KUHL RACING LC300-SS 22″ SPEC
今年の東京オートサロンに、SUVだけで6台の車両を展示したKUHL。その中でとくに注目したいのが、35㎜オーバーフェンダーを装着したこのランクル300だ。前後のハーフスポイラーやリアウイングは昨年発売されており、本WEBでも既に紹介済み。その記事の中でも35㎜ワイドフェンダーの予告は行なっていたが、遂にそのヴェールが剥がされた。
注目すべきポイントは、何と言ってもその美しいデザイン性。ノーマルのキャラクターラインと完全に融合しており、いかにも大きなフェンダーを付け足したような印象は一切感じられない。ランクル300をよく知らない人が見たら「これがノーマルの形」と思うほど自然なスタイリングで、オリジナルのキャラクターラインを活かしつつ、まったく新しいカタチを実現している。ちなみにこのコンセプトはKUHLのあらゆるモデルに共通しており、片岡代表の「美に対する挑戦」を立体化したと言えるだろう。




35㎜ワイドを実現するが、上下の面積も大きく取ることで、フェンダーのみを誇張していないのがポイント。また下端部分をサイドステップに組み込むことで、一体感を感じさせてくれる。細かな造り込みは、さすがKUHLと言えるだろう。

また足もとにはランクル300のために専用開発した、鍛造1ピースのVERZ‐RACING FORGED VRF01Lをセット。オーバーフェンダーの装着を前提としたインセットを採用したことで、立体感をさらに強調させている。
悪戯に飾り立てず、ランクル300の上品さをさらに強調する。まさに「美の巨人」と表現したくなるような、そんな高貴な佇まいを感じさせてくれる仕上がりだ。

ハーフスポイラーにもかかわらず、フルバンパーのような絶妙なマッチングを実現。ランクル300の威風堂々とした重厚さをさらに引き出してくれる。

フロントと同じくリアバンパーにもハーフスポイラーを追加。ディフューザーと一体になったデザインとすることで、スポーティさを強調する。

リアのスタイリングに欠かせないのがマフラーカッター。大きな音を奏でるのは今の時代に相応しくないので、フィニッシャーのみ追加する。

純正スポイラーに追加する大型のリアウイング。エアロパーツはFRP製だが、強度と抜群のフィッティング性を実現するので、DIYでも装着が可能だ。
◆VERZ-RACING FORGED VRF01L

ランクル300のために専用開発したVERZ-RACING FORGED VRF01L。22インチの大きさを強調させるべく、リムの端とスポークを一体化させているのが特徴。強度と軽さを両立させるために鍛造1ピース構造を採用する。助手席側はブラックメタルを、運転席側にはブロンズクリアポリッシュをセット。ブラックで統一するなら、ブラックメタルがオススメだ。


ラグジュアリーだけでなく、スポーティな雰囲気も漂うLC300-SS。ワイドボディと22インチホイールの装着で、「究極の美しさ」が完成したと言える。
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