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ハイラックス

2024.03.15

【EXIZZLE-LINE】バランスや美しさを徹底的に重視、不可能を可能とするカスタム!

ホワイトと蛍光イエローグリーンとブラックの配色が見事なスタイリッシュ仕様!

ライノラックやROAMのストレージ、さらにはタイヤ&ホイールや様々なカスタマイズパーツを取り扱うエクシズルライン。日本のみならず、世界各国のカスタマイズパーツを販売するが、車検や安全性を重視しその品質を吟味する確かな審美眼を備えている。そんな同社は今年も様々な4WDを東京オートサロンに出展したが、その中で一際個性的に見えたのがハイラックスだ。
 デモカーを製作したのは大阪のサンヤード。かつてはセレナの専門店であったが、元々プライベートでFJクルーザーを所有していたこともあり数年前から本格的に4WDのカスタムに参入した。だが、右も左もアースカラーのボディ色にマットブラックのパーツばかりで個性が感じられない。そこでタコマックスのフェイスキット&オーバーフェンダーを装着するが敢えてボディ同色にペイント。差し色は蛍光イエローグリーンを施し、泥臭さを微塵も感じさせないスタイルを実現している。
 一見すると非常に派手だが、実用性も重視しタイヤサイズは33インチをチョイス。「普段から乗れるカスタム」がサンヤードのポリシーだが、それを決して崩さずに個性を最大限に追求。余談だがボディサイドの山脈はテープを使って試行錯誤した末に完成したもの。またレイトナーのカーゴシステムは通常3個だが、そこに4個BOXをセット!スタイル追求に決して妥協はなく、見えない拘りが凝縮されているのだ。

タコマックスフェイスキット

USトヨタのタコマのマスクをモチーフとしたタコマックスフロントフェイスキット。グリルとバンパーを一体でデザインすることで、ノーマルのイメージを激変!もちろんトヨタセーフティセンスのセンサー類の移植もできて、車検や安全性にも配慮。また大径タイヤと干渉しないショートバンパー的フォルムを採用するため、今回のデモカーのようにリフトアップしてタイヤサイズを大きくする場合にも最適だ。後期用だけでなく前期用のフェイスキットもラインアップ。
フェンダー部分を全く新しいラインに見せる、タコマックスオーバーフェンダー。片側35㎜ワイドで、ワイドタイヤや深いホイールのセットが可能。材質はFRPで、ボディ加工不要で装着できるのも嬉しいポイント。
サイドステップはタコマックスボディキットと同様に、リヴァイオフロードの製品。これにラプターライナーを施工し、腰下にブラックを加えることで引き締める。

フロント

リア

サスペンションはジャオスのBATTLEZリフトアップセットVFCAver.Bをチョイス。これにミニッツのボディフリフトキットを組み合わせて、4インチのリフトアップ。タイヤ後方のボディマウントを調整することで、33インチタイヤを履きながらステアリングを目一杯切ることができる。
ドアミラーやドアノブ、アンダーガードやルーフランプなど、各部に蛍光イエローグリーンの差し色を追加。KCランプのカバーはあえて艶あり塗装し、中央ロゴ部分は塗装でなく印刷で表現した。
リフトアップやタコマックスフェイスキットと片側35㎜ワイドのタコマックスオーバーフェンダー、アライメント調整などにより、モンスタRTハイブリッドの33×12.50R18が装着を実現。ホイールはFORCEのDENALIでボディの差し色に合わせてインサートカラーを蛍光イエローグリーンに変更。33インチタイヤを選んだ理由は、285よりワイドに見えることや実用性と走行性能を考慮してのこと。カスタムしても普通に乗れる…!それがサンヤードの提案するスタイルだ。
圧倒的な存在感を主張するエクステリアに対し、インテリアは落ち着いた雰囲気を演出。グレイスのシートカバーで高級感がアップ。
キャビンの上にはライノラックのルーフラックをセット。オーニングとサンドラダーが美しく並ぶ様に取付け位置を調整し、トータルバランスにもこだわる。前後のラックの高さをしっかり合わせることで、 SUPの様な長尺アイテムの積載も十分可能だ。

運転席側にはレイトナーデザインの小型のギアボックスやシャワーとして活用するハイドロポッド、さらにロトパックスのガソリンパックとウォーターバッグを装備。メーカーでは3個の装着推奨だが、隙間が空くと不格好なので4個装着。さらに助手席側は大型のギアボックスを搭載し、荷物の整理整頓に活用できる。 ベッド部分にはDECKEDの大型ドロアーシステムを搭載。奥に積んだ荷物も簡単に引き出すことができで、本体の上に様々な荷物を載せることも可能(約900kg の耐荷重を確保)。引き出しの中には専用のBOXもセットされており、大小様々なアイテムを綺麗に収納。ゲートの内側にはテールゲートテーブルを追加しており、まさにアウトドアで楽しむためのクルマといえるだろう。
ベッドの上の空間を有効活用できるように、レイトナーデザインのカーゴシステム&BOX類を装着。またフレーム上にもACSのルーフプラットフォー ムを装着。そこにレイトナーデザインの大型のストレージボックスを装備するが、同一ブランドかと思うほど長さがピッタリで、積載能力を格段にアップできる。ルーフに積んだ荷物が崩れる心配もなく、雨で濡れることもないので、安心してドライブに集中できるのだ。