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【4×4 Engineering】自社の強みを意識し足回りに特化する!

半世紀以上に渡り、日本国内だけでなく世界中の4WDオーナーを魅了し、愛用され続けて来た信頼のブランド、それが4×4エンジニアリングサービス(以下、4×4ES)。ランドクルーザーやジムニーなどの本格4WDの使われ方や走る環境を鑑み、その性能をさらに向上させる様々なアイテムを提案し続けている。
同社のデモカーは、2024年に開催されたトライトンカスタムコンテストで「竹岡圭賞」を受賞しているが、「こんなにシンプルなのに何故?」と思われた方もいるだろう。だが手当たり次第にパーツを追加するのでなく、純粋に4WDとしての走行性能を向上させることのみを追求することで、同社がもっとも得意とするサスペンションチューニングと、オフロード走行に適したアルミホイールを強く訴求していると言えるだろう。
ノーマルよりも大きなタイヤを装着することで逞しさやワイルドさを強調させたいユーザーは多いと思うが、本来リフトアップはオフロードでのロードクリアランスを拡大させるのが目的で、決して車体を大きく見せるためのものではない。
アルミホイールも然りで、オフロード走行時に、泥が詰まりブレーキ性能が悪化することがあるが、4×4ESの製品は排土性にも着目している。国内ラリーに参戦する竹岡さんには、これらの「機能性」がジャストミートしたと言えるだろう。

道を選ばぬ快適な走りと多彩なホイールをラインナップ

現在4×4ESでは、オリジナルのサスペンションキットを開発中。リフトアップ量はフロントが50㎜、リアが40㎜を目指しており、デモカーには試作品を装着して各種走行テストを実施中。取材時はノーマルショックを組み合わせているが、もちろん減衰力調整機構やハーモフレック機構が備わった「ビッグカントリーショック」が組み合わされる予定だ。
今回デモカーには、リアルオフローダー御用達のブラッドレーVと、Air/G VULCANを装着するが、このほかにもブラドレーFORGED TAKUMI、Air/GのRocks、Massiveが装着可能なので、自分がトライトンをどう使うかを考え、それに最適なアイテムをチョイスしよう。色やデザインで決めるのもアリだが、4×4ESならカスタムでクルマの機能を向上させることも可能だ。

トライトンのノーマルサスペンションは荷物の積載を考慮し、かなり尻上がりのスタイル。リフトアップしつつこれを補正するために、フロントはノーマルよりも50㎜リフトアップするコイルスプリングを装着。リアサスペンションは40㎜のブロックを組み込む。車高を上げつつも、オンロードでの安定感や快適性にも配慮されており、良い意味でマルチパーパスな仕様を目指している。シャックルやリーフスプリングはノーマルを使用するので、構造変更は不要なところも魅力的だ。

◆Air/G VULCAN

 幾何学的なデザインを採用することで、ディスクのようにもスポークのようにも見えるのがAir/G VULCAN。17インチと18インチをラインナップ。

17インチはGSRグレードへの装着を推奨。また18インチはオーバーフェンダーなどを追加する、よりハードなカスタムに対応したサイズとなっている。センターキャップは標準装備。4×4ESにはブラッドレーシリーズという、絶対的なオフローダー向けアイテムが存在するので、Air/Gシリーズは比較的ライトなユーザー向けとも言える。

◆BRADLEY V

 1989年の登場から今日に至るまで、数多くのユーザーに愛用される唯一無二のオフロードホイール。それがブラッドレーVだ。16インチでスタートしたが、近年ノーマルホイールが大径化されるのに伴い、ブラッドレーVも17インチだけでなく18インチを追加。とくにデモカーに装着した18×8.5J、+20はトライトン専用サイズと言えるもの。
オプションのスチール製キャップを装着することで、ブラッドレーVの耐久性はそのままに、よりエレガントな雰囲気を演出することも可能だ。
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