リフトアップして大きなタイヤを装着、更にはラックやランプを追加して…というのが、昨今の4WDカスタムの一般的なスタイル。ワイルドさを強調したい気持ちは分かるが、パーツを追加すればするほどクルマは重くなり、運動性能は低下する。「せっかくカスタムしても、クルマが遅かったら楽しくないですよ…」と語るのは、X‐Fangの開発部・宮上さんで、同社が目指すのは「見て、乗って楽しい4WD」だ。
D:5はメンバーダウン+ハイストラットクロスダンパーに組み合わせるのノーマルよりも遥かに大きな265/70R17を装着。吸排気系やミニコンなどの電気系チューニングを施し、大口径タイヤを装着しているにもかかわらず快適な走りを実現する。
一方のトライトンは、フロント2インチリア1.2インチUPで、前後バランスを取り285/70R17タイヤに変更。マーカーランプ付きマークレスグリルに変更、ボンネット上にLEDランプを追加。同社初のフラットラックや、ローリングシャッターに追加するコンパクトなアッパーラックも開発中で、ピックアップの機能を引き出すアイテムを今後も計画している。もちろん内装にはX‐Fangの顔と言えるアルミ削り出しのパーツを各種装着済み。トライトンにもチューニングは実施済みで、ミニコンやT‐Revに加えサクションチャンバーも開発中。ここからどのような進化を遂げるのか、期待せずにはいられない。
■TRITON〝X-Fang〟フィッシングスタイル
デリカで好評のクロスファング流フロントフェイスのイメージをトライトンでも踏襲。グリル部をエンブレムレスタイプ変更し、そこにマーカーランプをセット。これをフロントフェイスとしてリリース。
フロントバンパーやウインドーの上にはNIKEN製のLEDランプを装着。ルーフ上のドライビングライトはX字状にデイライトとして発光可能。バンパーに埋め込まれたLEDバーはハイビーム/アーバン/ホワイトに切り替え可能。
セキュリティ性と機能性の両方を向上させる!
ベッド部分に積載した荷物を、雨や汚れ、さらには盗難からしっかり保護するローリングシャッターを装着。シャッターを開ければ背の高い物も積載できる。スタイリングバーに備わるレールを利用して取り付けるローラーシャッター専用アッパーラックは、任意の位置にスライドすることが可能だ。
BFGの最新ATタイヤのKO3とMKW M204をコンビ。さらに見た目のオフロード感アップはもちろん、オフ走行時に実際泥ハネや飛び石からボディを守る大型のマッドフラップを装着。X-Fangで人気のカモフラ柄をトライトン用も設定。さらにカモフラ柄デカール(ワンオフ)をボディサイドに配置して全体の統一感を高めた。
X-Fangオリジナルのフロントスプリングとリアブロックでを使ってリフトアップ。フロントスプリングは2インチアップ、リアブロックは1.2インチアップ仕様として、285サイズのタイヤをインストール!さらにフロントではスタビライザーリンク変更やアッパースペーサーの装備によって、いい意味でリフトアップを感じさせない自然なハンドリングを実現する。
可能な限り高さを抑えつつ、積載量の拡大も図れるフラットラック。ノーマルのルーフレールにマウントすることで、より低さを追求する。X-Fangの製品は長期間の実走行を経て製品化されるが、テストを兼ねて釣りに出かけるために、カーメイトノロッドホルダーを装着する。
アクセルレスポンスを改善するスロットルブースターやポテンシャルを引き出すMINICON-TR。クランクケース内圧を負圧化し抵抗を減少し、トルク感を向上させるT-Revを装着。またサクションチャンバーに交換することで、さらなるレスポンスの向上を目指している実際にアウトドア用品を満載しても快適に走れる!そんな仕様を目指している。
■DELICA D:5〝X-Fang〟7.2 inch-UP
ノーマルは垂直気味なフロントマスクとなるが、グリル一体式のフェイスユニットに交換するだけで、大きく表情が変化する。エアロボンネット+ウインドディフレクターの追加で流れるようなフォルムを実現している。車高をただ上げるだけでなくオーバーフェンダーを追加することで、横方向の安定感も向上。リヤウイングやディフューザー形状を採用したリアバンパーはカーボン素材を採用し、レーシングカーのような佇まいを見せる。
オリジナルのサスペンションキットで1.2インチリフト。これにハートランドの6インチキットも追加。
インテリアだけでなくエンジンルームにもアルミ削り出しのパーツをふんだんに装着。SPYCEレーシングネットは、頭上の空間を有効活用可能。また荷崩れを防ぐネットとしても使える、一石二鳥なアイテムだ。MINICON-TRやT-Rev、レスポンスブースターなどで、ノーマル以上の走りを実現する。
アルミ削り出しパーツが得意のX-Fang。トライトンにもこのビレットアルミアイテムを用意。ドライブモードセレクターやオーディオのボリュームスイッチのほか、各部のサイドアシストグリップハンドルを用意。他に室内の頭上空間を有効活用できるスパイスレーシングネットといった人気アイテムもラインナップする。
- クロスファング by NRD JAPAN
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