップが多い中、マスターピースは限界突破と言うべきシエラ&5ドアの5インチリフトを実現。もちろん保安基準に適合しているので、車検も問題ない。かっこいいけど、さすがにここまでアグレッシブなのは…と思うユーザーには3インチリフトも用意されており、好みの仕様が選べるのも大きな特徴だ。
5ドアの前後バンパーは、オフロード走行時にヒットしても大丈夫な金属製に変更。また樹脂パーツにも力を入れており、FRPボンネットやスペアタイヤを外して装着するスムージングパネルも発売中。インテリアに装着すればレーシーな雰囲気を演出でき、エクステリアに貼ればボディのプロテクションパーツにもなるマジカルカーボンシリーズも各種ラインナップしている。
お手軽なアイテムから本格的なオフロード用まで、マスターピースでは幅広く取り揃えているが、いずれの製品も「ジムニーがもっと楽しくなる」という同店のコンセプトが込められていると言えるだろう。
■JIMNY 5DOOR


【タイヤ】TOYO OPENCOUNTRY M/T
(235/85R16)
【ホイール】DELTA FORCE OVERLANDER
(6.0J×16、インセット-5)
【リフトアップ量】5インチ

5インチリフトアップの要となるのは、やはりコイルスプリング。だがスプリングを交換しただけではまともに走行できない。スタビライザーの角度、フロントラテラルの角度、ブレーキホースの延長など、様々な補正が施されている。

ピボットと呼ばれる前後アームの付け根にもブラケットを追加することで、ノーマル同等の直進性を実現。5インチリフトアップしてもそのハンドリングは良い意味で「普通」だ。

ショックは3インチリフトアップに対応するものを装着しつつ、さらに延長ブラケットも追加。モーグルなどでサスペンションがフルストリークしても伸び切らないように配慮。

燃料タンクだけでなく、トランスファー部分にもガードを装着。こちらは肉厚アルミ素材を採用。ドレスアップ目的ではなく、メカニズムをしっかり守る機能部品なので、無駄な加飾は施さず極力リーズナブルな価格となるように配慮している。

燃料タンクガードを装着し、オフロード走行時のトラブルを予防する。素材はスチールを採用しており、見た目よりも実用性や耐久性を重視。オフロードに出かける予定があるなら、その前に装着することを強くオススメする。
5リンク化で圧倒的なストローク量を実現!


フロントアームはキャスター角やホイールベースの補正のために変更。注目すべきはリアのアームで、ノーマルは1本のアームにブッシュが直線的に並びホーシングと繋がるが、トラクションリンクは2個のブッシュがそれぞれ独立したアームで接続されている。これによりタイヤが縮んでもねじれが発生しにくくなり、サスペンションがスムーズに動くのだ。なお、アームの色は6色を設定する。

パイプ形状のバンパーには、小型のウインチが搭載可能。なお純正フォグランプが移植可能なステーは別売となる。グリルはJA11を彷彿とさせる「いちいちグリル」。ヘッドライトデカールに装着することで、大きく印象が変わる。

リアバンパーもコンパクトなスチール製に変更し、デパーチャーアングルを大きく改善。灯火類は純正が装着可能なので、ムダのないカスタムができる。またバンパーの下には突入防止ロッドも追加する。

タイヤサイズは235/85R16。ワイドなタイヤを装着しているが、しっかりノーマルオーバーフェンダーに収まる。ホイールは、デルタフォースの新作であるオーバーランダー。

スチール素材を採用した、シンプルなサイドステップ。この角度を変更することで、サイドシルガードとなるように現在計画中。アンダーガード同様、オフロード走行の必需品だ。

スペアタイヤも235/85R16サイズを装着するために、タイヤを右斜め上にオフセットさせるキャリアを開発。ブラケットは前後に動くので、ここまでの強度が必要となる。



クウォーターウインドウの回りや、車内の各部にはハセ・プロと共同開発したマジカルカーボンやマジカルアートシートを装着。車内ならスポーティ感や汚れの防止。車外ではキズを予防する効果が期待できる。

■JIMNY SIERRA


【タイヤ】DUNLOP GRANDTREK XS1
(215/75R16)
【ホイール】DOALL CST ZERO 1 HYPER S
(6.0J×16、インセット0)
【リフトアップ量】3インチ
3インチリフトアップしたことで、タイヤサイズは215/75R16に変更。ホイールを16 インチにしたことで安定感が増すだけでなく、ビッグローターの装着が可能となる。またスペアタイヤを外した時の後ろ姿をスマートに見せる、FRP製のスムージングパネルを新発売。こちらはあらかじめミディアムグレーに塗装済みとなる。


FRP製ボンネットに交換することで、ステアリングフィーを改善。側面にエアダクトが設けられ、エンジンルーム内の冷却を行なう。裏側にはレインガーターが設けられ、雨水は入っても排出される。
構造変更を必要としない範囲内でスタイルと走破性を追求する




3インチリフト車にもトラクションリンクを装着。フロントブレーキのローターは、1サイズ大きくスリットが入った仕様に変更し、制動力を向上させている。なおシエラに装着されるショックは、オーストラリア製のタフドドッグ。非常に太いショックを装着するためラテラルロッドをオフセットさせている。

- 兵庫県神戸市長田区海運町8-1-4
- 078-731-8585
- 営業時間:9:00〜19:00
- 定休日:水曜日・祝日
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