安全と信頼を担保しながらロードハウス流スタイルへ
時代の変化に合わせてクルマもカスタムスタイルも日々変わり続けているが、カスタムの名手・ロードハウスがモットーとするのは「4WDの力強さを一層引き出すカスタムを実現するということ」。具体的には車高をアップして、より大きなタイヤを履く「ザ・四駆」と表現できるスタイルを構築する。いたずらに車高を上げるのではなく、ワイドボディ化して、見た目のバランスと走行安定性能もしっかりと追求している。ここで披露されたランドクルーザー250のイラストは、そんなロードハウスのカスタムと新型ランクルが融合した姿。つまり、今後のロードハウスが行なう250カスタムの未来予想図で、クルマを単なる移動手段にするのではなく、頼もしい〝唯一無二の相棒〟へと進化させるプランだ。
ロードハウスが昨今打ち出しているのは、使い勝手とバランスを重視したちょい上げ仕様の〝KADDIS AR4〟と、タフ＆ギアを詰め込んだ4インチ以上のリフトアップをした〝KADDIS エクストリーム〟という2つのカスタムスタイル。異なる仕様を提案することで、様々なユーザーの要望に最適解を用意している。ランクル250においてもそのセオリーを崩さずに、まずはAR4スタイルでカスタムを提案。リフトアップとタイヤ変更はもちろん、近年の〝オーバーランダースタイル〟の火付け役といっても過言ではないKADDISルーフラックの最新バージョンである薄型フラットなラックを中心に、ルーフの上のキャリングギアを最大限活用するためのリアラダーやステップの開発は決まっている。さらに独創的なアピアランスを生み出し、軽量化にも貢献できるFRPパーツも同社の得意メニュー。タイヤを大径・肉厚化した際にそれをしっかりと飲み込む定番のワイドフェンダーのほか、USテイストに溢れたルーフマーカーランプや、走行パフォーマンスに好影響を与えつつ、エッジの効いたスタイルを構築するエアロボンネットなども開発予定だ。
さてガソリンとディーゼル、そして角目フェイスと丸目フェイスの両方を発注済みとのことで、もちろん納車の状況次第だが、年内にはカスタムに着手する予定だとか。しかもそのうち1台は、ロードハウスの藤森さんが実際に乗るという。これまで4インチアップのエクストリームスタイル150プラドに乗っていたが（デモカーとしても活躍した）、ランクル250を自分の愛車として乗って使っていく中で、自分が（つまり250のオーナーだった場合に）欲しいアイテムや、思い描くカスタムパーツのアイデアを探っていくという。そう、今回KADDIS AR4スタイルとして公開されたランクル250はあくまで現時点でのイメージ。十分カッコイイが、現車のランクル250と実際に対峙しながらカスタムしていく中で、実際に具現化されていく性能と利便性、機能美を追求したリアルな姿にはかなわないだろう。ちなみにロードハウスとグループ企業でもあるエルフォードとも積極的に手を組み、グループ全体で、今後も安全部品の開発や安全なカスタムを創造していく。
そう、ロードハウスではKADDISパーツを選んでくれるユーザーに安心してパーツを使っていただける担保であり、信頼性の証として、実用新案の登録や特許取得済みの機能部品を開発。そして実際にそれをユーザーに向けて販売している。それだけを聞くと真面目でかしこまった大人しいカスタムになってしまうのかと思うが、そうではなく安心して使えるのに派手でワイルドという、これまでロードハウスが培ってきたトガったカスタムを捨てるわけではない。もちろん車検に対応可能であることは必須として、さらに極力ボディに穴開け加工せず、ボルトオン装着といったことを積極的に取り組んできたが、改めて徹底していくとのこと。
そして、ロードハウスのカスタムのテーマでもある「新しいライフスタイルを提案する」ためのカスタムを推し進める。それは250を選んだ上でさらにカスタムをしたいと思ったユーザーであるならば、やはり今までと違った〝新しいスタイル〟を望んでいるはずだから。それを広げてさらにサポートしていくというのだ。そうして第1弾のカスタムとなるAR4スタイルをつくりながら、第2フェーズとして、ロードハウスの代名詞的カスタムでもあるKADDISエクストリームスタイルの開発ももちろん同時進行する。そう、これまで通りのAR4とエクストリームの2本立てというスタイルは揺るがない。「まだ少し先の話になってしまいますが、AR4スタイルもエクストリームスタイルも、僕らのできる最高の〝250〟をつくっていきます！」と、上手くいけば年内中に〝250〟の開発に着手する藤森さんは力強く語ってくれた。
- ロードハウス
- 048-963-7600
- https://www.roadhouse.co.jp
