拠点はあくまで北海道札幌市だが、そのクルマ造り、カスタマイズ手法には、全国に多くのファンを持つ「モーターレーベル」。未開の大地や酷寒を走るために鍛え上げられたカスタムは“本気”の完成度。とくにランドクルーザーのユーザーたちがシンパシーを感じてしまうのは必然といえるだろう。
そんなモーターレーベルが今回、推奨するのはランドクルーザーHZJ77。ベース車は1994年式のセミロングの1HZディーゼルエンジン搭載の前後リーフリジッド仕様のナナマルだ。30年前のビンテージの域に入っている車両だが、モーターレーベルの手にかかると、古さを感じず、むしろ新しく感じてしまうらか不思議だ。モーターレベルでは、クルマ一台一台が持つ雰囲気を活かして作成することを心がけており、このナナマルのは「オーバーランダー」スタイルをコンセプトに、フィールドでもアーバンでも映えるものとしている。
オリジナルのベージュにオールペンされ、リフトアップを施し、ARBバンパー、ARBベースラック、ADAルーフテント、ADAサイドオーニング270、FETフォグライト、レッドラインオーバーフェンダー、トレイルキットロトパックスなどを装着して、ヨンクらしいスパルタンさと、イマドキのオーバーランダースタイルが見事に融合している。パーツ選びにセンスが光る、理想的なナナマルとなっているのだ。






