実際に仕様の異なる3台のデリカD:5をデモカーとして保有し、ユーザーの目標となるようなカスタムスタイルを提案しているロードハウス。どこでも走れるオフロードタイヤ、キャリアやランプを追加して自由気ままにキャンプや旅が楽しめそうなアドベンチャー感、デリカらしい力強いフォルムなどの様々な魅力を凝縮したオレンジのデモカーが、東京オートサロン2024のカスタムカーコンテストのSUV部門で優秀賞を受賞したのは記憶に新しい。同賞をデリカが獲得したことは初めてだったが、誰もが納得する完成度の高さがあった。
そのカスタムのポイントはエクステリアと足回りが中心で、サスペンションにはハートランドの4インチアップキットにオリジナルのコイルスプリングを組み合わせて5インチリフトアップ。そこにオリジナルのショックをセット。このカスタムだから装着できるタイヤサイズ「265/75R16」でワイド化して、オーバーフェンダーで飲み込む。これがデリカらしい安定感のあるスタイルの構築なのだ。
さらにオーバーランドスタイルを構築するルーフキャリアやリアラダー、そしてLEDライトバーを内蔵した新機軸のバンパーガードを装着し、スタイルだけでなくアウトドアでの利便性も追求したカスタムスタイルといえよう。
なお、デモカーのデビュー当時はプロトタイプだったアイテムが続々とリリースを開始。そのひとつがエナペタル製の減衰力調整機能付きのセミハイストラットショック。そしてもうひとつがフロントLEDライトバー。これはガードバーとLEDライトバー2個、スキッドプレートをセットにしたアイテムで、装着すると一気にデリカの雰囲気を変えてくれる。
もう1台の白のデモカーは驚異の7インチリフトアップスタイルで、オレンジデモカーとは異なるパーツでスタイルアップしているのがお分かりいただけるだろう。ここまでエクストリームなカスタムを求めていないユーザーにもオススメの、ちょいアゲ野性味の1インチアップデリカの情報もお届けしよう。
ロードハウスのデリカカスタムに魅力が感じられるのは、オリジナルパーツの多彩さによって、自分だけのスタイルを構築できる多様性にあると思う。すでに出尽くした感のあるデリカパーツだが、まだまだ新しい世界は広がっている。そう、忘れてはいけないNEWモデル、デリカミニのカスタムも下記でチェックして欲しい。
■KADDIS XTREME “NEW” DELICA D:5


デイライトLEDが内蔵され、純正バンパーの保護に効果的なフロントLEDライトバーが製品化され、好評販売中(スキッドプレートもセットとなる)。LEDランプの存在感が際立つシンプルなデザインが魅力。またダイナミックシールドを生かしたアクティブランプパネル(こちらもLEDランプ内蔵)に変更した上でさらにエアロボンネットもコンビして、フェイスチェンジ!

フロントフェイスだけでなく、ボンネットにも手を加えるのがロードハウススタイル。軽量なエアロボンネットは中央とその両側に開口部を設けて、エンジンルームの熱を効率的に排出する。また横方向への広がりを意識したデザインで、ワイド感を強調。

フロントウインドウ上方に、コンパクトなLEDランプを内蔵したルーフマーカーランプを装着。2023年にチーム三菱ラリーアートのAXCRサポートD:5も採用した逸品だ。その他の灯火類に属す車検対応品だ。


フロント

リア
ハートランドの4インチアップキットにオリジナルの1インチアップスプリングを組み合わせ、合計5インチアップとしたオレンジD:5。この車高でLT265/75R16サイズのA/Tタイヤを装着しているが、それを実現するのがオリジナルのエナペタル製セミハイストラットショック。スプリングシートを高くセットすることで、同じ車高でも今までより大きいタイヤのインストールが可能。ショックとしての機能も十分で、減衰力調整機構付きで乗り心地も快適になる。


フロント30㎜ワイド、リヤ25㎜ワイドのオーバーフェンダーをセットして、LT265/75R16サイズへアップしたタイヤを飲み込む。ホイールはオーバーフェンダー対応サイズ16×8.0J+13のブラッドストック1ピースをコンビ。

デリカD:5のルーフほぼ全面をカバーし、高さを抑えたロードハウスが新たに提案するルーフキャリア。風切り音を抑制するディフレクターやサイドオーニング取り付けブラケットなど、様々なオプションが充実。ルーフマウント部に取り付けて搭載。


ルーフキャリアを使いこなすために必要不可欠なアイテムが、リアラダーPREMIUMやトレイルヒッチPREMIUM。アグレッシブな見た目だけでなく、キャリアへのアクセスが格段に良くなる機能性に注目!さらに乗降性をアップするサイドステップPREMIUMも装着。
■KADDIS XTREME DELICA D:5 7inch-UP

アグレッシブさを追求したKADDISエクストリームスタイルの中でも、タテ方向に7インチアップしたハイエンドモデル。単にタテ長にならずに安定感があるのは、各種パーツをフル装備しているから。例えばワイルドさとワイド感を強調すべく、ダミーピアスボルトをあしらったオーバーフェンダーサンマルを装着していること、さらにルーフレールラックの搭載に加え、ラダーやトレイルヒッチを含めたリアビューの一体感はとにかくパワフルで美しさすら感じさせてくれる。

フロント

リア
ロードハウス・オリジナルの車高調ステージ3と、ハートランドの6インチリフトアップを組み合わせることで合計7インチアップを達成。単に車高を上げただけでなく15段階の減衰力調整機能付きの車高調ステージ3により、街中の乗り味はソフトに、峠やコーナーの続く路面ではロールを抑えた満足感のある操縦安定性・乗り味を演出。リフトアップ=乗り味が悪い、という考えは今や古い考えなのだ。


7インチものリフトアップによって装着されているBFグッドリッチのオールテレーンタイヤは、驚きのLT265/70R17サイズ!そこにUSワイルドなテイストたっぷりのホイールであるMKW・M204をコンビ。デザインは迫力の10スポーク×10ホールスタイルでリムフランジは、別体感のあるリアル・ビードリングテイストだ。

実用性だけでなく、スタイリングも優先したルーフレールラック。近年のD:5にルーフラックを装着するという〝文化〟を切り開いたパイオニア的アイテムだ。近年はロープロファイルなルーフキャリアが各社からリリースされているが、骨太なデザインは今でも決して色褪せない。

■KADDIS AR4 DELICA D:5


オリジナルのコイルスプリングで、1インチのリフトアップを実現したKADDIS AR4スタイル。そこにアシストキットを追加してアライメント補正も行ない、いい意味で車高アップを感じさせない素直な走りを実現。

オーバーフェンダーも基本的には構造変更が不要な9㎜幅を選び、それに合わせてタイヤはノーマルよりもワンサイズ大きなLT235/70R16をセット。

他にもKADDISパーツは多数装着しているが、経済性も重視されたオールラウンダーなカスタムスタイルといえよう。

■KADDIS AR4 DELICA MINI




約35㎜リフトアップするサスペンションキットをセット。純正ダンパーに対応し、ノーマルよりも高速安定性を得られる。さらに付属のショック延長ブラケットによって、突き上げ感も解消できる (この延長ブラケットのみの販売も行なっている)。ホイールはWORKのCRAG CKVでタイヤはジオランダーX-ATを履く。

軽量なアルミ材質と高剛性な45φパイプを組み合わせ、KADDISらしいタフでスタイリッシュなデザインに実用性を与えたデリカミニ専用設計のルーフレールラック。ラック専用のディフレクターも用意。

中央に3つのLEDを仕込んだ5連のルーフマーカーランプも要注目アイテム!実はAXCR2024のサポートカーのデリカミニにも装着されていた逸品なのだ。




ダッシュボードの映り込み抑制や劣化防止効果のあるダッシュマットのほか、ルーフポケット・ダブルを後席上部に設置。さらにアクセル&ブレーキ用のアルミペダルセットやアルミヒールプレート、イタリアンレザーを使ったお洒落なスマートキーカバーを用意。

ステンレス製のハンガーが付属する、デリカミニ専用設計のマッドフラップをいち早くリリース。ボルトオン装着できる。ブラック/レッド/ブラウンの3色をラインナップ。
- ロードハウス
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