昨年、日本に“再々販”され、ランクルファンはもちろん、多くの4WD・SUVファンたちの話題をさらったランドクルーザー70。しかし、なぜかその販売先は“抽選”。なかなか国内では手に入らない状況だ。
しかしそんな中、頼りになるスペシャリティショップが存在する。海外車両の輸入車・逆輸入車の販売を得意としている「PUTデポ」だ。
元々は北米トヨタの車両である国内販売以前のFJクルーザーや、タコマ、タンドラといったUSピックアップトラックを得意としていたが、近年はランクル70も数多く手がけていて、すでに多くの海外仕様70オーナーを誕生させている。
もちろん、丸目に戻った現行の70系もオーダー可能だ。しかも国内仕様だと直4ディーゼル搭載・4ドアセミロングの「GDJ76」のみのラインナップだが、トゥルーピーやピックアップ、ショートモデルなど、日本にはない仕様の70だって、PUTデポなら必ず手に入る!
国内登録のためには様々な車両試験が必要になるため、オーダーから納車までは長期になることもあるそうだが、それは理解しておきたい。
装備は国内仕様に比べ、グッとシンプル。為替レートで買いやすい中東モデルがメインのため左ハンドル車が多いが、現行モデルはAT車も新たに選ぶことができる。本当のランクル70という選択、アリだと思う!


PUTデポでは24年モデルも続々と入荷中。中東仕様ではホワイトとベージュの2色で展開。オーストラリア仕様では更にダークブルーも加えた3色のカラーバリエーションとなる。
■LAND CRUISER 78 Troop Carrier

海外仕様ランクル70の代名詞的な存在が78トゥループキャリア。5mを超える長大なボディなのに2ドアというプロフィールが、彼の地での乗られ方が偲ばれる。もちろん現行型にも設定があり、いち早く輸入されたモデルは1グレード仕様。丸目ヘッドライトはハロゲン式、エンジンは4.5ℓ/V8ターボディーゼルを搭載する。ミッションは5速MTだ。ちなみに現行型は78、76、79ピックアップで、それぞれV8ディーゼルターボ+5MT、2.8ℓ直4ディーゼルターボ+6AT、4.0ℓ/V6ガソリン+5MT&6ATのパワートレーンが選べる。ショートの70はV6ガソリン+5MT&6ATと、直4ディーゼルターボ+6AT。何より、海外仕様でもATを選べるのが朗報なのだ。さぁ、どの70にビビっと来た?
質素でも必要にして十分な装備群




今回のVDJ78トゥループキャリア(通称トゥルーピー)は中東から逆輸入された24モデル。日本仕様のような華美な装備はないが、実用性は十分。対面式のリアシートは登録できないので前席3人乗り・1ナンバー登録になる。
強烈なV8ディーゼルターボを搭載



エンジンはマイナーチェンジ前の海外仕様から採用される4.5ℓ/V8ターボディーゼル。5速MTとの組み合わせだが、それだけでも大きな魅力だ。クリーンなユーロV対応で、燃費は約10.1km/ℓ。もちろんパートタイム4WD式、前後デフロックも装備するが、ハイテクなA-TRACも標準。リアサスペンションのリーフは6枚+ヘルパー2枚のヘビーデューティ仕様。
■LAND CRUISER 79 Pick Up [2023 MODEL]


PUTデポが輸入した79ピックアップは、国内で再販されたモデルと、ひと味違う存在感。そう、オーバーフェンダー付きのワイドボディ仕様なのだ。おまけに搭載エンジンは4.5ℓ/V8ターボディーゼル。走りのパワフルさは、再販V6ガソリンモデルの比ではない!そのフロントマスクからも分かるとおり、年式としてはマイナーチェンジ前の23年モデルとなるが、上級グレードだけに、装備のほうもかなり豪華だ。ウッド&レザーを多用したインテリア、パワーウィンドウや補助ランプ&電動ウインチの装備、さらに専用リアバンパー、アルミホイールなど、一般的な日本のユーザーなら不満のないレベルだ。もちろん前後デフロックやA・TRACなど、オフロードの走りも万全。トラックファン垂涎のプロフィールだ!
PUT DEPOT

日本国内で設定されていないモデルを輸入・販売するPUTデポ。ただ車両を輸入するだけでなく、国内の保安基準に適合する改善まで行なって納車してくれる。海外のオプションパーツなども装着可能で、さり気なくオリジナリティを追求したい人にとって、これほど頼もしいお店はないだろう。
- PUT DEPOT
- 042-786-6910
- http://www.putdepot.com
- 神奈川県相模原市中央区横山2-15-5
- 定休日:毎週木曜、第3水曜