【ROAD HOUSE】高さと幅のバランスを熟慮し他を圧倒する唯一無二の存在感を実現
ロードハウスのカスタムは、リフトアップを行いノーマルよりも大きなタイヤを装着した「ザ・四駆」と表現すべきスタイル。だがいたずらに車高を上げるのではなく、ワイドボディ化によってトレッドを拡大。見た目のバランスと走行安定性も追求している。
それを実現したのは、ロードハウスが長年に渡って提案し続けているボディアップマウントシステム(実用新案登録)。一般的なボディリフトと異なり、マウント部を持ち上げる事でロール感の増大を抑制。さらにフロントのコイルスペーサー、リアのリフトアップスプリングの併用で大幅なリフトアップを実現。これらによって、35インチのATタイヤの装着を可能としている。これに加え、前述したワイドボディキットを装着する事で、ワイドトレッド化も実現。スタイルはもちろんだが、カスタムを行っても走りの安定性は決して疎かにしていない。
足回り以外では、アウトドアでの実用性を高めるためにルーフキャリアやリアラダーを追加するが、極力高さを抑えたデザインとしており、ノーマル車高に装着した場合2.1mの立体駐車場に入場できるように設計されている。また後席部分だけ下げたサイドステップは、ボディサイドの保護と乗降性を見事に両立させている。一見するとアグレッシブさに目を奪われがちだが、名だけでなく実もあるカスタムだと断言したい。
■KADDIS XTREME LAND CRUISER 300
中央とサイドにダクトが設けられた、ロードハウスのエアロボンネット。軽さ、冷却性、スタイルと三拍子揃ったアイテム。
サイドシルの保護に加え、後席の乗降性を追求したサイドステッププレミアム。ファミリーユーザーには欠かせない装備だ。
ノーマルフェンダーをそのままワイド化デザインのワイドボディキット。片側60㎜ワイドとなり、ノーマルとは比較にならないほどボディサイドに立体感を与えてくれる。
エルフォードのスプリット4本出しマフラーは、リフトアップ分パイピングを加工。
ボディアップマウントには、フロントのスキッドプレートパネルもセットされる。
傷付けやすいドアハンドルポケットに、カーボン調のプロテクーでしっかり保護。
リフトアップを施しても操縦安定性はノーマルと変わらないレベルを維持するボディアップマウントを装着。フロントにはスペーサー、リアはスプリングも交換。またラテラルダウンブラケットも装着することで、より自然なサスペンションの動きを実現している。
エルフォードのフットレストを装着し、安全かつ快適な運転姿勢を促す。また独自のセキュリティシステムをロードハウス店頭でのみ施工している。
ヘアラインで仕上げられ、独特な光沢が美しい22インチのランスロット。大径ホイール+35インチのATタイヤという、今までにないスタイルを提案する。
ルーフを覆い尽くすほど大きなルーフキャリアは、積載量を優先しつつ、実用性も重視した形状を採用。サイドオーニングのアタッチメントやディフレクターも開発予定だ。ルーフ先端にはマーカーランプも装着する。
■KADDIS XTREME DELICA D:5
ランクル300と共に展示されたD:5は、デリカミニのオレンジでオールペンを実施。また多彩なオリジナルパーツを装着した事で、見事SUV部門・優秀賞を受賞!
エクステリアはすべての面に手が加えられており、まさに完成されたスタイルと言えるだろう。オリジナルのスプリング&エナペタル製ショックアブソーバーを組み合わせ、快適な走りも追求。なお、フロントのストラットはセミアップタイプをベースに開発。これにより、今までよりも1サイズ大きな265/75R16タイヤを装着しているのがこのデモカーの見所と言えるだろう。