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【WORK】あらゆる地形を制するという宿命を背負うT‐GRABIC、その第三の矢はレーサー塙選手のノウハウを随所に盛り込む「CRAG T-GRABICⅢ」

◆CRAG T-GRABICⅢ

数多くのモデルをラインナップしているWORKだが、各モデルはそれぞれにしっかりとしたコンセプトを掲げて開発に至っている。その中でも『CRAG(クラッグ)』はオフロードに特化した、WORK発の四駆専用ホイールブランドであり、レース直系のDNAを細部に宿したファーストモデル『T‐GRABIC(ティーグラビック)』は、あらゆる地形を制する必要があるBAJA1000参戦マシンが装着していた、ワンオフ鍛造のシグネチャーモデルを基に誕生している。そこからフィードバックされたシグネチャーモデルを踏襲した市販品をより強靭に、そして新たに機能美を得たのがこの『T‐GRABICⅢ』なのだ。

マットブラック

ブラッククリアグレー

オフロードレーサー・塙郁夫選手のノウハウが随所に盛り込まれたオフロードホイールであるがゆえ、例えば砂の排出性や衝撃に耐える強度、タイヤを保持する性能など、どのディテールにも意味があり、ツインスポークの間には新たな試みとしてトラス形状(トラスフレーム)を組み込むことで剛性を高め、全体の強度を確保する役割を担いながら、独特のデザインを演出してくれる。ちなみにT‐GRABICのネーミングには「あらゆる地形を走る上で、重力や衝撃を制する」という意味が込められ、名実ともにタフなイメージを裏切らないモデルに仕上がっている。

T-GRABICとT-GRABICⅡのアウターリムフランジにはビードロックリングデザインを採用してきたが、T-GRABICⅢではこれを見直してシンプルな造形としている。このリムフランジより少し内側に、ピアスボルトホールに見立てたディンプルを配置することで、よりデザインテイストの強いホイールへとフィニッシュしている。
レッドラインを採用した新設定のオーナメントはT-GRABICの無骨なレースイメージを一新し、ホイール全体のデザイン性を向上。安全基準の証(VIAやJWL)やWORKロゴはあえてP.C.D.周辺に配置することで、リムフランジ外周部をシンプルに美しく演出している。