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【PUT DEPOT 】待っていても手に入らない国内仕様。海外仕様なら必ず70に乗れる!

 世界各地で、多くの人々の生活を支えるランドクルーザー。各地の気候や使用状況に合わせ様々な仕様が設定されているのはご存知だろう。それらの多くは「はたらくクルマ」と表現するのが相応しく、実用性を追求したものがほとんど。そんな国内仕様とは異なるネイキッドなランクルを逆輸入し販売するのが、PUTデポだ。
 今回紹介する2024年モデルのVDJ78は、国内仕様と同じ内外装に変更した最新モデル。国内では販売されていない通称「トゥルーピー」と呼ばれるロングモデルで、搭載エンジンはV8・4500ccのディーゼルエンジン。その圧倒的なトルク感は「これぞ四駆!」と思わせてくれる程で、近年の小排気量化が進む4WDとはまるで別次元の走りと言える。
 代表の金原氏によると「日本に逆輸入してから国内の保安基準に適合させたり、排ガス検査で時間は掛かりますが、待って頂ければ必ず手に入ります!今回のマイナーチェンジで海外にもAT車が設定されましたし、国内にはないV6・4000ccのガソリンAT車の輸入も計画中です。海外で販売される魅力的なランクルが欲しい方は、是非ご相談下さい」とのこと。現時点では契約から納車まで2年程度掛かる見込みではあるが、手に入るか不透明な国内仕様を狙うよりも堅実な選択かも知れない。
 流行でランクル70に乗るのでなく、自分のライフスタイルに欠かせないクルマ!…そう思える人なら、迷うことなくPUTデポの扉を叩く事を強く推奨したい!

VDJ78L

2024年のマイナーチェンジで、海外仕様もフロントマスク、ボンネット、ドアミラー形状が変更された。なおこのVDJ78は中東仕様だが、サイドステップがアルミ製からスチール製に変更。また雨樋部分のメッキモールがなくなり、質実剛健さが強調されている。
今回の改良でフロントバンパーに合わせ、リヤバンパーがガンメタに変更。またサイドステップはブラックのスチールとなり、強度もアップしている。またブレーキランプなどは従来の位置のままとなっている。タイヤはダンロップのSP QUALIFERE(225/95R16C)で、スチールホイ―ルながら空気圧センサーを標準装備する。サスペンションは従来モデルと同一で、メインリーフ+5枚+ヘルパーという構成で、重量物の積載にも耐えられる仕様となっている。なおリヤサスペンションには、スタビライザーも標準装備されている。
国内仕様のGDJ76はLEDヘッドランプとなるが、このVDJ78はオーソドックスなハロゲンバルブを採用する。また中東ではミリ波レーダーは搭載されておらず、カバーで塞がれている。
国内ではこれまで投入されていないV8・4500ccのコモンレール式ディーゼルエンジンを搭載する。シングルターボを装備しており、大きなボディを気にする事なくグイグイ加速できる。また従来モデルはボンネットにインタークーラー冷却用の大きなダクトが設けられていたが、今回の改良で、ボンネット裏にエアインテークが装備されている。
インパネの形状は大きく変わらないが、ルームランプやエアコン下のスイッチ類のデザインが変更。フロントシートはベンチタイプで3名乗車が可能。ステアリングコラムの右には前後デフロックや、国内仕様にはない空気圧センサーのスイッチが備わる。
彼の地では、無給油のまま長距離を走らなくてはならない状況も有り得るので、運転席真下のメインタンクの他にリアにもサブタンクを備えている。このため給油口は2か所となる。また国内仕様のようなアドブルーの注入口は存在しない。トゥルーピーにはシュノーケルが装着できるように、最初からピラー部にハードポイントが設けられているのだ。

PUT DEPOT

トゥルーピーやショートなど、国内で設定されていないモデルを輸入・販売するPUTデポ。ただ車両を輸入するだけでなく、国内の保安基準に適合する改善まで行なって納車してくれる。中東などのオプションパーツなども装着可能で、さり気なくオリジナリティを追求したい人にとって、これほど頼もしいお店はないだろう。