アルミホイール装着における大原則である「スタイルアップもパフォーマンスアップも足もとから」を満たし、さらにオフロードに特化させたWORK発の四駆専用ホイールシリーズ『CRAG(クラッグ)』。「CROSSOVER RACING GEAR」に由来するブランド名を持ち、平地だけでなく、野原、丘陵地、森林など、舗装されていない山道やマッドなど、あらゆる地形を乗りこなすホイールであることを至上命題とするブランドだ。
その中でもレース直系のDNAを細部に宿し、同ブランドを代表するモデルが『T‐GRABIC(ティーグラビック)』。そこから『T‐GRABIC2』を経てさらに強靭となり、新たな機能美を得たのが、今回デリカD:5とマッチングした6ツインスポークデザインを採用した『T‐GRABIC3』だ。
オフロードレースのノウハウが随所に盛り込まれたホイールであり、砂の排出性や衝撃に耐える強度、タイヤを保持する性能など、どのディテールにも意味がある。例えばツインスポークの外周部には設けたトラス形状(トラスフレーム)は、ホイールの剛性を高め、強度を確保する役割を担いながらTG33独自のデザインを演出している。
一方、デリカミニに装着して注目なのが『CRAG CKV(クラッグ・シーケーブイ)』。軽SUVや軽トラ・軽バンにターゲットを絞った4H‐100のみ(14/15/16インチ)の設定だが、圧倒的なアグレッシブさを誇る。
そもそもすべてのCRAGホイールにはオフロードボトムの王道テイストと、確かな走れる性能がある。このCKVの8交点メッシュデザインにおいても、ディッシュをイメージさせる骨太な意匠を採用。また、T‐GRABICで追求してきたリアルなビードロックリング形状は、斬新なアピアランスと質感でしっかりと踏襲されている。
◆CRAG T-GRABICⅢ
カラーは各サイズに2種類。定番のマットブラックのほか、独立したスポークに天面ポリッシュ加工を行なったブラッククリアグレーを設定。今までにないCRAGのカラバリエーションで、その世界観を広げている。
6ツインスポークデザインを採用し、スポークをリムに差し掛かる直前に落としたコンケイブ形状とすることで、足長感を披露。ツインスポークより1段下の外周部には、独自形状のトラスフレームを設定。これはT-GRABICⅢのデザインを演出するだけでなく、ホイールの剛性や強度の確保にも貢献している。
実はT-GRABICⅢは、これまでのシリーズがアイデンティティとして採用してきたビードロックリングテイストから一変、アウターリムフランジはスッキリとした仕上げ。リムフランジより内側に、ピアスボルトホールに見立てたディンプルのみを配置した。
レッドラインを採用したオーナメントのセンターキャップでデザイン性を向上。シンプルに美しく演出する。
◆CRAG CKV
CKVは、上下左右バランスの取れたシンメトリーな8交点メッシュデザインを4Hサイズに合わせて最適化。アクティブかつ軽快な足もとを演出する。
ポイントのひとつがT-GRABICから踏襲される、ビードロックリングデザインを取り入れたアウターリムフランジ。フランジが重くならないようにミゾ加工を施し、アクセントのディンプル加工も与えて、武骨さと洗練された雰囲気を両立している。
デザインリングを貫通するスクエアデザインウィンドーを2カ所に配置して、ストレスフリーなエア充填が可能。機能的なデュアルアクセントとしている。
「WORK」ロゴを配したセンターキャップは光沢のあるグロスブラック仕様。センターロックテイストを取り入れた存在感のあるギアデザインが、全体を引き立てている。
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