■SUBARU フォレスター
スバルは2025年4月3日に新型『フォレスター』の公式サイトをオープンするとともに、各販売店にて先行予約の受付を開始。そして4月17日に、正式に日本仕様を発表した。
フォレスターといえば、初代が1997年に登場したモデルだが、SUV本来の〝アウトドアと都市生活の両立〟を重視したTHE SUVといえる存在だ。今回6代目に進化した新型は「いつでも冒険に出られる頼れるGEAR」をテーマに掲げ、堂々たる佇まいに。SUVらしさをより演出するデザインと、正統派SUVとしての性能面に磨きをかけた。
とくに走りの性能で注目されるのが、スバル・クロストレックに先行導入されていたストロングハイブリッドの新採用。燃費性能の向上だけでなく、安定感のある乗り心地を実現してくれる。
ボディは全幅1830㎜というサイズだが、フロントフェイスをヘッドランプとグリルを軸の通った連続デザインに刷新することで、それ以上のワイドさを感じさせる。また、ヘッドランプの外側かつ低い位置に縦のライナーを配してワイドさだけでなく、踏ん張り感もある。サイドはシンプルながら断面感を強調したデザインで、フェンダーの逞しさが魅力。安定感や走破性といったSUVならではのキャラクターを前面に押し出しているのがよく分かる。
インテリアは、先代でもこだわった死角の少ない視界を追求。大型のフロントガラスや水平基調のインパネとすることで、すっきりとした前方視界を実現。さらに後方視界についても実用性に配慮する。運転席回りは先進機能を充実化し、大型ディスプレイや最新のコネクティビティを揃える。ワイヤレス充電や照明付きUSBも備えるなど、まさに使い勝手の良い室内空間といえよう。
また1250㎜というクラストップの開口幅を維持したラゲッジルームはさらに利便性を強化。キックセンサー方式のリアゲート開閉機能を導入したほか、ユーティリティナットを装備した。
パワートレインは、18ℓ水平対向4気筒ターボと、2.5ℓ水平対向4気筒ユニット+2モーターを組み合わせたストロングハイブリッド(e‐BOXER)の2タイプを設定。特に注目は後者のストロングハイブリッドで、スバルのシンメトリカルAWD技術とストロングハイブリッドの組み合わせが魅力だ。
燃費性能を改善するとともに前後輪を繋ぐプロペラシャフトがモーターの高いトルクをダイレクトに後輪に伝達するといったストロングハイブリッドならではの力強い走りと、スバルならではの安定した走りを両立。もちろん電子デバイスのX‐MODEも搭載済みだ。
さらに専用チューニングが施されたダンパーを設定することで、低速から高速領域まで、しなやかで安定感のある乗り心地を実現してくれる。




〝元祖都市型アウトドアイベント〟として、アウトドアメーカーや自動車メーカー、キャンプ場などが集結して最新のアウトドア用品やアイテムなどを披露するのが『OUTDOOR DAY JAPAN(アウトドアデイジャパン)』だが、4月3日・4日にわたり、東京のオアシスでもある代々木公園で行なわれたのが『OUTDOOR DAY JAPAN 2025 TOKYO』。そこでスバルの新型フォレスターの全グレードが一般公開され、大きな話題となった。
NEW FORESTER X-BREK

新型フォレスターの中心は、2.5ℓの水平対向4気筒+モーターのストロングハイブリッド搭載したAWDモデルと言っても過言ではない。中でもアクティブなアウトドアシーンでの使用が想定されるグレードが「X-BREAK」。
ラダータイプのルーフレール、撥水加工のシートやカーゴフロアボードなどを標準装備とするX-BREAK(上記)をベースに、本記事の撮影車両は純正オプションアクセサリー用品のアクティブアドベンチャーパッケージなどをフル装備してカスタム。





主なアクセサリー用品装備は、大型グリル、ランプガード、ボディサイドプロテクター、ルーフエッジプロテクター、ドアハンドルプロテクター、マウンテンデカール、リアヒッチメンバーなど。またさらなるカスタムの可能性を示唆するため、タイヤはホワイトレターを採用するTOYO TIRESのOPEN COUNTRY A/TⅢ(225/55R18)を装着していた。ちなみにこのタイヤは、スバルSUVを装着ターゲットに絞ったもので、この2月に拡充されたばかりの追加サイズなのだ。

車中泊マット、ユーティリティフック、カーゴサイドストレージ、ウインドーシェード、リアシートバックエクステンションなど、車中泊や荷物の積載に便利なアクセサリーアイテムをラインナップ。テントを広げず、車中でアウトドアを快適に楽しむことができる!

スバルのカスタムモデルやアクセサリーアイテムのデザインを手掛ける須崎さんも来場。近年は東京オートサロンなどで『BOOST GEAR(ブーストギア)』の名を冠したカスタムコンセプトカーを発表していたが、そのイメージ色のターコイズブルーは、今回の新型フォレスターのアクセサリーパーツにも採用。

PREMIUM

SPORT
下写真が1.8ℓ水平対向4気筒ターボ・AWDオンリーのグレード『SPORT』、上写真のPREMIUMは、X-BRAKEと同じくストロングハイブリッドを搭載するグレード。専用19インチアルミホイール、本革シート、専用サイドプロテクター、キックオフセンサー式ハンズフリーリアゲートなどを標準装備。

LEVORG LAYBACK
扱いやすいボディサイズとちょうどいい車高、広いラゲッジスペースなど、都市型SUVとして人気のレヴォーグ レイバック。ルーフにサイクルキャリアを介してマウンテンバイクを搭載したほか、ホワイトレターのオープンカントリーA/TⅢ(225/55R18)と用品のターコイズホイールを組み合わせて展示。

CROSSTREK
スバル初のストロングハイブリッドモデルとして人気のクロストレック Premium S:HEVをベースにアクセサリーを装備。足もとには同じくオプカンのA/TⅢ(225/55R18)をSTIの18インチホイールとともにセット。さらにルーフトップテントを搭載するなど、アウトドアにマッチするカスタムを提案した。
- 新型フォレスター 公式サイト
- https://www.subaru.jp/forester/