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【ELFORD】ボディメイク巧者・エルフォードこその150プラドのカスタムスタイルを実現

数々のエアロスタイルで4WDユーザーを魅了してきた『エルフォード』だが、後期型150プラドだけでも、ボディキットは多種多様。そう、フルバンパースポイラー、ハーフスポイラーのほか、独自の展開がある。
 一般的なエアロパーツはノーマルボディへの装着が前提で、純正オプションとの共存はあり得ない。ただし150プラドは純正エアロ装着率も高いため、エルフォードではTRDエアロやモデリスタエアロにアドオンして、装着した純正エアロを活かしながらオリジナリティを高める手法も提案する。
 そんなエアロスタイルの立役者のエルフォードだが、〝ホイールサプライヤー〟としての顔も持ち、ホイール単体履きでも良いが、当然自社のオリジナルエアロパーツとの同時装着にもアリなホイールを多数ラインアップ。今回取り上げるのは、性能と見た目の美しさの融合と“ プラド専用ホイール”をコンセプトとする2×5スポークのホイール『ソニックアート』だ。
 足もとを支えるホイールは、デザインだけでなく性能面でも優れていなければならないが、それらを満たすエルフォードの回答が、鋳造製法ながら鍛造並の軽量ホイールを実現できるフローフォーミング製法にある。結果、22インチという大口径サイズにして、1本約13.4㎏(ホイール関連パーツ類を含む総重量)の軽さを達成!もちろん剛性、耐久性も高レベル。
 また、ホイール自体の美しさを保つための塗装品質にもコダワリがある。降雪などの日本の厳しい条件での使用を踏まえ、防錆性のある特殊なパワークリア塗装によって、「塩水腐食耐久試験1000時間」をクリアしている。
 さらにこのソニックアートが新たな機能的側面を加えて、改良されている。それがエルフォード独自の特殊ホイール機構である「アンチエアリークシステム(特許取得済み)」を採用したこと。その構造やメリットなど、詳細は下記を参照して欲しい。
 性能面のブラッシュアップは、もちろん、見た目もスポーティかつ華麗。これは150プラドに装着ターゲットを絞ったことで、22インチという数値以上に見える大径感のアピアランスを披露できているから。それは、まさに芸術品のような姿とさえいえよう。

5態以上のスタイルで彩るエルフォード流プラド・カスタム

ELFORD 150プラド フルバンパースタイル

ELFORD 150プラド ハーフスポイラースタイル

ELFORD 150プラド モデリスタエアロ・アドオンスタイル

ローダウン&エアロSUVというカスタムを提唱してきたエルフォードだが、ここでソニックアートとマッチングしたのは、後期型150プラドの代表的カスタムスタイルだ。ホワイトは、レクサスのスピンドルグリルをモチーフとしたデザインのオリジナルのフロントフルバンパー仕様。リヤにももちろんマフラーレスルックのフルバンパーを装着する。一方ガンメタプラドはハーフタイプながらフルバンパーに迫るイメージチェンジを図れるフロントハーフスポイラーを装着した仕様。そのリヤにはサークル左右4本出しマフラーとハーフスポイラーのセットでボディメイク。これ以外に純正・モデリスタエアロやTRDエアロにアドオンするボディキット、ワイドフェンダー装着のリフトアップ仕様まで、5パターン以上のエルフォードスタイルが存在している。

エルフォードではエアロ装着のプラドをよりワイド&ローに見せるための20㎜オーバーフェンダー等も設定。これに対してハブセントリック付きスペーサーをリリース中。例え後からオーバーフェンダーを追加したとしても、ソニックアートをツライチにセッティングすることが可能。

◆SONIC ART

軽量感のある2×5スポーク形状を採用するソニックアート。リム最外周部からセンター部へ落とし込むコンケイブ形状により、見るからにスポーティなツインスポークがさらに伸びやかなイメージに強調されている。またスポーク自体に〝段〟を設けた上で、その天面を切削加工することで、よりシャープな印象を与えている。
P.C.D.139.7でセンター部の大きなプラド用ホイールは、そのナットホールが影響してデザインが制限されがちだ。そこでプラド専用のホイールであるソニックアートは、ナットホールがデザインに影響しないようにデザイン性を重視したセンターカバータイプを採用。また徹底的な軽量化と質感の向上を目指し、センターカバーやエアバルブにアルミ製を採用している。

エルフォードの特殊ホイール機構を新採用!アンチエアリークシステム

アンチエアリークシステムとは、ホイールに設けてある通常はフラットな形状のビートシートにエア漏れを防ぐリブ(突起)を設けた特殊機構。タイヤのビート(タイヤをホイールに留める部分)とホイールのビートシートとの接点を増やすことで、より強固にタイヤを抑える機構だ。このシステムによって、扁平率の低いタイヤに多く見られる徐々に空気圧が下がっていくスローパンクチャーや、オフロード走行でタイヤが変形した場合に起こるビートアイシング現象、さらに万が一リムを破損した場合でも、タイヤ内の空気がタイヤとホイールの勘合部より漏れるのを防ぐことができるまさに画期的なシステムだ。2023年10月11日に特許を取得済み。