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【AUTOWAY】オフロードも、ドライも、ウェットもコスパに優れたエクストリーム R/Tを試す!

■EXTREME R/T

 マックストレックのエクストリームR/Tは、日常における快適性とオフロード走破性をハイバランスしたタイヤである。そこで、テスト車両は、スージースポーツ(東京都)がオリジナルのコイルスプリングとモンロー特注のショックアブソーバーの換装により4インチアップしたダートランナー仕様のジムニーを選択。装着タイヤサイズは、175/80R16とした。
 オンロードではタイヤパターンから想像していたよりもロードノイズやパターンノイズは小さい。乗り心地も、これだけのブロックパターンながら快適性がすこぶる高く、明確に接地感まで伝わってくる。ワインディングではしなやかなコンパウンドを採用したブロックがしっかりグリップするため安心感すら覚える。
 オフロードでは、河川敷の砂利よりも大きめの石が広がるシーンでは、走り出しでトルクを掛けすぎるとグリップを一瞬失うものの、即座にグリップを復活させて発進。同様の路面での登り坂では、あえて途中で停止してから再スタートしても、グリップを失いかけたかと思うとすぐにタイヤが路面を掴み、そして難なく登っていってしまう。モーグルではそもそもグリップを失ってしまうシーンはあまり見られず、むしろ、サスペンションを伸ばし、そして縮めながら、そのタイヤの動きに感心を覚えながら、進んでいくことができる。ラフロードで意図的にドリフトに持ち込んでもコントロール性はすこぶる高く、車両がスライドしているところでのグリップもしっかりと確保され、どのぐらいステアリングを操作すればいいかも、掴みやすかった。
 リーズナブルで、様々な走りをサポートしてくれる高い性能を備えたエクストリームR/Tは、ジムニーライフに最適なタイヤである。

テスト車両装着サイズ:175/80R16

エクストリームR/Tは、ラギットテレーンに属するモデルである。そのデザインは、マッドテレーン的であるが、ウェット性能を高めるための2本のストレートグルーブ、静粛性に気を配りショルダーブロックのサイズを変え不均等配列としたことなど、明確に日常における快適性を高めるデザインを施してある。