TOP > 記事 > 【MOTORAGE】走る・曲がる・止まるを最優先にしその上でスタイルも追求する!

【MOTORAGE】走る・曲がる・止まるを最優先にしその上でスタイルも追求する!

大学生の頃からクルマ漬けだった、モトレージ代表の岡本氏。三菱ジープとの出会いから四輪駆動車に傾倒し、キャメルトロフィーやアジアクロスカントリーラリーなど、海外の競技会にも参加する。モトレージが産み出す様々なオリジナルパーツは、岡本氏の膨大な経験が土台になっており、確かな経験に裏付けられたものばかり。装着することでノーマルよりも性能を高められることは当然で、モトレージのオリジナルパーツはいずれも、装飾品ではなくクルマの性能を向上させる「機能部品」だ。

■JIMNY SIERRA

モトレージでは車高やバネレートの違いで、現在6種類ものコイルスプリングをリリースする。その中でも最も車高をアップするHOTスプリングを装着したのがこのジムニー シエラだ。組み合わせたビルシュタインショックは、一般的なジムニー シエラ用とは太さも長さも全く異なり、まさにカスタム用のスペシャルモデルなのだ。

●タイヤ:YOKOHAMA GEOLANDAR X-A/T
(LT235/70R16)
●ホイール:MLJ XTREME-J XJ04
(16×5.5Jインセット-5)
●リフトアップ量:3.5インチ

オンロードではロールスピードをしっかり抑制し、オフロードでは衝撃をしなやかにいなすので、どんな路面も楽しく走れるようになる。
リフトアップに加えてワイドなフェンダーに交換したことで235タイヤの装着が可能になった。オフロードでの使用を考えたバンパーは金属製が多いが、ハンドリングの悪化を防ぐために軽量だが高強度のFRP製を装着している。モトレージのカスタムは、スタイルだけでなくトータルバランスに配慮したコーデになっていた。

アールヌーボーのFRP-Tバンパー。コーナー部が脱着可能で、異なる表情が楽しめる。

スクエアな開口部が並ぶアールヌーボーのフロントグリル。近日発売開始の予定だ。

シエラ専用のシュノーケルを装着。塗装済みでボディへの穴あけは不要。

純正と同じサイズだが、特殊なコイルの巻きで高出力を実現したオルタネーターも発売中。

ノーマルよりも大きくワイドなジオランダーX-A/Tを装着。ホイールはXJ-04をセット。

フェンダーの位置を高くすることで、より大きなタイヤが装着可能。車高がアップして見える視覚的な効果も期待できる。

豊富なバリを誇るサスペンション

ノーマル車高から3.5インチまで、合計6種類のスプリングを用意するモトレージ。オンロード向け、オフロード向けと個性の違いはあるが、1番ハードなこのHOTスプリングでもオフロードをしなやかに走行可能。車高は変えたくないけれど、乗り心地を改善したい人向けのショックアブソーバーとスプリングも用意されている。

リーディングアームにオフセットダウンブラケットを追加することで、キャスター角を補正し直進性を高める。

プロペラシャフトとメンバーが干渉するのを防ぐためアフターのクロスメンバーで回避する。

■JIMNY

一見するとジムニー シエラとあまり車高が変わらないジムニー。こちらは3インチほどリフトアップしているが、味付けは比較的柔らかくてオールマイティなもの。

●タイヤ:YOKOHAMA GEOLANDAR X-M/T
(7.00R16C)
●ホイール:WORK CRAG S1J
(16×5.5Jインセット20)
●リフトアップ量: 3インチ

前後のバンパーは、高い強度を実現しているFRP‐Tを採用。エアロフェンダーカバーを追加することで、ボディサイドに逞しさを感じさせる。車高をアップし、さらにフェンダーカバーを取り付けたことで、7.00×16Cサイズのタイヤを収めることができた。もっと太いタイヤも選択できるのだが、それではエンジン出力を損なうので、このサイズの選択となった。
レースチップ(サブコン)を追加して動力性能をアップし、フロントブレーキにスリットローターと強化パッドを入れて制動力を強化。こうして快適な走りと安心を高めている。

フロントバンパーとリヤバンパーには、軽さと強度を両立させたFRP-T素材を採用。FRPなので軽く、フロントヘビーになるのを防止。またオフロードで多少ヒットさせても、割れることはない。

クラシカルな雰囲気を漂わせるスポーツグリル。開口部を大きくすることで、エンジンルーム内の温度を下げる。ラプター加工だけでなく、純正色にも対応可能だ。

スペシャルビルシュタインダンパーに3インチリフトのTERRAスプリングをセット。ジムニーはブッシュの変更でキャスター角を補正。ピボット部分が元の位置になるので、オフロードで引っかかりにくいのがポイント。なお、スキッド性の向上と保護のためにガードも追加する。

タイヤを大きくすると制動性能が低下する。その対策にはスリットローターが効果的だ。

OS技研が扱うレースチップは、4WDの特性に合わせたトルク重視型。大径タイヤを履いていても坂道をシフトダウンせずに走行できる。

■JB23:スポーツ走行可能なリフトアップ

世の中が現行ジムニーにばかり注目している印象が強いが、モトレージはJB23もまだまだ取り扱い中。最もハードなスプリングで3.5インチリフトアップするが、ビルシュタインとの相性は抜群でワインディングも軽快に駆け抜けることができる。スポーティなグリルはモトレージのオリジナルで。開口部を大きく据えることで冷却性能を向上。パーツの形状にも意味がある。