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【パイオニア・カロッツェリア】カロッツェリアのサウンドカスタムを体感

人気のカロッツェリア・カスタムフィットスピーカーが、サウンド再生能力を大きく高め約7年ぶりにフルモデルチェンジした。レッツゴー4WD FES 2024で新しくなった新モデルのサウンドをチェックしてみた。
 試聴した車両は、デリカD:5とジムニー シエラ。デリカD:5は、カスタムフィットスピーカー・Cシリーズ・C1740Sをサイバーナビ(2024年モデル)でコントロールする仕様で、助手席シート下にサブウーファー・TS‐WX140DAを装備している。ジムニー シエラは、16㎝セパレート2ウェイスピーカーを楽ナビでコントロールする仕様(サブウーファー・TS‐WX400DAも追加)。いずれもトゥイーターは、車種専用の取付けキットを介してドアミラーの内側にセットしてある。新カスタムフィットスピーカーの開発者 伊藤 辰さん(東北パイオニア株式会社 事業企画部)は再生サウンドについて「スピーカーの振動板の面積を従来比5%〜10%拡大し、高さ、深さといった部分も広げたことで、躍動感のある中低域再生が可能になり、臨場感溢れる音楽体験を楽しむことができます」と話す。同サイズで従来のパフォーマンスを超えるという、ブレイクスルーを可能にしたカスタムフィットスピーカーが、デリカD:5やジムニー シエラのサウンド体験をどれだけアップグレードするのか?早速、試聴してみる。

■DELICA D:5×carrozzeria

伊藤さんが用意してくれた音源は、筆者の年齢を考慮し、耳馴染みのある80年代の超人気女性アイドルの名曲。率直な感想は、ボーカルがしっかりフォーカスされており、低域・中高域の響きが非常に心地良い、躍動感と臨場感に溢れるサウンド。サウンドルームでのハイエンドなオーディオシステムで聞く高音質なサウンドに近い印象だ。純正スピーカーの音のこもりや広がりの狭さがしっかり解消されている。このサウンドが楽しめるのなら、長距離ドライブは楽しいものとなるはず。

カスタムフィットスピーカー(トゥイーター部)/TS-C1740S

デリカD:5専用 トゥイーター取付キット/UD-K306

「ハイレゾ音源」をより解像度高く、優れた空間描写力で鮮やかな臨場感を描き出す新型カスタムフィットスピーカー。デリカD:5に装備したのは、Cシリーズの17cmセパレート2ウェイスピーカー

カスタムフィットスピーカー(ウーファー部)/TS-C1740S

20cm×13cmパワードサブウーファー/TS-WX140DA

音楽ジャンルや気分に合わせて3種類の重低音モードを選択でき、高効率な170W CLASS Dアンプの採用により、力強くパワフルな低音再生を実現する。高剛性な筐体や高音質設計により、クリアでキレのある重低音再生が可能。

サイバーナビ 9型ラージサイズ/AVIC-CQ912IV-DC

サウンドマスタークロックや高音質オペアンプなど、厳選したパーツを採用し〝サイバーナビ史上最高音質〟を実現したサイバーナビ。オーディオ機器のような細かい調整機能を備えている。

■JIMNY SIERRA×carrozzeria

純正ではこもった印象が強いが、16cmセパレート2ウェイスピーカーは、フルボリュームにしても音が割れず、高音の伸びが違い、そして、音に広がりが出た。耳馴染みのあるサウンドが、コンサートで聞く臨場感に溢れるものとなった。前作も凄かったが、新作はもっと凄かった!

■最高音質を生み出すナビゲーション(サイバーナビ)・スピーカーの秘密

カスタムフィットスピーカー

ウーファーの口径17㎝は、スペック上は従来モデルと同じだが、ウーファーの振動板の拡大など、限界まで大きさを追求している。また、トラス構造で高い強度を持たせたフレームは、多くのクルマに装着できるように適正なサイズとし、トゥイーターやネットワーク本体にもウーファーの設計変更に合わせた改良を加えてある。同サイズで従来のパフォーマンスを超えるという、ブレイクスルーとしたのが、新型カスタムフィットスピーカーである。
振動板の変更に合わせて磁気回路も設計変更がなされている。

サイバーナビ

注目したいのは音に影響するノイズ処理の徹底。ナビ関連の基板とオーディオ関連の基板を完全に分割しノイズ処理を徹底。同一基板上のノイズ源を排除するためにダイナミックレンジが広く高品位なアナログ信号の伝送を実現するオペアンプを実装し、さらに超低位相雑音タイプを新たに取り入れデジタルジッターを極限まで低減した新「サウンドマスタークロック」を搭載する。
●本ページに掲載した製品はオープン価格となります。ただし一部製品には希望小売価格が設定されています。製品の詳細についてはカロッツェリアのオフィシャルWEBをご確認ください。