【COLT SPEED】三菱自動車のスペシャリストが提案する高品質デリカ！モータースポーツのノウハウを存分に注入

ランサーエボリューションなど三菱車をメインにモータースポーツ活動を行ない、そのノウハウを市販車、あるいはデリカやアウトランダーなどSUV系車種にまでフィードバック。1ステップ上のチューニングやカスタムを展開してくれるのが「コルトスピード」だ。
今回紹介するデリカD:5、そしてデリカミニは、そんなコルトスピードのマインドと技術がたっぷり注ぎ込まれたクルマに仕上がっている。
両車とも、まず目を奪われるのは、ビジュアルの完成度の高さ。ホワイトのボディをベースに、適所をブラックに塗り分けるセンスは、ぜひとも参考にしたいところ。さらにD:5には、LINE‐X処理を控えめに採り入れているところもポイントだ。
また両車のエアロサイドバイザーは、スタイリッシュな造形はもちろん、効率的に雨滴を除きながら空気を取り入れるという高機能性も実現したアイテム。コルトスピードの各商品は三菱ディーラーでも購入できるので、新車オプションでオーダーするのもオススメだ。
見た目以上に注目したいのが、走行性能。オリジナルのリフトアップサスペンションを組み込みながら、ハンドリングと乗り心地の向上を実現するCOXボディダンパーをデリカD:5は前後に、デリカミニはフロントに装備。これまでにない、ハイスペックな走りを実現している。

■DELICA D:5

コルトスピードのヒットアイテムといえば、エアロサイドバイザー。雨を避けながらも効率的に換気を行なう。もちろんファッション性の高さも魅力ポイントだ。

エンジンルームの奥に、隠れるように装備されているのはストラットタワーバー。マスターシリンダーストッパーも付いて、ハンドリングとブレーキフィールの向上に貢献。

ボンネットの開閉を楽にするボンネットダンパー。機能性アップはもちろん、エンジンルーム内のドレスアップパーツとしても人気を集めているアイテムだ。

エアロワイパーEVOはフロントウィンドウの拭き取り性能を向上。エアロ仕様で、走行中に風を受けている時は、さらに高い拭き取り性能を発揮する。

MFオプティカルLEDブルーミラーは鏡面のみ変更。視界が約10％アップし、後方に向けてもウインカーが点灯。親水コーティングで雨の日も安心だ。

ピラー部分をカーボン柄に仕上げるカーボンピラーカバーは、リアルカーボンを採用。左右各5枚、計10枚のセットで、ブラック×ホワイトのボディをスタイリッシュに演出。

ドアノブ部分をカーボン柄でスポーティに演出するカーボンドアノブガード。左右フロントドア、左右スライドドア、リアゲート部分の4枚セット。

COXボディダンパーは、コルトスピードの専売品。ボディの前後に装着された特殊なダンパーが、路面からの振動やフレームのよじれをを吸収することで乗り心地や高速走行時のハンドリングを改善。ロードノイズの減少やクルマ酔いの予防にも効果的。

ランエボのようなハードなチューンは控えられているが、パワーブースターEVO、レスポンスブレードなどで低〜高回転域までレスポンス&トルクアップ。

マフラーはオリジナルのスーパーステンレスマフラー。控えめだが吹け上がりのいいサウンドが特徴。パワーブースターなどとの相性も良好だ。

タイヤはBFグッドリッチ・オールテレーン245/65R17。ホイールはRAYSデイトナM9+。1インチ強のリフトアップでも、このサイズを履くことができる。

オリジナルのマッドフラップもラインナップ。コルトスピードのアイテムは、すべて三菱ディーラーで購入可能。信頼と安心のパーツが揃えられている。

実際にコルトスピードのデリカD:5を運転して、印象的だったのがブレーキのタッチの良さ。効きの良さはもちろん、微妙なブレーキングでも反応する扱いやすさだ。

ユーティリティパーツで注目したいのがリアスライドトレー。ラゲッジルームに備えることで荷物の積み降ろしが格段に楽になる。ちなみに他社の一部のベッドキットとの併用も可能だ。コルトスピードではサードシートを外した5人乗り登録も承っているので、興味のある方は相談して欲しい、とのこと。

シートはレカロのSR‐Cに変更されている。座面の両脇が低いので乗降性に優れ、しかもサポートはしっかり。シートヒーター付きも選択可能。

適正なアライメントで高次元な走りを実現

約1インチ強のリフトアップコイルをベースに仕上げられているが、その特徴は適正なアライメントに徹底的にこだわっていること。フロントにキャンバーアジャストボルト、トレーリングアームとメンバーにダウンスペーサーを追加。直進安定性と操縦性、乗り心地が高次元でバランスされているのだ。

【IMPRESSIONS】レベルの高いチューニングノウハウで、デリカD:5をパフォーマンスアップ

リフトアップスプリング、アライメント調整、そしてボディダンパーまで備えたデリカD:5の走りは、直進安定性の高さと、ロールが抑制されたコーナリング時の操縦のしやすさが印象的だ。乗り心地もしなやかそのもので、たとえばコンビニ駐車場へ進入する際のギャップ越えなど、ボディをフラットに保ちながら、シャシーだけが穏やかに衝撃を受け止めてくれる感じ。欲を言えば、高速走行時にギャップを越えた際に、もう少し揺り返しを抑えてくれるといいが、専用のショックアブソーバーも開発中とのことだから、そちらも期待大だ。さらに電子制御系パーツによるエンジンフィーリングの向上や、ブレーキの効きの良さなど、トータルな走りのパフォーマンスアップは、チューナーとしてのレベルの高さを実証してくれている。