TOP > 記事 > 【TOYO TIRES】冒険心をくすぐる羨望のオープンカトリー!

【TOYO TIRES】冒険心をくすぐる羨望のオープンカトリー!

ドレスアップのアイテムとしても人気の高いOPEN COUNTRY。そのルックスもさることながら、過剰なまでの頑強な造りに魅了される人は多い。走りを極めんとする時選ぶのが「195R16C」のOPEN COUNTRY M/T-Rだ。サイズはカスタムに適しており、特筆すべきはタイヤパターン。通常の仕様とは異なる本格オフロード競技に耐えうるものを採用。これはオフロード走破性をより重視した設計であり、実際にトライアル競技に参戦したり、険しい林道を走るハードなジムニーユーザーに推奨。
 M/T-RのベースとなったM/Tは、不整地や泥濘地など、あらゆる路面を走破できるパフォーマンスと耐久性を有する、本格派4WDに向けたマッドテレーンタイヤである。アグレッシブかつ機能的なトレッドデザインは、悪路走破性のみならずトラクション性能やブレーキ性能の向上に寄与し、さらにタイヤ自体は、耐外傷性の高いタフネス構造を採用している。そんな実力派オフロードタイヤの兄弟にあたるのがOPEN COUNTRY R/Tなのである。「R/T」はA/TとM/Tを融合させたコンセプトで、ラフロードから街乗りまで快適な新世代のオフロードタイヤ。
 ここでは、OPEN COUNTRY人気3種の魅力を紹介する。

OPEN COUNTRY M/T

アグレッシブで機能的なパターンデザインと、過酷なオフロードレースを走破するタフネスなタイヤ構造を採用するマッドテレーンタイヤとして、2003年にデビューして以来、20年近くに渡って定番のオフロードタイヤとしてリリースされ続けてきた信頼のM/T。その間、Baja1000やダカールラリー(通称パリ-ダカ)、レッツゴー4WD(姉妹誌)でもお馴染みのアジアクロスカントリーラリーなど、開催される地域やシーンも異なる数々のオフロードレースにおいて、常に結果を出し続けてきた。そう、誕生時からオフロードパフォーマンスに妥協がない。

OPEN COUNTRY M/T-R

オフロードレース向けに設計が施されたスペシャルモデル。トレッドデザインでは、スタッガードショルダー、ストーンイジェクターをM/Tから継承しながら、センターブロックを連結させた造形を新採用。構造面では、スペシャルシリカコンパウンドと2スチールベルトによりオフロードにおけるグリップ性能・トラクション性能を、高強度サイドウォールコンパウンドは耐外傷性を、2プライハイターンアップとビードフィラー構造はトラクションや応答性、さらに高速安定性と耐久性を高めている。レース用に開発されたことを示すATTACK THE DIRTのサイド刻印を施したこともトピック。

OPEN COUNTRY R/T

トレッドはアグレッシブなショルダー部と、スタイリッシュなセンター部を備えたハイブリッドデザイン。見た目はゴツく、乗り味はしなやか。理想的なドレスアップタイヤでもあるのだ。アグレッシブなトレッドパターンから想像できないほど、オンロードでは静粛性の高さが印象的。またハンドリングは素直で、グリップレベルの高さが伺える。日常走行の快適性、操縦性はA/Tタイヤと同等と言っていい。反面、オフロードでは、そのアグレッシブなトレッドが生み出すトラクションの強さが、しっかり感じられる。少々ぬかるんだ路面の登りでも、力強く加速していくほど。

軽い・頑強・高精度で走りの楽しさを倍増!

ジムニーは、見た目も性能も硬派なオフローダーである。それだけに装着するタイヤサイズも独特なのはご存知の通り。純正タイヤでさえ、由緒正しいオフロード4WDのセオリーにのっとり、175/80R16という、いわゆる〝細身・大径〟タイヤを履いている。そこでその強味を加速させるべく、純正車高でも履ける185サイズなどのオフロードタイヤの人気は高い。
 さらに高みを目指すユーザーには、リフトアップして対地アングルを稼ぎ、アドバンテージを確保するカスタマイズが主流だ。OPEN COUNTRYシリーズは、そのような多様なニーズを持つジムニーファンのために様々な種類のラインナップを用意しているのだ。

純国産タイヤOPEN COUNTRYのキモ

オープンカントリーブランドは、高付加価値商品として仙台工場で生産されている。タイヤ生産の工程は、ゴムの混合や骨格となるコードつくるカレンダー工程、それらのサイズを整える裁断工程、ビード、サイドウォール、トレッドなどを組み合わせる成型工程、金型を用いてタイヤの形を作り上げる加硫工程、品質確認が行なわれる検査工程、そして、保管、出荷となる。再びの流行の兆しを見せるホワイトレターは、あらかじめホワイトゴムをサイドウォール内部に組み込んでおき、加硫工程後に研磨することで表面に現れる。、仙台工場で生産されたタイヤはMADE in MIYAGIを誇り、国内、海外へと出荷されていく。

タイヤの生産はおおまかにこの7つの工程を経て行なわれる。最初はタイヤになることが想像できないバラバラの素材が、成型→加硫工程を経て、ようやくタイヤらしい形になっていく。成型された生タイヤは金型に入れられ、一定時間、熱と圧力を加えることでトレッドやサイドウォールなどが刻まれ、タイヤとしての形が作られる。写真は加硫工程を終えたばかり。ちなみに、この工程を行なう工場内の温度は高く、また、湿度も高い。
●オープンカントリーができるまで
① 混合工程→② 押出工程→③ カレンダー工程→④ 裁断工程→⑤ 成型工程→⑥ 加硫工程→⑦検査工程

カリスマ〝ジムニー〟チューナーによるオープンカントリー試乗リポート!

オープンカントリーとジムニーとの相性を検証すべく、ジムニーに対して卓越したドライビングスキルを持つ、4社の〝カリスマジムニー〟チューナーに試乗を依頼。識者によるオープンカントリー2種のタイヤの印象は?

JAOS

TEAM JAOSとして国内外のオフロードレースに参戦していますが、そのマシンに選んでいるのがオープンカントリー。特に今年はBAJA1000に向けて、海外仕様のR/Tトレイルのほか、M/TとR/Tをそれぞれを徹底テストしました。M/Tはマッドテレータイヤとしてのトラクションの強さを遺憾なく発揮。深い泥のシーンでも確実に応えてくれます。一方のR/Tはオフ性能も高いのに、ドライ路面で乗りやすい。ステアリングの応答性や回頭性、ブレーキングなど、すべてがバランスされています。

FAD★STARt

相対的にタイヤが軽く、クッション性に優れているので、乗り心地がいいことが、オープンカントリーシリーズの最大のアドバンテージだと思います。まずR/Tは見た目はゴツい感じですが、街乗りも快適そのものでタイヤの減りも少ない。一般的なユーザーには激推しです。一方のM/Tはオフロードや山を走る、なんて方にはもちろんオススメです。その上タイヤノイズがとても小さいので、シティ派のカスタムオーナーでも大きな不満はないはずです。もちろん、林道走行にはピッタリのタイヤです。

OFFROAD TANIGUCHI

オープンカントリーシリーズは「どのタイヤもオールマイティな性能を発揮する」というイメージがあります。とくにR/Tはオンロードが快適で、オフロードも走れるバランスの良さがあります。しかもホワイトレターやアグレッシブなトレッドデザインなど、見た目も良くて、ジムニーカスタムに適したタイヤといえます。またM/Tタイヤについてもオフロードの走破性はR/Tよりもちろん高いですし、トレッドパターンから想像される以上にオンロードも静かで乗り心地も良好。タイヤの軽さも魅力です。

Cross-J

ジムニーサイズにホワイトレターの設定が豊富で、スタイルで選ばれる方も多いオープンカントリーですが、まずM/Tは性能の良さも際立っていて、泥にもかなり効いてくれます。その上オフローダーらしくカッコイイし、タイヤ自体も軽い。さらにロードノイズも静かなので、普段乗りでも十分快適です。R/Tはもっと普段乗りの快適性に優れ、万人受けするタイヤです。一方人気の高さから在庫が薄くなり、入荷しにくい状況に陥いることもあるので、ショップとしては早めの発注がオススメです。

  • トーヨータイヤ
  • https://www.toyotires.co.jp
  • お客様相談室/フリーコール(平日、祝日を除く)
  • 0800-3001456(フリーダイヤル) ※受付時間●9:00~17:00
  • OPEN COUNTRY WEBサイト ▶ ▶ ▶https://www.toyotires.jp/product/oc/
  • ※OPEN COUNTRYのその他ラインアップやサイズなどの詳細は、TOYO TIRESのWEBサイトでご確認ください。